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夏休みの日傘

暑い日にはやっぱり爽やかなのが一番!ということでミントカラーの日傘のご紹介です。

今日の日傘、実は昨年オーダーいただいた日傘なんですが、今日の気分にピッタリだったのでご紹介しました。ミントカラーを使った大胆なデザインは、パキッとして暑い日には清涼感抜群です。そして太陽の光をいっぱい浴びていても日傘の中は柔らかな青い光に包まれて、爽やか涼やか。

もう夏休みの人も、もうすぐ夏休みの人も、お出かけ先で、いつもの日傘じゃちょっと物足りないと思ったら、こうした綺麗な色の日傘、おすすめです。南国の青い空の下でも緑に囲まれた高原でも、インスタ映え💕間違いなしです。一度使ってもらうとわかるんですが、日傘って結構大きいので素敵な日傘をさしていると気分がすごく上がるんです。『おしゃれなワ・タ・シ』な感じ?(笑)ぜひお試しを。

夏休み、旅先でステキな生地に出会ったら、日傘用にもぜひ一枚。「生地は買いたいけど使い道ないし〜」なんて今まで諦めていた方も、今年はオリジナルの日傘の生地を探してみてはいかがでしょう。デザイナー目線で歩くときっといつもと違った旅を楽しめると思います。小耳に挟んだところでは「旅先でこれも日傘に、あれも日傘に…」と日傘病にかかることもあるそうなので、くれぐれもお気をつけくださいませ😚

 

パラソラは8/10〜18 夏休みいただきます。

2019年8月6日

インド綿の日傘

今日の日傘はパラソラで販売している日傘。

縫ったことのない生地を見つけると購入して日傘にしてみています。オーダーをお受けするときになるべく「張ったことがありません」というのは避けたいと思っているんですが、それでもどこで探されるのか、お客様の方が一枚も二枚もウワテ。😅

「これは難しいでしょう。ムリムリ〜。」というのを見つけていらっしゃるので、いつまでたっても「なんでもどうぞ」にはなりません。(笑)

ご紹介しているインド綿はザクッとした織生地で、張れるかなぁと心配しましたが、案外サクッと張れました。この生地は色がとっても綺麗です。パッと華やかで、実物見てもらったらとっても素敵なんですが、今年は展示会をしていないのでご覧いただけなくて残念です。

そして振り返るとあまりblogも更新できないうちに、いつから日傘シーズンになったのやら、あれよあれよと言う間にもう8月。「毎日暑すぎて、日傘好きじゃないけど、いよいよ差します!」って日傘デビューした方もいらっしゃることと思います。街を歩いていても日傘率上がってますものね。どうぞ熱中症にはくれぐれも気をつけて、お出かけも控えめに。ーーーと、本当は言いたくないですよ、日傘屋だから。💦(笑)でも危ないですからね、どうぞお気をつけてお出かけください。

2019年8月5日

大人可愛い日傘

それにしても今日は暑くて暑くて、熱中症寸前。✨かき氷✨が恋しい暑さです。🍧🍧🍧💦💦💦

「ずっと探していたお気に入りの生地にやっと巡り会えました。」と満を持してご依頼いただきました。探した甲斐がありましたね、とってもキュート💕大人の可愛い日傘ができました。

染め色と白のバランスがとっても涼しげ。もちろん浴衣に誂えても可愛いくできあがりそうな生地ですけど、日傘にはものすごくぴったりじゃないですか!

梅雨が来る前にお作りしたので、「きっと真夏になったらもっともっと輝くわ✨」と密かに思いながら作っていました。この日傘の写真を見ていたら「ほらほらやっぱり!」って。最近は春から暑くて日傘を指している人も増えていますが、その頃の日傘と夏本番の暑い日の日傘は、より涼しいものに持ち替えてもいいかもしれませんね。染め物の日傘は見た目にも涼しいですし。

“日本人は風鈴の音を聴くだけで皮膚温度が下がる” って『チコちゃんに叱られる』でやっていましたけど、ご覧になりました?音だけなのに不思議ですよね。だとしたら、染め物を見て涼しく感じるのもまんざら勘違いではないかもしれません。染め物は水をいっぱい使うので水を連想して涼しくなっているのかしら。

