個性的な日傘

今日は個性的な日傘のご紹介。

「亀が大好きなんです。」とオリジナルの生地を送っていただきました。左はもちろん右の傘にもカメさんが歩いてますよ。『うさぎとカメ』からでしょうか。競争してるのかな。物語を知っているとそう思うのだけど、子供も飼える小動物の代表ですものね、ペットなのかな?二種類の生地を使って変化をつけて作っています。デザインから全部オリジナル。ご自分で描いたイメージをこうして使えるところまで仕上げられたら楽しいですよね。

オリジナルのデザインで日傘生地を作るときのポイントは上からも下からもデザインが使える向きのデザイン。このカメさんもうまく配置されていて違和感なく傘に仕上がりました。日傘を上から見たときの姿もユーモラスに行進していて愛らしいですよね。青空の下、ゆっくりゆっくり、どこいくんでしょう。後ろからついていきたくなっちゃいます。(笑)

横縞のデザインはこうしてまぁるいデザインの日傘に仕上がります。どうぞ生地選びの参考になさってくださいね。幅のピッチによっては段差がつくので少し計算は必要ですが今回はうまく繋がりました。

実はこのカメさんのデザインは昨年ご注文いただいた日傘。「毎日持ち歩くほど気に入っているので今年はプレゼントに」と、今年もご注文いただきました。ありがとうござます。「お姉様が大好きなペットをデザインしました。」と聞いていたのですが、生地が届いて封を開けるとーーー

ん?(・・?)

Σ(゚д゚lll)

(°_°)ーーーそして大爆笑。(失礼💦)

お姉様が飼っていたヤスデだそうですよ。(笑)家族も😱と言ったとか。(笑)

意外にお仕立て上がったら可愛いからあら不思議。でもね、苦手な人もいるでしょうから小さくご紹介。お姉様喜んでくれたでしょうか。(笑)

中野聖子さんの刺繍の日傘

今日ご紹介するのは刺繍作家中野聖子さんの日傘です。

2019年6月21日発売の『ホワイトワークでつむぐ暮らしの小物』に掲載の日傘の製作をお手伝いさせていただきました。真っ白な麻の日傘に真っ白な刺繍を施した日傘がとても素敵です。チラッとページご紹介させてもらいますね。

とても上品でクラシックな雰囲気があります。私が子供の頃はこうした日傘をよく見かけました。今でも時々修理でお預かりすることがありますが、時間をかけて一枚の布を大切に使う丁寧な暮らしぶりがうかがえますよね。

刺繍は日傘ととても相性がいいように思います。レースのように布の糸を抜いて作る刺繍は見た目にも涼しく良いですね。我が家にも昔母が刺繍した日傘があるのですが、どうやって作ってるのかしらと思っていたんです。それが丁寧に作り方が紹介されていて、みているだけでも楽しい一冊です。どうぞご興味お持ちの方は手にとってご覧くださいね。お写真クリックするとAmazonのページに移行します。

ちなみに刺繍の日傘、オーダーの場合できれば傘に仕上げてから刺繍していただけると安心です。特に麻は縫うのが難しいので刺繍前にご相談ください。

折りたたみ傘の点検を。

今日は折りたたみの日傘のメンテナンスのお話。
昨日夕方の買い物の帰り道、ショーウィンドウに映った姿をみると何か違和感が。よくみると日傘がこんなことになってました。日傘屋なのにお恥ずかしい。慌てて帰ってきました。

露崎の止めてあるところが外れて骨がむき出しです。このまま差していると隣の骨にも生地にも負担がかかって影響してきます。こうなると「もうダメだ!」なんて捨てしまったりしていませんか?

それは勿体ない。まだまだ使えます。この時点でメンテナンスしておきましょう。簡単です。私のこの日傘も何度か補修しながら、もう買ったことを思い出せないほど昔から使ってるんですよ。シンプルなデザインがお気に入りで全然飽きることなく30年ぐらい使ってるかもしれません。

補修の方法ご紹介しますね。まずは落ち着いて深呼吸。外れた部分をよくみると骨に穴が開いています。アップで撮りすぎてピンボケになってしまったので穴の写真なしですみません。💦

生地に残っている切れた糸を取り除きます。キレイになると分かりやすくなるので落ち着いて作業してください。生地の角の部分を小さくたたみます。あとは写真のように糸を2〜3回穴に通して縫い止めます。生地をたたんで厚くなった部分に針を入れてくださいね。開いた時強く張られるのでちょっと硬いけど頑張って。最後に玉結びして出来上がり。ボタン付けよりよっぽど簡単です。是非直してみてくださいね。

注意点はただ一つ、糸を取り除く時に傘本体を縫ってあるミシン糸はくれぐれも切らないように。傘用のミシン糸は間違えて切ってしまうとするすると上まで全部解けてしまうので注意してくださいね。見極めは手縫いしてある太い糸だけ取り除く事です。

もう一つ、もしあれば糸にロウ引いて、よりをかけて一本にしておくと丈夫になってよく締まり緩まなくなります。ろうそくのロウでも大丈夫。なければ普通の糸でも大丈夫です。

点検すると、もう一つ、解けかかっている箇所がありました。これも一緒に直しておけば、私のように外で恥ずかしいことになることはなくなります。折りたたみに関しては雨傘も一緒です。一年の内でも一番出番の多いこの時期、是非点検してみてくださいね。日焼けしてくたびれてる生地にも気がつくかもしれません。

