カテゴリー別アーカイブ: オーダーメイドの日傘

軽くて上品な日傘

今日ご紹介の日傘は反物から。

「いつか何かをと、大切にしまい込んでおりました。」と、お手紙と共にお送りいただきました。大切な反物から、とても素敵な日傘に仕上がりました。

 

竹の手元に竹の露崎を付けてしっとり大人の色香漂う日傘になりました。うーん素敵💕。神楽坂の石畳を歩いているうなじの綺麗な美人さんのような日傘です。なんと日傘の擬人化妄想。💦(笑)

少し薄めの生地も涼やかでこれまた良い感じです。風が抜けるのできっと差していても涼しいと思います。UV加工を気にされるお客様も多いですが、涼しさも気にしてもらいたい日傘選びのポイントです。暑さをしのぐ “小さな日陰” を持ち歩くのには、負担にならない重さも大事です。日傘が重くて汗ダラダラになっていたら残念ですものね。木棒に竹の手元の組み合わせ、パラソラの日傘の中でもとっても軽いです。それでいて風にも安定感があるので驚くほど手首がラク。鉄棒に慣れてしまっているとよりいっそう軽く感じると思います。どうぞ日傘選びの参考になさってくださいね。

不慣れなネットでのご注文を頑張ってこなしてくださいました。ありがとうございます。その甲斐あって、出来上がりは旦那様にも好評だったそうで、とても喜んでいただけました。奥様の持ち物をそうやって褒めてくださる旦那様って素敵ですね。熱中症に気をつけて、夏もたくさんお出かけしてもらえたらと思います。

太陽さんさんひまわりの日傘

久しぶりの青空、こんなキラキラした日は明るく元気なひまわりの日傘をご紹介します!

新宿落合にある『二葉苑』さん。素敵な外観は石原さとみさんの東京メトロの広告でもご覧になったことがあるんじゃないでしょうか。風情のある染色工房です。私も月に一度染物教室に通っていますが、染物の工程を知ることはとても面白くて、体験してこそわかる奥深さにいつもワクワクさせてもらっています。

さて、そのお教室で染めた作品からのご依頼。丹精込めて染めた反物からお仕立てさせていただきました。軽やかなデザインですが、染色の工程は沢山あって、絵の具で描くようにはいきません。一工程一工程積み重ねて、これだけ染めるのに反物約4メートル。根気は勿論、柄合わせの計画も大変です。そうして染められた生地ですから、でき上がるまで私はドキドキ。裁断緊張します〜。

ちゃんと計画して染められているんですけど、わかっているんですけど、お預かりしてからできるまでず〜っと心配しておりました。💦ちゃんと型に収まってくれるかしら、うまく繋がるかしらと。5ミリずれてもいけません。ドキドキドキドキ。型にマスキングで目印つけて慎重に慎重に。

そして出来上がったひまわりはそんな心配をよそにめちゃくちゃ可愛い〜!💕ステキな日傘に仕上がりました。花びらの動きが素敵。花びら一枚一枚の色に表情があって手挿しならではの優しい風合いが感じられます。本当にいいですよね。裁断前のアップのお写真からも花びらの微妙な揺らぎに心ときめきます。そして夏の空にはこうした明るい色がとても似合います。光を通すとまた一段と綺麗なんですよ。華やぎますね。

お教室では下絵から筒描き、地入れ、色挿し、蝋伏せ、引き染め、そして蒸して洗うところまで、全ての行程を経て仕上げます。そして日傘になるまでまた半月ほどお待ちいただいたので、きっと半年以上かけて一本の日傘になっているんじゃないかしら。産み出すのにじっくり時間をかけた分、これからきっと毎年毎年夏が楽しみになりますね。一目惚れして出会った日傘も勿論素敵、でも一本ぐらいこうして時間をたっぷりかけた日傘を持っているのも大人の魅力ってものじゃないですか。😉✨

 

東京メトロ Find my Tokyo

パラソラならではのこんなコト

こんにちは。
いつもオーダーメイドのお話ばかりしているので今日はパラソラならではのサービスのお話ししてみたいと思います。そこでまず、パラソラ、日傘も売ってるんです。知ってました?(笑)