染め屋さんに行くと、職人さんがよく首に手ぬぐいを巻いて作業しているんですけど、アクセントになっていて工房全体が華やかで素敵なんです。色が溢れているのに染めの色は統一感があって美しい。日本の夏、街中もこうした染め物で街が染まっていたらさぞかし素敵だろうなぁと想像しています。おまけに見ただけでも体温下がるかもしれないし。(^_−)−☆

と、ここまで書いて昨日仕事帰りに夕方銀座に寄り道したらですね、染物で街が染まってました。ほんとほんと。


たまたま通りかかったら、街中が『ゆかたで銀ぶら』してる人で溢れていてとても素敵でした。男性も女性も老いも若きも。日も暮れかかってお写真暗いですが、私も閉じていた日傘を開いて気持ちだけ参加しちゃいました。(^^)

皆さんも、ぜひお気に入りの染め物で涼しい夏をお過ごしくださいね!

2019年8月4日

お祖母様のお着物から日傘

「今年はいつ展示会やるの?」「案内状来なかったわよ。」とお待ちいただいていたかと思いますが、残念なんですが今年はギャラリーでの展示会は見送りました。

8月になってでもできたらいいなと思っていたんですが全く販売用の商品を作れませんでした。染物やら着物の生地やら作りたい素材が今年はいっぱいあるんですけど毎年毎年、品不足で申し訳ないです。

実は昨年から老親のサポートで飛び回っていて、気がつけばいつも病院にいるような生活をしていました。介護世代、一度に色々な問題が吹き出して、入院引越し入院入院…と重篤ではないにせよあちこち顔を出した挙句、自分も体調を崩してしまい、また病院。

潰瘍性大腸炎、あの安倍総理がかかった病気ですね。元気なんですけど何しろトイレの回数が多過ぎて外出が困難でした。病院の付き添いなど外出時は朝から何も食べずに出かけ、帰るまで食事ができないストレスで鬱々と過ごしていました。

今多いんですって。原因がわからないので難病指定なんですが、研究も進んでいるそうで、私もお薬が当たってやっと効いてきました。今ではコロッと忘れて食べ過ぎてしまうぐらいですから、どうぞご心配なさらないでくださいね、全然元気です!

そんな状況で日傘作りが少々滞っておりました。日傘の仕事は普段はひとりで寂しいんですが、こんな状況でも働けて、ご注文下さった皆様本当にありがとうございました。おかげさまで今年もクビがつながっております。m(._.)m

そして今日ご紹介するのは、渋くて素敵な日傘。

介護中のお祖母様のお着物からのご依頼です。今寝たきりでいらっしゃるとのこと。心よりお見舞い申し上げます。いつもいつも元気で居てくれるのが当たり前と思っていても、それは誰にとっても限りのあるものなんですよね。そしてそういうことは突然やってきてしまう。

今は女性もみんなお仕事を持っていて、「もっとお話ししたかった」と気持ちはあっても時間や距離が問題で、思うようにはいかないこともあります。我が家の義母も昨年突然、意識がおかしくなってしまいました。本当に突然。今思い出しても涙が出てしまう。幸い義母は徐々に回復して普通に会話できるまでになりましたが、限りある時間に気づかせてくれるきっかけになりました。

そんなお祖母様を「少しでも近くに感じていたい」とのお気持ちからお祖母様の着物を日傘にと思われたそうです。身体がままならなくてご本人はきっと不自由な思いをされていると思うけど、案外「あら、あの着物なの!素敵じゃない。✨」って喜んでくれているかもしれません。人間の力って計り知れないですもの。どんな時でも「素敵!✨」と心ときめくことが生きる力になるんじゃないかと信じています。

どうぞ暑い夏、お祖母様お大事に。介護してるみなさんもご自愛くださいね。

2019年7月26日

個性的な日傘

今日は個性的な日傘のご紹介。

「亀が大好きなんです。」とオリジナルの生地を送っていただきました。左はもちろん右の傘にもカメさんが歩いてますよ。『うさぎとカメ』からでしょうか。競争してるのかな。物語を知っているとそう思うのだけど、子供も飼える小動物の代表ですものね、ペットなのかな?二種類の生地を使って変化をつけて作っています。デザインから全部オリジナル。ご自分で描いたイメージをこうして使えるところまで仕上げられたら楽しいですよね。