軽くて上品な日傘

今日ご紹介の日傘は反物から。

「いつか何かをと、大切にしまい込んでおりました。」と、お手紙と共にお送りいただきました。大切な反物から、とても素敵な日傘に仕上がりました。

 

竹の手元に竹の露崎を付けてしっとり大人の色香漂う日傘になりました。うーん素敵💕。神楽坂の石畳を歩いているうなじの綺麗な美人さんのような日傘です。なんと日傘の擬人化妄想。💦(笑)

少し薄めの生地も涼やかでこれまた良い感じです。風が抜けるのできっと差していても涼しいと思います。UV加工を気にされるお客様も多いですが、涼しさも気にしてもらいたい日傘選びのポイントです。暑さをしのぐ “小さな日陰” を持ち歩くのには、負担にならない重さも大事です。日傘が重くて汗ダラダラになっていたら残念ですものね。木棒に竹の手元の組み合わせ、パラソラの日傘の中でもとっても軽いです。それでいて風にも安定感があるので驚くほど手首がラク。鉄棒に慣れてしまっているとよりいっそう軽く感じると思います。どうぞ日傘選びの参考になさってくださいね。

不慣れなネットでのご注文を頑張ってこなしてくださいました。ありがとうございます。その甲斐あって、出来上がりは旦那様にも好評だったそうで、とても喜んでいただけました。奥様の持ち物をそうやって褒めてくださる旦那様って素敵ですね。熱中症に気をつけて、夏もたくさんお出かけしてもらえたらと思います。

太陽さんさんひまわりの日傘

久しぶりの青空、こんなキラキラした日は明るく元気なひまわりの日傘をご紹介します!

新宿落合にある『二葉苑』さん。素敵な外観は石原さとみさんの東京メトロの広告でもご覧になったことがあるんじゃないでしょうか。風情のある染色工房です。私も月に一度染物教室に通っていますが、染物の工程を知ることはとても面白くて、体験してこそわかる奥深さにいつもワクワクさせてもらっています。

さて、そのお教室で染めた作品からのご依頼。丹精込めて染めた反物からお仕立てさせていただきました。軽やかなデザインですが、染色の工程は沢山あって、絵の具で描くようにはいきません。一工程一工程積み重ねて、これだけ染めるのに反物約4メートル。根気は勿論、柄合わせの計画も大変です。そうして染められた生地ですから、でき上がるまで私はドキドキ。裁断緊張します〜。

ちゃんと計画して染められているんですけど、わかっているんですけど、お預かりしてからできるまでず〜っと心配しておりました。💦ちゃんと型に収まってくれるかしら、うまく繋がるかしらと。5ミリずれてもいけません。ドキドキドキドキ。型にマスキングで目印つけて慎重に慎重に。

そして出来上がったひまわりはそんな心配をよそにめちゃくちゃ可愛い〜!💕ステキな日傘に仕上がりました。花びらの動きが素敵。花びら一枚一枚の色に表情があって手挿しならではの優しい風合いが感じられます。本当にいいですよね。裁断前のアップのお写真からも花びらの微妙な揺らぎに心ときめきます。そして夏の空にはこうした明るい色がとても似合います。光を通すとまた一段と綺麗なんですよ。華やぎますね。

お教室では下絵から筒描き、地入れ、色挿し、蝋伏せ、引き染め、そして蒸して洗うところまで、全ての行程を経て仕上げます。そして日傘になるまでまた半月ほどお待ちいただいたので、きっと半年以上かけて一本の日傘になっているんじゃないかしら。産み出すのにじっくり時間をかけた分、これからきっと毎年毎年夏が楽しみになりますね。一目惚れして出会った日傘も勿論素敵、でも一本ぐらいこうして時間をたっぷりかけた日傘を持っているのも大人の魅力ってものじゃないですか。😉✨

 

東京メトロ Find my Tokyo

パラソラならではのこんなコト

こんにちは。
いつもオーダーメイドのお話ばかりしているので今日はパラソラならではのサービスのお話ししてみたいと思います。そこでまず、パラソラ、日傘も売ってるんです。知ってました?(笑)

こちら、白木の手元はただいま販売中のアフリカンプリントの純パラソル。もちろんパラソラで張っています。お客様から時々「販売してる日傘の持ち手は変更できないんですか?」とお問い合わせ頂くことがあります。これ、パラソラならではのお問い合わせですよね。普通傘や日傘を買う時そんなお買い物の仕方しませんものね。(笑)でももし、そんなささやかなご希望が叶えられたらいいと思いませんか。「ここだけちょっと違ってたら欲しいのに」なんてことよくありますもの。

パラソラの日傘の場合、1点ものは展示会用に張っていることが多く、すでに接着してしまっていて残念ながら変更ができません。オリジナル品の場合は何本か同じものを作っているので手元が付いていないことも多く、そんな時はご自由に手元、選ぶことができます。作っているからこそ承れるご注文、どうぞパラソラならではのプチカスタムを楽しんでくださいね。

