熱中症対策」タグアーカイブ

パラソラ的日傘の選び方

こんにちは。今日もいいお天気ですね。

昨日の続き、お客様からいただいた質問にお応えしていきたいと思います。
「熱中症対策でお医者様から日傘を差すように言われたのですが、ネットで日傘を検索すると情報がたくさんあり過ぎて何を買っていいのかわからなくなってしまいました。みなさんどんな基準で選んでいるんでしょうか。」

サイトを検索すると色々書いてあるので迷いますよね。

例えば、
紫外線対策にはUVカット生地を。色は白より黒を。
暑さ対策なら黒より白を! あら逆になった。
外が白で中が黒なら最高! ん〜、なるほどそう言うことになりますね。

でもそんな日傘探すのた〜いへん。
このページにたどり着いた方なら、この辺のことはワタシよりもきっと詳しいはずなので、パラソラからは違った視点からご紹介してみようと思います。

まず、選ぶ基準は皆さんそれぞれで良いと思います。紫外線が気になる人、持ち歩くのがおっくうなひと、お洒落で人と違ったものを持ちたい人。一目惚れで選ぶのももちろんアリです。

紫外線に関しては、専門家ではないのでどこまでカットできるのか、科学的に根拠があるのかないのか、正直わかりませんが、言えることは反射光に関しては日傘では避けられません。もし紫外線を徹底的に排除したければ外に出ない。そして曇りの日も日傘をちゃんと使うこと。気象庁のホームページでも日焼け止めや長袖を着用してガードすることを推奨しています。

なので、日傘は補助的に使ってもらって、涼を感じてもらえるといいかなと思っています。因みに紫外線は目からも入るのでサングラスが効果的だそうですよ。

では具体的に、どんな日傘がお勧めかと言うと、
ワタシなら軽くて見た目にも涼しい日傘を選びます。触り心地がさらりとして、夏服とコーデしやすいもの。紫外線を重視しすぎて日傘だけ冬みたいになるのはいただけない。暑さ対策を第一に、日陰を持ち歩くつもりで選びます。

だから重いものもNG。暑い日に重い日傘きついですよね。考えただけでも手が汗ばんで来ちゃいます。反対に軽くても華奢で風で飛ばされそうな日傘や、細過ぎるハンドルも選びません。手首の負担が全然違うんです。風に煽られたことある方なら想像つきますよね。ギュッと握れるの大事です。

沢山日傘を作っていて、「自分でも差したいな」と思うのは決まって触り心地のいい素材。同じ素材でもぼってり重いものとさらりと涼しい触り心地で随分違うんですよ。暑い日には糊のパリッと効いた浴衣や洗いたてのアロハシャツ、気持ちいいですよね。風がすぅっと通り抜ける素材が好きです。涼しい日傘は自然と出番も増えてきます。

通勤に使われる場合はまた基準が違いますよね。コンパクトで軽いもの、晴雨兼用もいいかもしれません。TPOに合わせて何本かあると便利だと思います。

また熱中症対策には男性にもお勧めです。外回り、少なくなっているかもしれませんが一度日傘を使うと涼しさにきっとびっくりします。折りたたみをカバンに入れておくと重宝します。

「究極の1本を見つけたい!」「日傘選びに失敗したくない!」って思うあまり慎重になってしまうのかもしれませんが、日傘は消耗品、ファッションと一緒です。どんなに素敵でも日焼けもするしUV加工も落ちてきます。お店屋さんはいいものお勧めする時セールストークで言いますけどね。「一生ものですよ。」って。😚確かに何十年も同じ日傘を使ってますけど、それにはお手入れのしやすさも大事です。

ぜひ参考に素敵な日傘を見つけてくださいね。

今日の日傘は外側は白ベース、内側はブルーベースの薄い生地を2枚張っていて柄が透けて重層的に見えるようにデザインしました。外が白で中が黒い傘も、この張り方で時々作っています。

それではまた!

2020年5月8日

ソーシャルディスタンスに日傘を

みなさんいかがお過ごしですか?
家に閉じこもってばかりいたら、いつの間にか緑が綺麗な季節になりました。自然はこんな時でもいつも通り、四季はちゃんと巡ってきますね。日傘の恋しい季節になりました。

今年は日傘の展示会も “先の見えない先送り”、外出自粛で日傘の出番もめっきり少なくなりそうで、夏が勝負の日傘屋、どうしたものかしらと思っていたんですが、友達からこんな話を聞きました。

「ソーシャルディスタンスの観点からも日傘が役立だつらしいよ。」

確かに!少なくとも日傘をさしていると1mぐらいは離れないといけません。今まで「人混みの日傘は迷惑」と嫌う方がいらっしゃったのも当然です。密度の高いところでは確かに迷惑。通勤時、日傘をさしたくても肩身の狭い思いだった方も多いと思います。

ところが逆を返せば、人混みを避けるために一役買ってくれるということです。二人でさしていたら自然に距離を保つことができます。やむを得ない外出時も日傘をさしていれば、途中で親しい人に出会ってもちょっと安心。スマートに人との距離をとれるのでそれだけでもストレス軽減されますね。なるほどぉ。

いままで日傘をさしたことがなかった方も、「今年は日傘差してみようか」と思ってもらっているかもしれませんね。すっかり手が止まっていた日傘活動、(活動じゃなく仕事です)やっとやる気が出てきました。

と、そんな折り、お客様からこんなご質問をいただきました。
「熱中症対策でお医者様から日傘を差すように言われたのですが、ネットで日傘を検索すると情報がたくさんあり過ぎて何を買っていいのかわからなくなってしまいました。みなさんどんな基準で選んでいるんでしょうか。」

悩みますよね。紫外線のこと、暑さのことなどなど。ネットを見れば情報の嵐。明日はそんな日傘選びのアドバイスをご紹介したいと思います。

それではまた!

2020年5月6日