オリジナルのデザインで日傘生地を作るときのポイントは上からも下からもデザインが使える向きのデザイン。このカメさんもうまく配置されていて違和感なく傘に仕上がりました。日傘を上から見たときの姿もユーモラスに行進していて愛らしいですよね。青空の下、ゆっくりゆっくり、どこいくんでしょう。後ろからついていきたくなっちゃいます。(笑)

横縞のデザインはこうしてまぁるいデザインの日傘に仕上がります。どうぞ生地選びの参考になさってくださいね。幅のピッチによっては段差がつくので少し計算は必要ですが今回はうまく繋がりました。

実はこのカメさんのデザインは昨年ご注文いただいた日傘。「毎日持ち歩くほど気に入っているので今年はプレゼントに」と、今年もご注文いただきました。ありがとうござます。「お姉様が大好きなペットをデザインしました。」と聞いていたのですが、生地が届いて封を開けるとーーー

ん?(・・?)

Σ(゚д゚lll)

(°_°)ーーーそして大爆笑。(失礼💦)

お姉様が飼っていたヤスデだそうですよ。(笑)家族も😱と言ったとか。(笑)

意外にお仕立て上がったら可愛いからあら不思議。でもね、苦手な人もいるでしょうから小さくご紹介。お姉様喜んでくれたでしょうか。(笑)

2019年7月2日

中野聖子さんの刺繍の日傘

今日ご紹介するのは刺繍作家中野聖子さんの日傘です。

2019年6月21日発売の『ホワイトワークでつむぐ暮らしの小物』に掲載の日傘の製作をお手伝いさせていただきました。真っ白な麻の日傘に真っ白な刺繍を施した日傘がとても素敵です。チラッとページご紹介させてもらいますね。

とても上品でクラシックな雰囲気があります。私が子供の頃はこうした日傘をよく見かけました。今でも時々修理でお預かりすることがありますが、時間をかけて一枚の布を大切に使う丁寧な暮らしぶりがうかがえますよね。

刺繍は日傘ととても相性がいいように思います。レースのように布の糸を抜いて作る刺繍は見た目にも涼しく良いですね。我が家にも昔母が刺繍した日傘があるのですが、どうやって作ってるのかしらと思っていたんです。それが丁寧に作り方が紹介されていて、みているだけでも楽しい一冊です。どうぞご興味お持ちの方は手にとってご覧くださいね。お写真クリックするとAmazonのページに移行します。

ちなみに刺繍の日傘、オーダーの場合できれば傘に仕上げてから刺繍していただけると安心です。特に麻は縫うのが難しいので刺繍前にご相談ください。

2019年6月30日

折りたたみ傘の点検を。

今日は折りたたみの日傘のメンテナンスのお話。
昨日夕方の買い物の帰り道、ショーウィンドウに映った姿をみると何か違和感が。よくみると日傘がこんなことになってました。日傘屋なのにお恥ずかしい。慌てて帰ってきました。

露崎の止めてあるところが外れて骨がむき出しです。このまま差していると隣の骨にも生地にも負担がかかって影響してきます。こうなると「もうダメだ!」なんて捨てしまったりしていませんか?

それは勿体ない。まだまだ使えます。この時点でメンテナンスしておきましょう。簡単です。私のこの日傘も何度か補修しながら、もう買ったことを思い出せないほど昔から使ってるんですよ。シンプルなデザインがお気に入りで全然飽きることなく30年ぐらい使ってるかもしれません。

補修の方法ご紹介しますね。まずは落ち着いて深呼吸。外れた部分をよくみると骨に穴が開いています。アップで撮りすぎてピンボケになってしまったので穴の写真なしですみません。💦