そして今回ご紹介の日傘は一点モノ、手元は接着されていましたが、あったんです。同じ生地が。\(^o^)/この生地、シンプルでいいなぁと思って何本か作るつもりで生地を用意していました。その生地がまだ1本分残っていたんです。それで新たに張ることになりました。セミオーダーという形でお時間頂いて、丸い竹の手元をつけることができました。どうですか、イメージ変わりましたでしょ。竹との組み合わせも可愛いですね💕

お客様にはとっても喜んでいただいて、お写真いただきました。「るんるん♬とスキップしたいぐらいの気持ちです。」とメッセージが添えられていて私もるんるん嬉しくなりました。だってシンプルだけどいいんですよこの柄。綿なので触り心地も爽やかです。実は自分の夏のワンピースも作っちゃおうかなんて思って多めに仕入れていたんですが(公私混同💦)、全部日傘になったらそれが一番ですもん。この写真から楽しそうなお散歩想像できますね。お写真ありがとうございました。

blogで「どんな方がどんな風に使ってくれているか想像してます」と言っているせいか、こうしてお写真お送りいただくことも増えて嬉しいです。ほんとは皆さんに直接お会いできるといいんですけどね。全部はご紹介できませんが、少しづつご紹介できたらと思います。「パラソラで注文したら写真送るのめんどうだわ」なんてプレッシャーに思わないでくださいね。日傘お届けできればそれで大丈夫なので、基本受け取るところまでがお買い物ですから。😊どうぞお気軽にご注文ください。

一柳綾乃さんの日傘

納期ギリギリのお仕事が続いていたのが一段落したのでホッと一息中です。あまりホッとしすぎるとまたギリギリになってしまうので油断できないんですけどね。久しぶりのblog、お待たせしました。

さて今日ご紹介するのは一柳綾乃さんの日傘です。
いつも通り気持ちのいい空気感です。素敵ですね〜。花びらの一枚一枚が風にそよいでいるようで涼しげな日傘に仕上がりました。

でき上がるまでどう繋がるかわからないので、2本違う裁断でつないでみましたがいかがでしょう。

色を塊で見せたいと思った左と全体に軽やかにしたかった右。裁断の向きやちょっとした柄の取り方で出来上がりがこうして違ってきます。

右の日傘は左のように繋いでも同じようにならないし、反対に左の日傘は右のようにはならなくて、繋ぎ方を変えるとキリッと強い感じになりそうでした。結構迷ってこの繋ぎ方にしています。右の日傘はすぐ決まったんですけどね。作ってると製品の柄では見ていないようなところまでじっくり見ていてコラージュする楽しみをさせてもらっている気がします。作家さんも仕上がりはお任せくださるので、出来上がり広げた時に喜んでもらえたら嬉しいなと思います。

日傘とお揃い

まだ5月⁉︎ 暑くなってきましたね。

ご注文のお品、コツコツ進めていますがちょっと遅れ気味。7月になってしまったかと勘違いするほどのお天気の良さが、季節の感覚を狂わせて、「遅れてる〜💦」「早くお届けしないと〜💦lと余計に焦ってます。やっと一山超えたので、この後はサクサク進みます!どうぞご安心くださいね、

さて今日はお客様から届いたお写真ご紹介します。

オーダーメイドで作った日傘とお揃いで作られたそうです。いいですね〜涼しげで。かわいい❣️。たっぷり入りそうなので、お出かけの時にショールやスカーフを入れておけそうなのがいいです。寒がりだから冷房対策は真っ先に考えちゃう。時にはお出かけ先で美味しそうな、でも “かさばるおせんべい” 買っちゃっても、「なんでもございませんことよ、ほほほ。」な〜んて涼しい顔でいられるところも大人コーディネートの大事なポイント。(笑)お揃いのバッグは大活躍してくれそうですね。

パラソラからお届けした日傘、いつもどんなふうに使ってくれるのかなぁと想像しているので、日傘ライフを楽しんでもらえてるのはとっても嬉しいです。ステキなお写真ありがとうございました。

写真はご了承を得て、パラソラで少し加工させていただきました。カメラプラスというアプリを使って、トリミング。フレームをつけてインスタント写真風に仕上げました。

まぁるく張った日傘のご紹介

前回の蝶々に続いて今回も蝶々の可愛らしい日傘のご紹介です。
そして今回はちょっと冒険して “丸張り” に挑戦してみました。

スカーフをそのまま張るように柄を生かして張る張り方です。職人の父はこの張り方を中々教えてくれなくて結局自分で完成させました。どう言うわけか、子である私にも技術教えないんです。頑固なのか意地悪なのか。で、喧嘩になるので一緒に仕事はしません。キッパリ(笑)ただ、教えてもらえないと問題解決力は身につきますけどね。

お預かりしている生地で起きる色々な問題を解決するには沢山の引き出しはあった方がいいので、傘作りを始めた頃はわざと失敗しそうな生地を選んで張ることを繰り返していたぐらいです。おかげさまで最近はちゃんと張れるようになってしまったので、久しぶりに初心に戻って頭を使うお仕事となりました。

「ところで一体どこが難しいの?」とお思いでしょ。“丸張り” は普通に張るとこうなります。

わかります?このフレアー。オーダーメイドではもう少し経験積まないと難しそうですが、色々試してちょっとコツがわかってきました。張れるようになったら出来上がり可愛いですものね〜。放射状に伸びるデザインは “丸張り” ならではです。

さて、話変わって、GW、ガラスの仮面が読みたいとかカプセルホテルに泊まってみたいと言っていましたが、結局どちらも叶わず、日帰りちょい旅と、実家の片付けや雑用に明け暮れていました。悲しいかな介護世代、心配ごとは尽きないけれど、元気なうちに一緒にいられる大事な時間と割り切って家族サービスに勤しんでおりました。GW明けの先週は全然お疲れモードが抜けなくて、今週は先週分挽回したいと思います!