こちら、白木の手元はただいま販売中のアフリカンプリントの純パラソル。もちろんパラソラで張っています。お客様から時々「販売してる日傘の持ち手は変更できないんですか?」とお問い合わせ頂くことがあります。これ、パラソラならではのお問い合わせですよね。普通傘や日傘を買う時そんなお買い物の仕方しませんものね。(笑)でももし、そんなささやかなご希望が叶えられたらいいと思いませんか。「ここだけちょっと違ってたら欲しいのに」なんてことよくありますもの。

パラソラの日傘の場合、1点ものは展示会用に張っていることが多く、すでに接着してしまっていて残念ながら変更ができません。オリジナル品の場合は何本か同じものを作っているので手元が付いていないことも多く、そんな時はご自由に手元、選ぶことができます。作っているからこそ承れるご注文、どうぞパラソラならではのプチカスタムを楽しんでくださいね。

そして今回ご紹介の日傘は一点モノ、手元は接着されていましたが、あったんです。同じ生地が。\(^o^)/この生地、シンプルでいいなぁと思って何本か作るつもりで生地を用意していました。その生地がまだ1本分残っていたんです。それで新たに張ることになりました。セミオーダーという形でお時間頂いて、丸い竹の手元をつけることができました。どうですか、イメージ変わりましたでしょ。竹との組み合わせも可愛いですね💕

お客様にはとっても喜んでいただいて、お写真いただきました。「るんるん♬とスキップしたいぐらいの気持ちです。」とメッセージが添えられていて私もるんるん嬉しくなりました。だってシンプルだけどいいんですよこの柄。綿なので触り心地も爽やかです。実は自分の夏のワンピースも作っちゃおうかなんて思って多めに仕入れていたんですが(公私混同💦)、全部日傘になったらそれが一番ですもん。この写真から楽しそうなお散歩想像できますね。お写真ありがとうございました。

blogで「どんな方がどんな風に使ってくれているか想像してます」と言っているせいか、こうしてお写真お送りいただくことも増えて嬉しいです。ほんとは皆さんに直接お会いできるといいんですけどね。全部はご紹介できませんが、少しづつご紹介できたらと思います。「パラソラで注文したら写真送るのめんどうだわ」なんてプレッシャーに思わないでくださいね。日傘お届けできればそれで大丈夫なので、基本受け取るところまでがお買い物ですから。😊どうぞお気軽にご注文ください。

一柳綾乃さんの日傘

納期ギリギリのお仕事が続いていたのが一段落したのでホッと一息中です。あまりホッとしすぎるとまたギリギリになってしまうので油断できないんですけどね。久しぶりのblog、お待たせしました。

さて今日ご紹介するのは一柳綾乃さんの日傘です。
いつも通り気持ちのいい空気感です。素敵ですね〜。花びらの一枚一枚が風にそよいでいるようで涼しげな日傘に仕上がりました。

でき上がるまでどう繋がるかわからないので、2本違う裁断でつないでみましたがいかがでしょう。

色を塊で見せたいと思った左と全体に軽やかにしたかった右。裁断の向きやちょっとした柄の取り方で出来上がりがこうして違ってきます。

右の日傘は左のように繋いでも同じようにならないし、反対に左の日傘は右のようにはならなくて、繋ぎ方を変えるとキリッと強い感じになりそうでした。結構迷ってこの繋ぎ方にしています。右の日傘はすぐ決まったんですけどね。作ってると製品の柄では見ていないようなところまでじっくり見ていてコラージュする楽しみをさせてもらっている気がします。作家さんも仕上がりはお任せくださるので、出来上がり広げた時に喜んでもらえたら嬉しいなと思います。

日傘とお揃い

まだ5月⁉︎ 暑くなってきましたね。

ご注文のお品、コツコツ進めていますがちょっと遅れ気味。7月になってしまったかと勘違いするほどのお天気の良さが、季節の感覚を狂わせて、「遅れてる〜💦」「早くお届けしないと〜💦lと余計に焦ってます。やっと一山超えたので、この後はサクサク進みます!どうぞご安心くださいね、