生地に残っている切れた糸を取り除きます。キレイになると分かりやすくなるので落ち着いて作業してください。生地の角の部分を小さくたたみます。あとは写真のように糸を2〜3回穴に通して縫い止めます。生地をたたんで厚くなった部分に針を入れてくださいね。開いた時強く張られるのでちょっと硬いけど頑張って。最後に玉結びして出来上がり。ボタン付けよりよっぽど簡単です。是非直してみてくださいね。

注意点はただ一つ、糸を取り除く時に傘本体を縫ってあるミシン糸はくれぐれも切らないように。傘用のミシン糸は間違えて切ってしまうとするすると上まで全部解けてしまうので注意してくださいね。見極めは手縫いしてある太い糸だけ取り除く事です。

もう一つ、もしあれば糸にロウ引いて、よりをかけて一本にしておくと丈夫になってよく締まり緩まなくなります。ろうそくのロウでも大丈夫。なければ普通の糸でも大丈夫です。

点検すると、もう一つ、解けかかっている箇所がありました。これも一緒に直しておけば、私のように外で恥ずかしいことになることはなくなります。折りたたみに関しては雨傘も一緒です。一年の内でも一番出番の多いこの時期、是非点検してみてくださいね。日焼けしてくたびれてる生地にも気がつくかもしれません。

2019年6月21日

軽くて上品な日傘

今日ご紹介の日傘は反物から。

「いつか何かをと、大切にしまい込んでおりました。」と、お手紙と共にお送りいただきました。大切な反物から、とても素敵な日傘に仕上がりました。

 

竹の手元に竹の露崎を付けてしっとり大人の色香漂う日傘になりました。うーん素敵💕。神楽坂の石畳を歩いているうなじの綺麗な美人さんのような日傘です。なんと日傘の擬人化妄想。💦(笑)

少し薄めの生地も涼やかでこれまた良い感じです。風が抜けるのできっと差していても涼しいと思います。UV加工を気にされるお客様も多いですが、涼しさも気にしてもらいたい日傘選びのポイントです。暑さをしのぐ “小さな日陰” を持ち歩くのには、負担にならない重さも大事です。日傘が重くて汗ダラダラになっていたら残念ですものね。木棒に竹の手元の組み合わせ、パラソラの日傘の中でもとっても軽いです。それでいて風にも安定感があるので驚くほど手首がラク。鉄棒に慣れてしまっているとよりいっそう軽く感じると思います。どうぞ日傘選びの参考になさってくださいね。

不慣れなネットでのご注文を頑張ってこなしてくださいました。ありがとうございます。その甲斐あって、出来上がりは旦那様にも好評だったそうで、とても喜んでいただけました。奥様の持ち物をそうやって褒めてくださる旦那様って素敵ですね。熱中症に気をつけて、夏もたくさんお出かけしてもらえたらと思います。

2019年6月20日

太陽さんさんひまわりの日傘

久しぶりの青空、こんなキラキラした日は明るく元気なひまわりの日傘をご紹介します!

新宿落合にある『二葉苑』さん。素敵な外観は石原さとみさんの東京メトロの広告でもご覧になったことがあるんじゃないでしょうか。風情のある染色工房です。私も月に一度染物教室に通っていますが、染物の工程を知ることはとても面白くて、体験してこそわかる奥深さにいつもワクワクさせてもらっています。

さて、そのお教室で染めた作品からのご依頼。丹精込めて染めた反物からお仕立てさせていただきました。軽やかなデザインですが、染色の工程は沢山あって、絵の具で描くようにはいきません。一工程一工程積み重ねて、これだけ染めるのに反物約4メートル。根気は勿論、柄合わせの計画も大変です。そうして染められた生地ですから、でき上がるまで私はドキドキ。裁断緊張します〜。

ちゃんと計画して染められているんですけど、わかっているんですけど、お預かりしてからできるまでず〜っと心配しておりました。💦ちゃんと型に収まってくれるかしら、うまく繋がるかしらと。5ミリずれてもいけません。ドキドキドキドキ。型にマスキングで目印つけて慎重に慎重に。

そして出来上がったひまわりはそんな心配をよそにめちゃくちゃ可愛い〜!💕ステキな日傘に仕上がりました。花びらの動きが素敵。花びら一枚一枚の色に表情があって手挿しならではの優しい風合いが感じられます。本当にいいですよね。裁断前のアップのお写真からも花びらの微妙な揺らぎに心ときめきます。そして夏の空にはこうした明るい色がとても似合います。光を通すとまた一段と綺麗なんですよ。華やぎますね。