Processed with MOLDIV

写真は秩父羊山公園の芝桜とご近所のお稲荷さん、そして二葉苑さんでの板締め体験。

蝶々の日傘

さて今日の日傘は可愛い蝶々柄。

色々な蝶々が飛んでいてとっても可愛いです。作家さんのオリジナルテキスタイルでオーダーいただきました。春からの日傘にぴったりじゃないでしょうか。生地も厚手の麻なので紫外線対策ばっちりです。いよいよ暑くなってきたので街中でも日傘を差している方が増えてきました。GWは紫外線も大分強くなっていますのでどうぞ日傘ご用意してお出かけくださいね。暑さ対策にもおススメです。

さてそのGW、皆さんはどこかお出かけですか?
パラソラは残念なことに今年も遠くへお出かけの予定はありません。
クーッ(TT) なのでいつも通りご注文お受けしています。

ずっとフリーランスで働いていたので、予約して旅行する習慣がありません。だからいつものこと。ただそうは言っても連休前にまわりがざわざわしてくると、「どこか行けばよかったかなぁ」なんて思うんですが結局、近所を散歩したり、行ってみたかった街へ出かけてみたり、地味だけど好奇心いっぱいで充電しています。

そして今年の小さな野望は漫画喫茶へ行って『ガラスの仮面』を読破したい。子供の頃以来読んでないんですけど、50巻目の発売をまだかまだかとファンの方々が待ちわびているんですって。それを聞いて、にわかファンになってそこに乗っかりたいと😅そんな野望を抱いてます。でも行ったことないんです漫画喫茶。どこでも読みたい本があるとは限らないですよね。どう言う仕組みになっているんだろう。ナゾだ。(笑)あとカプセルホテルにも泊まってみたい。案外快適って言うけど本当に快適かどうか体験してみたいんですけど、混んでるのかなGWは。それとも空いているのか?これもナゾだ。

それから積んである本も読みたいし、実家の大片付けもしときたいし。10日の休みじゃ足りないぐらいやりたいこといっぱいです。(笑)どれも叶わず一日中映画見て終わってもそれはそれでいいお休みです。そんな休む気満々モードなので、制作の方はお休みさせてくださいね。

ぶらりハタ旅

Processed with MOLDIV

ステキな電車に乗って、山梨県のハタオリ産地へ行ってきました。
本当に乗ったのは実はこの後ろに連結されていた普通車両だったんですけど😅。次回行くときは是非チケットを取って乗ってみたいと思います。内装もそれぞれ素敵でした。

さて、今回のぶらりハタ旅は、ホームスパンをしている友人と供に「大人の社会科見学」と銘打ってテキスタイルファクトリーの見学です。

最初に見せていただいたのは羽衣のようなショールを作っていると評判の武藤さん。一番上の写真、透明のようで見えていないけど糸がかかっています。それはそれは細い糸を3500本もかけてあるそうで、ここから緯糸(よこ糸)をバッタンバッタン織り込んで一枚の布に仕上げます。

Processed with MOLDIV

いつも手織りしている友人によれば、これだけの経糸(たて糸)をかけるのは途方も無いと。機械織りの場合は大きなドラムで巻き取って整経するそうなんですが(2枚目の写真)、それでも最終的には手作業で準備するとのことで、友人は絶えず「すごいすごい」とため息を漏らしていました。ちなみにホームスパンは織姫様が織るような機織りでトントンカッカと織って行き太めの糸でザックリした風合いに織り上げます。手つむぎだと幅30センチぐらいのマフラーで経糸300本程度だそうなので、同じ織物なのに対極にあって面白いですね。そして羽衣のような風合いを出す糸はあまりにも細いので、水に溶ける糸と一緒に双糸にして細い糸を支えて織るそうです。写真はその水に溶ける糸。

次に伺ったのは舟久保織物さん。
お正月の秩父銘仙館に続き「ほぐし織り」じっくり見せていただきました。経糸に先に柄を染めてから織る織り方なんですが、先に染めた経糸の柄がずれないように緯糸が少しだけ渡されていてそれを解きながら織っていくんだそうです。世界でも織れる工場少ないそうです。織って行くと絣のように少し柄が滲んでふわっと柔らかくて優しい柄に仕上がります。プリントでは出ない織物ならではの味わいです。写真は丁度、今傘生地を織っているところ。聞けば経糸5000本とか。目が詰まってる分、ショールよりも経糸の本数は増えるらしく、ホームスパンの彼女はまたまたびっくり。

Processed with MOLDIV

ジャガード織りの仕組みも見せてもらいました。紋紙というパンチで穴を開けたような紙を使って経糸を上げ下げするのはみたことありましたが、これはまるで大きなオルゴールみたいです。突起が上の板を持ち上げてそれが機の上げ下げの力に伝わります。

