塩梅の仕事

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今日の写真は傘の内側のパーツ。傘のてっぺんと骨の曲がるところに入れます。
ピンクの生地は、職人の使う型抜きで抜いたもの。ほかは手作業で切り出しています。
私は木槌がうまく使えなくて、大切な型を痛めてしまいそうなのでこうして手で切りはじめました。
昔ながらの職人仕事を効率化するどころか逆行させてますか?(笑)
いやいや、時間がかかりそうですが、塩梅が身についてくると道具を出すより早いんです。
大量生産ではないからできることですけどね。

紹介していただきました

モノづくり大好き人間として、見逃せないのが最近各地で催されている体験ワークショップ。日傘のオフシーズンは、傘作りの幅を広げたいと、いろいろ参加しています。昨年は運針を習って、縫うのが断然早くなりました。今年は生地作りに興味津々です。

そんな中、モノづくりを通してステキな体験や試みを次々実現されている『にっぽんてならい堂』さんと知り合いました。日傘作りにも興味を持ってくださって、今回、コラムを通じて大勢の人に伝えてくれました。さてこれからどんな風に使う人と繋がっていけるのか、もっと作ることや使うことを楽しめるようにできないかと考えをめぐらせています。

image写真は二葉苑さんで行われた型染め体験のバッグです。本格的な型と刷毛をお借りしての体験です。右端が私作。好きな向きで好きな場所に染められます。

 

可愛い針仕事のお店

昨日は、世田谷にオープンしたての素敵なお店、ワサビ・エリシさんへいってきました。トルコの伝統的な針仕事を紹介するお店です。こんな可愛い刺繍、どんなおしとやかで静かな人が使うんだろうと思っていたら、笑顔で「案外、静かな人とは限らないのよ」ですって。(笑)確かに、女性はこういう針仕事をしながらおしゃべりするの大好きですものね、使う時だってそれはそれは元気ですよ。

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閑静な住宅街にあります。お向かいには人気のパン屋さん。隠れた人気スポットになりそうな予感です。井の頭線新代田駅からすぐ。詳細は店名クリックでリンクしてます。

小さなシンガーミシン

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長い間眠っていたミシンを修理してもらいました。父の使っていた初代ミシンです。ここまで古いとパーツはもちろん、修理できる方も少なくて、直らないことも多いとか。素人考えでは3Dプリンターでパーツも作れる時代、直すなら今でしょ。と思ったのだけど、まだ少し早かったみたいですね。それでも勉強になるからと気長に直していただきました。感謝感謝。

そしてついに動きました!縫い目も綺麗。

自宅用にと思っていたので、マンションでも踏める足踏みの脚を探していましたが、静かなモーターもあると聞いて、今度は自宅近所のミシン屋さんに取り付けてもらいました。台も綺麗に塗装してくれて良い感じです。まだまだ癖を掴むのが難しいですが、ミシンのカタカタとした良い音がします。糸を切る音もプツッと爽快。これで試作品は家でも縫えるようになりました。職人さんたちの手が繋がって、ミシンが復活して、そのミシンを使って作る日傘。時間はかかるけど、こういう支えがあるからこそ良い物を作って、使う人にお届けしたいとおもいます。

お揃いの日傘

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一本の反物からご注文いただきました。ご親戚へのプレゼントを手元を変えて3本の日傘に。生地が同じでも表情が変わるのが面白いですね。一本づつ使う人のストーリーを想像していると、もしかしたら年齢も性格も生活スタイルも全然違うのかもしれないし、ご親戚だからどこか少しづつ似てらっしゃるかもしれないし。上質な生地なので使い込むほどに味が出ると思います。生地の馴染み具合も個性が出そうで、育てる楽しみがありそうな日傘になりました。

 

日傘の裏側のおしゃれ

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今シーズンに間に合わなかった蛙張りを研究中です。カエルじゃなくて、かわずと読みます。かわず張りというのは骨が見えないように張る張り方で上品に仕上がりますが、最近は作れる職人さんも数える程しかいらっしゃらないとか。どうせ作るならこうした手間のかかる手仕事こそ残しておきたいですよね。なんとかマスターしたいものです。ついでに淵にレースもつけてみました。

なんと愛らしい日傘でしょう

台風一過、いよいよ気温も下がりはじめて寒くなって来ましたね。今年は10月でも日傘を差している方随分見かけましたが、服の方はそろそろ秋物と入れ替え時ですね。

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さて今日の日傘は、浴衣の反物からオーダーいただきました。絞りのような柄が入っていてとても華やかです。差し色のピンクやブルーも可愛らしくて、シンプルな手元との相性もいいですね。みなさん本当に上手に組み合わせされるので、作るのもとっても楽しいです。

ホテイヤさん

昨日、飯能のわたなべ画廊で開催中のオーライタローさんの個展へ行ってきました。作品をみていると絵の中にタイムスリップしたような気持ちになるので、人のいない昭和の建物の中を冒険してきたような不思議な時間を味わってきました。(青い文字の部分をクリックすると展示作品にリンクします)

その中の一つ、傘屋さんが画廊の近くにあるということで、帰りぎわオーナーさんが近くまで案内してくださいました。せっかくなのでこのまま通り過ぎては勿体無いと、思いきって訪ねてみました。

残念ながら店内にはほとんど傘はなく、提灯がいくつも置いてあります。傘屋さんは季節商売なのでシーズンオフには傘以外の商品と合わせて営業しているところが多いのですが、それでも提灯とはまた変わっています。聞けば仕入先が減り、取引先だった大きな問屋も無くなってしまったので、今では修理は少しするもののほとんど傘はやめて、お祭りの提灯を描いているそうです。可愛い店構えなので傘がなくてとても残念です。傘がびっしり並んでいた頃を想像すると店内だけでなく人通りもあって、町にも活気があって賑やかだったことでしょうね。うーん、小さいお店屋さん、もっとこれから復活してくれないかなぁ。

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手ぬぐいで日傘

2種類の手ぬぐいでご注文いただきました。手ぬぐいで見た時は、斬新な組み合わせに思えたんですが、仕上がってみると、落ち着いてとてもいい感じです。丁度作っていた日に着ていた服が、この日傘にとっても似合う気がして、私も欲しくなってしまいました。

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着物美人を想像してます。

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着物屋さんからご注文いただきました。近江ちぢみです。普段お着物はデッドストックやリフォームで作っているので、高級品はドキドキです。ましてや生地がいまだかつてないほどギリギリしかありません。傘にして伸びてしまわないか、裁断間違っていないかと心配しましたが、無事に気持ち良く仕上がりました。流石に触り心地が素晴らしいです。サラッ、パリッでとても涼しそう。どんな着物美人がさしてくれるんでしょうね。

写真を取り忘れて、送っていただきました。ありがとうございました。