お教室では下絵から筒描き、地入れ、色挿し、蝋伏せ、引き染め、そして蒸して洗うところまで、全ての行程を経て仕上げます。そして日傘になるまでまた半月ほどお待ちいただいたので、きっと半年以上かけて一本の日傘になっているんじゃないかしら。産み出すのにじっくり時間をかけた分、これからきっと毎年毎年夏が楽しみになりますね。一目惚れして出会った日傘も勿論素敵、でも一本ぐらいこうして時間をたっぷりかけた日傘を持っているのも大人の魅力ってものじゃないですか。😉✨

 

東京メトロ Find my Tokyo

2019年6月13日

パラソラならではのこんなコト

こんにちは。
いつもオーダーメイドのお話ばかりしているので今日はパラソラならではのサービスのお話ししてみたいと思います。そこでまず、パラソラ、日傘も売ってるんです。知ってました?(笑)

こちら、白木の手元はただいま販売中のアフリカンプリントの純パラソル。もちろんパラソラで張っています。お客様から時々「販売してる日傘の持ち手は変更できないんですか?」とお問い合わせ頂くことがあります。これ、パラソラならではのお問い合わせですよね。普通傘や日傘を買う時そんなお買い物の仕方しませんものね。(笑)でももし、そんなささやかなご希望が叶えられたらいいと思いませんか。「ここだけちょっと違ってたら欲しいのに」なんてことよくありますもの。

パラソラの日傘の場合、1点ものは展示会用に張っていることが多く、すでに接着してしまっていて残念ながら変更ができません。オリジナル品の場合は何本か同じものを作っているので手元が付いていないことも多く、そんな時はご自由に手元、選ぶことができます。作っているからこそ承れるご注文、どうぞパラソラならではのプチカスタムを楽しんでくださいね。

そして今回ご紹介の日傘は一点モノ、手元は接着されていましたが、あったんです。同じ生地が。\(^o^)/この生地、シンプルでいいなぁと思って何本か作るつもりで生地を用意していました。その生地がまだ1本分残っていたんです。それで新たに張ることになりました。セミオーダーという形でお時間頂いて、丸い竹の手元をつけることができました。どうですか、イメージ変わりましたでしょ。竹との組み合わせも可愛いですね💕

お客様にはとっても喜んでいただいて、お写真いただきました。「るんるん♬とスキップしたいぐらいの気持ちです。」とメッセージが添えられていて私もるんるん嬉しくなりました。だってシンプルだけどいいんですよこの柄。綿なので触り心地も爽やかです。実は自分の夏のワンピースも作っちゃおうかなんて思って多めに仕入れていたんですが(公私混同💦)、全部日傘になったらそれが一番ですもん。この写真から楽しそうなお散歩想像できますね。お写真ありがとうございました。

blogで「どんな方がどんな風に使ってくれているか想像してます」と言っているせいか、こうしてお写真お送りいただくことも増えて嬉しいです。ほんとは皆さんに直接お会いできるといいんですけどね。全部はご紹介できませんが、少しづつご紹介できたらと思います。「パラソラで注文したら写真送るのめんどうだわ」なんてプレッシャーに思わないでくださいね。日傘お届けできればそれで大丈夫なので、基本受け取るところまでがお買い物ですから。😊どうぞお気軽にご注文ください。

2019年6月9日

一柳綾乃さんの日傘

納期ギリギリのお仕事が続いていたのが一段落したのでホッと一息中です。あまりホッとしすぎるとまたギリギリになってしまうので油断できないんですけどね。久しぶりのblog、お待たせしました。

さて今日ご紹介するのは一柳綾乃さんの日傘です。
いつも通り気持ちのいい空気感です。素敵ですね〜。花びらの一枚一枚が風にそよいでいるようで涼しげな日傘に仕上がりました。