帰りに端布を使ってスケジュール帳カバーを作らせてもらいました。友達は御朱印帳カバーにすると言ってました。うん、良いアイデア。桜の柄はよりほぐし織の柔らかな風合いがわかりますね。

難しいお話はこのぐらいで、最後は富士山駅の美味しいおうどん。このカレーうどん、高校生の発案だそうでヒルナンデスで紹介されるんですって。この辺り、おうどん屋さんがたくさんありました。全盛期の繊維街は忙しい仕事の合間にさらさらっと食べられるおうどんが好まれたんですって。美味しくて安くてボリュームもあっておススメです。

Processed with MOLDIV

夕方帰るときには「最後ドーンと富士山、観て帰ろ。」と電車の待ち時間に2人でウロウロするもののさっきまで見えていた「富士山ドーン」が見られなくて、散々歩いて駅に戻ったらそこが一番よく見えたとさ。で、「富士山ドン」ぐらいでしたけど。そんなオチが付いて楽しく為になる社会科見学無事終了しました。見学させていただいたファクトリー、ショップの皆さまありがとうございました。この経験ぜひ次につなげたいと思います。

※ファクトリー内は許可をいただいてご紹介しております。おうどんは許可頂いておりません😅

野菜かごの日傘

今日の日傘、キーワードは『野菜かご』。

いつもオーダーの生地が届くと最初にするのが生地の確認。問題なくできるかな?難しいかな?と確認して、次にボタンや指示書は入っていないかな?と確認しています。時々お手紙が添えられていることもあります。小さなメモで、生地の物語が入っていたり、次のお出かけまでに使いたいなどなど。そんな時は夢いっぱいで楽しみに待って頂いてるんだなぁと私の想像のスイッチもポチッと入ります。そして今回のお手紙には、「竹の手元に合わせて露崎も竹にできますか?野菜かごのイメージなんです」とありました。

「もちろん竹の露崎大丈夫です!」そして私にもワクワクが伝わってきました。大急ぎで生地を広げて「わ!野菜がいっぱい!」とまたワクワク。そして作りたくてうずうず。(笑)

いいですよね〜、そういうイメージができるって。カゴじゃないけどカゴみたい。想像の翼、広がっちゃいますよね。そして出来上がったのがこちら。

野菜いっぱいの野菜かご日傘。可愛い💕
できる限り多くの野菜が入るように繋いでいますが本当はまだまだ入れられなかった野菜もあります。それでも大収穫な野菜かごになりました。

手元に付いてるボンボンが、パセリっぽくないですか?形というより味?(笑)色?今写真を見てたら青っぽい味思い出しました。粉ふきいも食べたくなってきました。形もくしゅくしゅ葉っぱみたいにも見えてきますね。

いつもなら翌日到着で発送するんですが、遠方なのと早く仕上がったのとで、1日余裕を見て到着するように発送しました。にもかかわらず、ヤマトさん早いです。センターまでひとっ飛び。ご依頼主さんもそれを聞いたら早いです。「我慢できずに取りに行っちゃいました!」って。(笑)

そんなわけで産地直送、新鮮なお野菜を新鮮なうちに日傘にしてお届けすることができました。夏のビタミン補給にもりもり使ってくださいね!

染物の日傘

先月の染めの小道でご相談いただいた日傘が出来上がりました。
大きな柄を二つ、小さな柄を二つ、長〜い反物をご自分で染められた反物からお作りしました。柄と無地を交互に配置しています。

染物ならではの素敵な色合い、大人の日傘にふさわしい落ち着いた仕上がりです。

こちらの日傘、スッとここに居りますが実はいくつもの行程を経て出来上がっています。せっかくなので今日は手仕事の尊さを少しだけご紹介しますね。

まず染める前にデザインを考えます。そして下絵を描き、糊を置いて色を挿していきます。と言っても紙に色を塗るようには行きません。Tシャツに絵を描いたり名前を描いたことがある方はわかると思うんですが、布に色を挿していくのはとても難しいんです。布の上は筆で描いても滑らないので、色のお水を一筆一筆染み込ませて染めていく感じです。

そして色を挿し終えると今度はその色を置いた所にロウでマスクをして背景になる全体を染め上げます。ロウを塗るのもロウが冷めるとすぐに固まってしまうので温めながら素早く丁寧にはみ出ないように筆を扱うのが難しいところです。一つ一つ慎重に積み上げていく友禅の技法、染物教室に通い始めてその価値がよくわかるようになりました。

そしてまだまだ続きます。最後に全体が染め上がった反物を高温で蒸しあげて、なんども洗ってから色止め。洗う作業も重労働。長い反物をたぐってたぐって糊を落とす作業を繰り返します。こうしてやっと染め上がった作品です。

お着物や帯になる道のりと同じように辿って出来た大切な作品をパラソラに託していただいています。もうそれはそれは責任重大。最初にハサミを入れるまで何度も確認して、それでもドキドキ。パラソラではハサミではなくて実際には包丁で直裁断します。だからなおのことドキドキ。包丁を研いでピッカピカにしてから作り始めました。

仕上がりはほんとに素敵。涼しいお顔で「日傘でございます。」と何事もなかったように凜としておられます。ご希望の木の露崎をつけて「思い通りの日傘に仕上がった」と喜んでいただきました。よかった💕私も一安心。そろそろ暖かくなってお出かけが待ち遠しい日傘になりました。