さて今日はお客様から届いたお写真ご紹介します。

オーダーメイドで作った日傘とお揃いで作られたそうです。いいですね〜涼しげで。かわいい❣️。たっぷり入りそうなので、お出かけの時にショールやスカーフを入れておけそうなのがいいです。寒がりだから冷房対策は真っ先に考えちゃう。時にはお出かけ先で美味しそうな、でも “かさばるおせんべい” 買っちゃっても、「なんでもございませんことよ、ほほほ。」な〜んて涼しい顔でいられるところも大人コーディネートの大事なポイント。(笑)お揃いのバッグは大活躍してくれそうですね。

パラソラからお届けした日傘、いつもどんなふうに使ってくれるのかなぁと想像しているので、日傘ライフを楽しんでもらえてるのはとっても嬉しいです。ステキなお写真ありがとうございました。

写真はご了承を得て、パラソラで少し加工させていただきました。カメラプラスというアプリを使って、トリミング。フレームをつけてインスタント写真風に仕上げました。

まぁるく張った日傘のご紹介

前回の蝶々に続いて今回も蝶々の可愛らしい日傘のご紹介です。
そして今回はちょっと冒険して “丸張り” に挑戦してみました。

スカーフをそのまま張るように柄を生かして張る張り方です。職人の父はこの張り方を中々教えてくれなくて結局自分で完成させました。どう言うわけか、子である私にも技術教えないんです。頑固なのか意地悪なのか。で、喧嘩になるので一緒に仕事はしません。キッパリ(笑)ただ、教えてもらえないと問題解決力は身につきますけどね。

お預かりしている生地で起きる色々な問題を解決するには沢山の引き出しはあった方がいいので、傘作りを始めた頃はわざと失敗しそうな生地を選んで張ることを繰り返していたぐらいです。おかげさまで最近はちゃんと張れるようになってしまったので、久しぶりに初心に戻って頭を使うお仕事となりました。

「ところで一体どこが難しいの?」とお思いでしょ。“丸張り” は普通に張るとこうなります。

わかります?このフレアー。オーダーメイドではもう少し経験積まないと難しそうですが、色々試してちょっとコツがわかってきました。張れるようになったら出来上がり可愛いですものね〜。放射状に伸びるデザインは “丸張り” ならではです。

さて、話変わって、GW、ガラスの仮面が読みたいとかカプセルホテルに泊まってみたいと言っていましたが、結局どちらも叶わず、日帰りちょい旅と、実家の片付けや雑用に明け暮れていました。悲しいかな介護世代、心配ごとは尽きないけれど、元気なうちに一緒にいられる大事な時間と割り切って家族サービスに勤しんでおりました。GW明けの先週は全然お疲れモードが抜けなくて、今週は先週分挽回したいと思います!

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写真は秩父羊山公園の芝桜とご近所のお稲荷さん、そして二葉苑さんでの板締め体験。

蝶々の日傘

さて今日の日傘は可愛い蝶々柄。

色々な蝶々が飛んでいてとっても可愛いです。作家さんのオリジナルテキスタイルでオーダーいただきました。春からの日傘にぴったりじゃないでしょうか。生地も厚手の麻なので紫外線対策ばっちりです。いよいよ暑くなってきたので街中でも日傘を差している方が増えてきました。GWは紫外線も大分強くなっていますのでどうぞ日傘ご用意してお出かけくださいね。暑さ対策にもおススメです。

さてそのGW、皆さんはどこかお出かけですか?
パラソラは残念なことに今年も遠くへお出かけの予定はありません。
クーッ(TT) なのでいつも通りご注文お受けしています。

ずっとフリーランスで働いていたので、予約して旅行する習慣がありません。だからいつものこと。ただそうは言っても連休前にまわりがざわざわしてくると、「どこか行けばよかったかなぁ」なんて思うんですが結局、近所を散歩したり、行ってみたかった街へ出かけてみたり、地味だけど好奇心いっぱいで充電しています。