でき上がるまでどう繋がるかわからないので、2本違う裁断でつないでみましたがいかがでしょう。

色を塊で見せたいと思った左と全体に軽やかにしたかった右。裁断の向きやちょっとした柄の取り方で出来上がりがこうして違ってきます。

右の日傘は左のように繋いでも同じようにならないし、反対に左の日傘は右のようにはならなくて、繋ぎ方を変えるとキリッと強い感じになりそうでした。結構迷ってこの繋ぎ方にしています。右の日傘はすぐ決まったんですけどね。作ってると製品の柄では見ていないようなところまでじっくり見ていてコラージュする楽しみをさせてもらっている気がします。作家さんも仕上がりはお任せくださるので、出来上がり広げた時に喜んでもらえたら嬉しいなと思います。

2019年6月6日

白いパラソル

ちょっと前の写真です。『シンプルな日傘を』とオーダーをいただきました。

たまたま同じ時期に、別々のお客様からご相談がありました。無地の生地は探してもなかなか表情のあるものが見つからないとのこと。確かにシンプルなものほど探すのは難しいかもしれません。いつも手持ちがあるわけではないけれど、丁度パラソラでこれから染めようと思って用意していた生地があったのでご提案して作ることになりました。意図してお勧めしたわけではないけれど、どちらも白無地を別の地柄で選ばれました。

さてさて、そんな時はいつもながら勝手にね、空想しちゃいますよ私。
「きっと何かの事情で離れて暮らす双子の姉妹に違いない。」と。(笑)
今までお互いの存在も知らずに遠く離れて生活して来て、運命のいたずらで同時に同じ注文が入ったのかもしれない。」な〜んてね。漫画のような空想が広がります。
もちろんお住まいも遠いですし、お客様の年齢も背景も私にはわかりませんが、奇遇ですよね。今までこう言う注文滅多にないですし。しかも私の元に生地もあったなんて。偶然が重なりました。

そんな双子ちゃんの日傘です。子犬の赤ちゃんのような一緒に産まれた仲良しな感じが写真にも出ていませんか?気のせいですか?(笑)

そして出来上がりはアイロンで仕上げます。不思議でしょ。傘もアイロンかけるんです。昔はスチームで仕上げていたようですが今は普通のアイロンを使います。

こうして骨になじませて綺麗な形を出します。作る前にアイロンかけすることもありますが、この仕上げのアイロンとは全く意味合いが違います。平たい生地を立体的に仕上げるため、服では襟や袖付けの際にアイロンするようなイメージでしょうか。アイロンで微調整もしています。とはいえ、1点モノが多いパラソラでは伸びてしまうリスクを避けるためにアイロンしないことも多いですが、それでも最後、折り目のない日傘に綺麗に最初の折り目をつけるのも大事な仕事。パリッと仕上げてお届けしています。

2019年2月5日

オーダー品は贅沢品⁉︎

ふと思ったんですが、『オーダーの日傘はまだまだ贅沢品』と思われているかもしれませんが、良く考えてみると『使い捨ての日傘の方がずっと贅沢』じゃありません?一度使っただけで、もう使わないなんて、それこそ贅沢品。

ちょうど今お片付け世代(実家の片付けとか)なので日々「なんでこんなものを取ってあるんだ」とか、「使ってないし使わないな」というものに直面し続けていると、

「この中に本当に好きなものはどれだけあるんだろう」と考えずにはいられません。

本当に気に入っているモノを使っていたら気持ちがいいし、おまけに毎日がハッピーなのに。「ぴったりサイズ」や「焼きたて」といった小さな幸せに出会うには間に合わせはよくないですよね。私もよくあります。「寒いから」で買ったカーディガンが何年も引き出しに眠っていたり。傘もそんな風に選ばれがちだけど、「好き」で選んだら毎日がきっと違ってきますよね。

その点パラソラのお客様には暮らし上手を実現している人が多いかもしれません。なにせオーダーするのは買う前に生地を送らなくてはいけなくて少し敷居が高いですし、出来上がりまで時間もかかる。でも『好き』は確実に手に入ります。そんな楽しみ方ができるって暮らし上手な人に違いないですよ。(*´-`) と、自分も一緒になったような気になっていい気持ちで仕事しております。

 

2018年10月3日