手仕事は魅力的@染の小道

今日は染の小道のイベントでした。駅を降りると予想以上の人出に圧倒されつつ二葉苑さんのショールームへ。実演は13時から15時の予定でしたが、ひっきりなしのお客様で気がつけば17時。大盛況な実演会となりました。お越しいただいた皆様ありがとうございました。

「手作りの日傘、お高いんでしょう?」と恐る恐る?近づいて来られるお客様も、帰る頃には、あれも使える、これでもできると、創作意欲を膨らませていたのが嬉しかったです。お話ししているうちにみなさん、頭の上に閃きの電気がつくのが見えるんです。(笑)パラソラに難しい作るところは任せてもらって、生地を選んだり組み合わせたりのデザインは皆さんのお仕事なので、自分好みの日傘を作ってもらえたらと思います。

「ブログ読んで来ました!」と以前オーダーで作った日傘を持ってきてくださったり、「実際に作っているところを見ると使う方も安心感がありますね」とコメントいただいたり、「軽い!」とびっくりしてもらったり。日頃はなかなか直接お目にかかれないので、実際に会ってお話しできる機会は嬉しいですね。初めてお会いしても初めての気がしないのも不思議です。

そして今日は染め屋さんでの実演ということもあり、お着物でご来場の方も多かったです。寒い時のコーディネイトがまた素敵なんですね。そんな組み合わせ方があるのかとか、色遊びしていたり、さりげなく工夫されてて皆さんお洒落を楽しんでいるのがビンビン伝わってきて、羨ましいやら、真似したいやら、見ていてもとっても楽しかったです。

そして見ていて楽しかったといえば実演。夕方の隙間に見せていただきました。

日本刺繍の工房照花さん。糸を刺す音がすごくいいんです。太鼓のような『ボッ』と言う音が静かに響きます。そして糸を収めていく仕事が美しい。針を出してスーっと引いて収める。この一見シンプルな動きが正確に着実に進んでいくので見ていて惚れ惚れします。子供の頃から実はこの立ち位置、大好きなんですよね。仕事している横で手仕事を見ながらおしゃべりする、ずっとみていたい気持ちになりました。バッグなどにお仕立てできるそうです。

続いては草履の彩月工房さん。日傘とお揃いで鼻緒作ってもらったら絶対素敵だと思うんです。私の子供の頃は、ゆかたの生地から草履やバッグをお揃いで仕立てる粋なお客様がよくいらっしゃって、よく父と一緒に草履屋さんへついて行ったものです。せっかくのチャンス、パラソラでもお草履や下駄ご注文いただけるようにと、お話ししてきましたのでね、これからは日傘とお揃いも夢じゃありません。みなさんの素敵コーディネイトの閃きが点灯するのをお待ちしています。見ていたら、着物を着ない私までも下駄が欲しくなってきました。そして作務衣も。作務衣なら下駄も似合いますもんね。あ〜いいかもいいかも💕

で、肝心のパラソラの写真、撮り忘れました。(^^; 鏡にちらりと写っているところで、私もちゃんとやってましたよ。と証明しておきます。

染の小道は明日日曜日も開催しています。二葉苑さんのショールームでは二葉苑さんで染めた反物の展示販売もあります。若い職人さんが多いので新鮮なデザインや大人可愛いいものなどとても素晴らしいです。染の小道中はこうしたショールームで染物を見せてもらうだけでも入りやすいですし、気軽にご相談されている方も沢山見えていましたので興味のある方はとてもいい機会だと思います。お草履の実演と販売は日曜日もあります。是非お散歩がてらお出かけください。もちろん街中も染物一色です。

 

染めの小道でちょこっと実演

東京はかつて京都や金沢に並ぶ染め物の三大産地だったそうです。ちょっと意外ですね。今も新宿区の落合や中井の周辺は染物に関する工房が残っていて、川沿いを歩いていると染物に関連する看板をよく見かけます。

今週はその落合、中井地域で染めの小道という染物のイベントが開催されます。今では川で染物を洗う姿は見られなくなりましたが、当日、川には綺麗な反物が渡され、小道には暖簾がかかり、染物で街全体が活気付きます。詳しくパンフレットをリンクしておくのでみてくださいね。西武新宿線中井駅です。

そこで、23日の土曜日13時から15時(予定)、染の里二葉苑さんにて日傘のオーダーのご相談会と実演をします。ちょこっとですけど。染織教室の生徒さんにはどんな風に染めておくといいかや少ない生地でも活かす方法など、もちろん生徒さん以外でも市販のの生地で作ることもできますでこの機会に是非ご相談ください。鼻緒のつげ換えの実演や日本刺繍の実演もあります。

今、二葉苑さんで販売中の手ぬぐいを使って日傘を作っているところですが、仕上げは当日実演という形でお見せしたいと思っています。作りかけの日傘を二葉苑さんにお見せしたところ、中の人に大好評。そこで「これ本当に日傘にぴったりで素敵ですよ。手ぬぐいだから洗濯もできますしね。」とぽろっとお話ししたところ、皆さんから、「そんなことができるのか」「日傘を洗濯するなんて思いもよらなかった」と前のめりに盛り上がりまして、お洗濯のために外す方法なんかも実演してみることになりました。当日張ったり外したりしていると思いますので、どうぞお立ち寄りください。