そして今年の小さな野望は漫画喫茶へ行って『ガラスの仮面』を読破したい。子供の頃以来読んでないんですけど、50巻目の発売をまだかまだかとファンの方々が待ちわびているんですって。それを聞いて、にわかファンになってそこに乗っかりたいと😅そんな野望を抱いてます。でも行ったことないんです漫画喫茶。どこでも読みたい本があるとは限らないですよね。どう言う仕組みになっているんだろう。ナゾだ。(笑)あとカプセルホテルにも泊まってみたい。案外快適って言うけど本当に快適かどうか体験してみたいんですけど、混んでるのかなGWは。それとも空いているのか?これもナゾだ。

それから積んである本も読みたいし、実家の大片付けもしときたいし。10日の休みじゃ足りないぐらいやりたいこといっぱいです。(笑)どれも叶わず一日中映画見て終わってもそれはそれでいいお休みです。そんな休む気満々モードなので、制作の方はお休みさせてくださいね。

野菜かごの日傘

今日の日傘、キーワードは『野菜かご』。

いつもオーダーの生地が届くと最初にするのが生地の確認。問題なくできるかな?難しいかな?と確認して、次にボタンや指示書は入っていないかな?と確認しています。時々お手紙が添えられていることもあります。小さなメモで、生地の物語が入っていたり、次のお出かけまでに使いたいなどなど。そんな時は夢いっぱいで楽しみに待って頂いてるんだなぁと私の想像のスイッチもポチッと入ります。そして今回のお手紙には、「竹の手元に合わせて露崎も竹にできますか?野菜かごのイメージなんです」とありました。

「もちろん竹の露崎大丈夫です!」そして私にもワクワクが伝わってきました。大急ぎで生地を広げて「わ!野菜がいっぱい!」とまたワクワク。そして作りたくてうずうず。(笑)

いいですよね〜、そういうイメージができるって。カゴじゃないけどカゴみたい。想像の翼、広がっちゃいますよね。そして出来上がったのがこちら。

野菜いっぱいの野菜かご日傘。可愛い💕
できる限り多くの野菜が入るように繋いでいますが本当はまだまだ入れられなかった野菜もあります。それでも大収穫な野菜かごになりました。

手元に付いてるボンボンが、パセリっぽくないですか?形というより味?(笑)色?今写真を見てたら青っぽい味思い出しました。粉ふきいも食べたくなってきました。形もくしゅくしゅ葉っぱみたいにも見えてきますね。

いつもなら翌日到着で発送するんですが、遠方なのと早く仕上がったのとで、1日余裕を見て到着するように発送しました。にもかかわらず、ヤマトさん早いです。センターまでひとっ飛び。ご依頼主さんもそれを聞いたら早いです。「我慢できずに取りに行っちゃいました!」って。(笑)

そんなわけで産地直送、新鮮なお野菜を新鮮なうちに日傘にしてお届けすることができました。夏のビタミン補給にもりもり使ってくださいね!

染物の日傘

先月の染めの小道でご相談いただいた日傘が出来上がりました。
大きな柄を二つ、小さな柄を二つ、長〜い反物をご自分で染められた反物からお作りしました。柄と無地を交互に配置しています。

染物ならではの素敵な色合い、大人の日傘にふさわしい落ち着いた仕上がりです。

こちらの日傘、スッとここに居りますが実はいくつもの行程を経て出来上がっています。せっかくなので今日は手仕事の尊さを少しだけご紹介しますね。

まず染める前にデザインを考えます。そして下絵を描き、糊を置いて色を挿していきます。と言っても紙に色を塗るようには行きません。Tシャツに絵を描いたり名前を描いたことがある方はわかると思うんですが、布に色を挿していくのはとても難しいんです。布の上は筆で描いても滑らないので、色のお水を一筆一筆染み込ませて染めていく感じです。

そして色を挿し終えると今度はその色を置いた所にロウでマスクをして背景になる全体を染め上げます。ロウを塗るのもロウが冷めるとすぐに固まってしまうので温めながら素早く丁寧にはみ出ないように筆を扱うのが難しいところです。一つ一つ慎重に積み上げていく友禅の技法、染物教室に通い始めてその価値がよくわかるようになりました。

そしてまだまだ続きます。最後に全体が染め上がった反物を高温で蒸しあげて、なんども洗ってから色止め。洗う作業も重労働。長い反物をたぐってたぐって糊を落とす作業を繰り返します。こうしてやっと染め上がった作品です。