染物イベントなだけに、お着物姿の方も沢山お見かけします。どうぞお散歩がてらぶらぶら歩きを楽しみにお出かけください。

写真は2016年の染めの小道。

染めの小道HP

書家 安藤貴代さんの日傘

大ボリュームでご紹介するのは書家の安藤貴代さんの日傘。
…正確には、“これから、安藤貴代さんの日傘になりつつある日傘”

たくさん作りましたよ〜。ほらこの通り。

むら染めと言うのでしょうか、柿渋など色々に染められた生地を組み合わせて一本に。これをベースにここから作品を作られるそうです。どれも出来上がれば正真正銘、世界にひとつだけの日傘です。

どんな作品になるんでしょうね。いやぁ今回はまったく、全然、これっぽっちも想像できません。ずっと作りながら考えていたんですけどね、作っている結構長い時間。(笑)
楽しみですね。展示はもちろん、お客様の前でのパフォーマンスもあるそうです。作品が生まれる過程を見られるなんて、ますます楽しみです。

今決まっている予定お聞きしましたので興味のある方は是非チェックしてお出かけください。
近くは3/6から。下記の情報以外にも追加されていくようですので詳細はHPでご確認ください。

笑顔の素敵な安藤貴代さん、作られる作品も明るくて元気にしてくれそうです。

2019 3/6~12 岐阜高島屋 8F
5/29~6/4 三越星ヶ丘店 出展販売
6/26~7/2 JR名古屋タカシマヤ 9F クリエイティブギャラリー

安藤貴代さんHP

白いパラソル

ちょっと前の写真です。『シンプルな日傘を』とオーダーをいただきました。

たまたま同じ時期に、別々のお客様からご相談がありました。無地の生地は探してもなかなか表情のあるものが見つからないとのこと。確かにシンプルなものほど探すのは難しいかもしれません。いつも手持ちがあるわけではないけれど、丁度パラソラでこれから染めようと思って用意していた生地があったのでご提案して作ることになりました。意図してお勧めしたわけではないけれど、どちらも白無地を別の地柄で選ばれました。

さてさて、そんな時はいつもながら勝手にね、空想しちゃいますよ私。
「きっと何かの事情で離れて暮らす双子の姉妹に違いない。」と。(笑)
今までお互いの存在も知らずに遠く離れて生活して来て、運命のいたずらで同時に同じ注文が入ったのかもしれない。」な〜んてね。漫画のような空想が広がります。
もちろんお住まいも遠いですし、お客様の年齢も背景も私にはわかりませんが、奇遇ですよね。今までこう言う注文滅多にないですし。しかも私の元に生地もあったなんて。偶然が重なりました。

そんな双子ちゃんの日傘です。子犬の赤ちゃんのような一緒に産まれた仲良しな感じが写真にも出ていませんか?気のせいですか?(笑)

そして出来上がりはアイロンで仕上げます。不思議でしょ。傘もアイロンかけるんです。昔はスチームで仕上げていたようですが今は普通のアイロンを使います。

こうして骨になじませて綺麗な形を出します。作る前にアイロンかけすることもありますが、この仕上げのアイロンとは全く意味合いが違います。平たい生地を立体的に仕上げるため、服では襟や袖付けの際にアイロンするようなイメージでしょうか。アイロンで微調整もしています。とはいえ、1点モノが多いパラソラでは伸びてしまうリスクを避けるためにアイロンしないことも多いですが、それでも最後、折り目のない日傘に綺麗に最初の折り目をつけるのも大事な仕事。パリッと仕上げてお届けしています。

オープン前のムーミンバレーパークに行ってきました。

こんにちは。冬のパラソラ、今日もお仕事以外のおはなし、散歩コースをご紹介。

今日はオープン前のムーミンバレーパーク、宮沢湖へ行ってきました。
実は私、埼玉県在住で、ここ案外近くなんです。それで少し前からそわそわ気になっていました。

まだ地図茶色の〝metsa village” メッツァビレッジまでしかオープンしていませんが、北欧雑貨のお店やカフェなどはオープンしていて利用できます。今は待つことなくゆったりしているので散歩コースとしてとっても気持ちがいいです。建物はもちろん、来ている人も北欧好きな人が多いのか、北欧柄や明るい服を来ている親子連れやカップルが多いのもここならではでしょうか。写真はまだ入れない向こう岸のパーク。

今日は暖かく、カヌーも気持ちよさそう。小学生の頃ここでボートを借りて帰ってこれなくなったことを思い出しました。その頃は大きな湖だと思っていたけど、今見るとカヌーを1時間ぐらい借りるのにちょうどいいぐらいの大きさなんですね。

ここ、宮沢湖には天然温泉もあるんですよ。今日初めて行きましたがとっても気に入りました。駅から歩いて行けるといいのだけど、バス便なのがちょっと不便。バスで10分ぐらい。歩いたら30分ぐらいかしら?しかも少し上り坂。歩けるか心配ですが、それでもムーミンバレーパークがオープンしたらきっと歩いたほうがいいです。車はとっても混むところです。

夕方からチームラボの展示もあるので、次来るときは夕方からミートボールとビールを楽しみに来ようなんて考えています。温泉もね。

メッツァビッレッジ・ムーミンバレーパーク公式HP

今日は気分転換にとってもいい一日でした。さて明日からは、そろそろ入り始めている日傘のオーダーに取り掛かります。しばらく黙々とお仕立て作業頑張ります!

秩父銘仙館へ行ってきました。

新年おめでとうございます。

お正月休み、秩父銘仙館へ行ってきました。入り口に立った途端思わず「素敵」と口走ってしまうほど味わい深くてモダンな建物でした。館内では銘仙(めいせん)の歴史や工程を見学することができます。銘仙は竹久夢二の絵に出てくるような着物と言ったらイメージしやすいでしょうか。そんなレトロでモダンな着物を着た女性が行き来する姿も似合いそうな素敵な外観です。

銘仙は日傘作りを始めて間もない頃、ネットで偶然見つけた記事で知りました。昭和初期にとても流行っていたことや、画学生や若い画家たちがアルバイトでデザインをしていたらしく、アールヌーヴォーやアールデコを日本的に捉えていて、もっと沢山見てみたいと思って気になっていました。今の女の子達にも人気のありそうな華やかな色使いや可愛いデザインは、当時ファッションリーダーでもあった水商売の女性が好んで着ていたことなど、もう一度ちゃんと読みたいと思っているのですが、それ以来なかなかその記事を見つけることができなくて、私の記憶違いがあったらごめんなさい。

秩父銘仙館ではデザイナーについては知ることができませんでしたが、もう一つ気になっていた『ほぐし織』については知ることができました。織り方の話を聞いていてもなかなかイメージができなくて、実物を見てみたいと思っていました。

ありました、ありました。“経糸に模様を付ける”というこれ。どうしたらこんなことができるんだろうと思っていたんです。不思議じゃありませんか?糸が張ってあるのに模様が揃ってるって。ズレないってどういうこと?と思ってました。この展示で謎がひとつ解明されました。(^^)

『ほぐし織捺染体験』というのもあるそうなので次は是非体験したいみたいです。何事もやってみないとまだまだ謎がいっぱいで、どうやって作ってるんだろう、ここどうやったんだろうと、知りたいことだらけです。作ってる行程を知ると職人さんたちの技の凄さもわかるので、味わいが深くなるんですよね。大切な生地を預かる身としては品物もおのずと大切に扱うようになります。特に銘仙は絹織物と言うことで、糸が細いです。もう私の目ではムリです、何がなんだか、髪の毛のようにしか見えない細い糸を織っています。それなのに大ヒットしたということは大量に生産されていた訳で、どうやって生産していたんでしょうね。本当に不思議です。

秩父銘仙館で絹織物を堪能した後は、目の保養⁉︎、慈眼寺へ。眼の神様が祀られているとのことで、お詣りしてきました。最近とんと目が悪くなって細かい仕事が苦手です。まだまだ針仕事できますように。目に効きそうなお茶も買いました。

そして締めくくりは、秩父駅の『祭の湯』。お正月で鈍った身体をシャキッと目覚めさせる作戦です。突然思いついて出かけてきたので、タオルセットを借りました。連休中にも関わらず混んでいなくてゆったり、休憩所もゆったり。駅ヨコ温泉なので温泉上がって5分で特急電車なんてことも可能です。思いつきで出かけた秩父旅。思いがけず楽しく良い休日になりました。

休日明けからはいよいよ日傘作りも本格的に始まります。今年の夏用にと染めてもらった生地もすでに届いています。頑張って仕立てていきたいと思います。

皆さま本年もどうぞよろしくお願いいたします。

バティックの日傘

パラソラではオーダーメイドでご注文をいただくと最初にしていただくのが生地を送ること。お客様からすれば、お買い物なのにまずは大切な生地を発送するところから始まるというちょっとスリリングなお買い物システム。スリリングと言っても今まで一度だって届かなかったことはありませんよ。安心してこうしたやりとりができるのも信用あってこそです。実店舗がなくてもお互いお顔を知らなくても、生地と一緒に届く指示書やお手紙でお客様との小さなコミュニケーションができるのも、しっかり届けてくれる郵便局や宅配便の方のお力あってこそです。感謝してます。

さて、今日の日傘は生地と共に、そうしたお客様のことをちょっと知ることができるお手紙が添えられていました。「大切にするあまりずっとしまいこんでおりました。」と。ありますよね〜、使いたいのに大切すぎて使えないんですよ。私もありますあります。でもついにお披露目の時がやって来ましたね。ジャジャーン。

すっごく可愛らしいんですよ。鳥の声が聞こえてきそうな、楽しそうな、楽園とでも言いましょうか。バティックは草花や鳥が大胆にデザインされているイメージありますが、小さな鳥と草花で構成されているのは珍しいんじゃないですか。葉のひとつひとつの動きもとても美しいです。生地の裏側もこんなにしっかり色が付いていてうっとり。この日傘をさして木漏れ日の中お散歩したいわ〜。

そして手元の茶色が全体を引き締めていい感じです。あ、手元が光って見えるのはビニールが巻いてあるから。お使いになるときは天然木の美しい木肌が現れますからね、この日傘からお住まいになっていた自然豊かなインドネシアを思い出してくれるといいなぁと思います。