お着物や帯になる道のりと同じように辿って出来た大切な作品をパラソラに託していただいています。もうそれはそれは責任重大。最初にハサミを入れるまで何度も確認して、それでもドキドキ。パラソラではハサミではなくて実際には包丁で直裁断します。だからなおのことドキドキ。包丁を研いでピッカピカにしてから作り始めました。

仕上がりはほんとに素敵。涼しいお顔で「日傘でございます。」と何事もなかったように凜としておられます。ご希望の木の露崎をつけて「思い通りの日傘に仕上がった」と喜んでいただきました。よかった💕私も一安心。そろそろ暖かくなってお出かけが待ち遠しい日傘になりました。

書家 安藤貴代さんの日傘

大ボリュームでご紹介するのは書家の安藤貴代さんの日傘。
…正確には、“これから、安藤貴代さんの日傘になりつつある日傘”

たくさん作りましたよ〜。ほらこの通り。

むら染めと言うのでしょうか、柿渋など色々に染められた生地を組み合わせて一本に。これをベースにここから作品を作られるそうです。どれも出来上がれば正真正銘、世界にひとつだけの日傘です。

どんな作品になるんでしょうね。いやぁ今回はまったく、全然、これっぽっちも想像できません。ずっと作りながら考えていたんですけどね、作っている結構長い時間。(笑)
楽しみですね。展示はもちろん、お客様の前でのパフォーマンスもあるそうです。作品が生まれる過程を見られるなんて、ますます楽しみです。

今決まっている予定お聞きしましたので興味のある方は是非チェックしてお出かけください。
近くは3/6から。下記の情報以外にも追加されていくようですので詳細はHPでご確認ください。

笑顔の素敵な安藤貴代さん、作られる作品も明るくて元気にしてくれそうです。

2019 3/6~12 岐阜高島屋 8F
5/29~6/4 三越星ヶ丘店 出展販売
6/26~7/2 JR名古屋タカシマヤ 9F クリエイティブギャラリー

安藤貴代さんHP

白いパラソル

ちょっと前の写真です。『シンプルな日傘を』とオーダーをいただきました。

たまたま同じ時期に、別々のお客様からご相談がありました。無地の生地は探してもなかなか表情のあるものが見つからないとのこと。確かにシンプルなものほど探すのは難しいかもしれません。いつも手持ちがあるわけではないけれど、丁度パラソラでこれから染めようと思って用意していた生地があったのでご提案して作ることになりました。意図してお勧めしたわけではないけれど、どちらも白無地を別の地柄で選ばれました。

さてさて、そんな時はいつもながら勝手にね、空想しちゃいますよ私。
「きっと何かの事情で離れて暮らす双子の姉妹に違いない。」と。(笑)
今までお互いの存在も知らずに遠く離れて生活して来て、運命のいたずらで同時に同じ注文が入ったのかもしれない。」な〜んてね。漫画のような空想が広がります。
もちろんお住まいも遠いですし、お客様の年齢も背景も私にはわかりませんが、奇遇ですよね。今までこう言う注文滅多にないですし。しかも私の元に生地もあったなんて。偶然が重なりました。

そんな双子ちゃんの日傘です。子犬の赤ちゃんのような一緒に産まれた仲良しな感じが写真にも出ていませんか?気のせいですか?(笑)

そして出来上がりはアイロンで仕上げます。不思議でしょ。傘もアイロンかけるんです。昔はスチームで仕上げていたようですが今は普通のアイロンを使います。

こうして骨になじませて綺麗な形を出します。作る前にアイロンかけすることもありますが、この仕上げのアイロンとは全く意味合いが違います。平たい生地を立体的に仕上げるため、服では襟や袖付けの際にアイロンするようなイメージでしょうか。アイロンで微調整もしています。とはいえ、1点モノが多いパラソラでは伸びてしまうリスクを避けるためにアイロンしないことも多いですが、それでも最後、折り目のない日傘に綺麗に最初の折り目をつけるのも大事な仕事。パリッと仕上げてお届けしています。

バティックの日傘

パラソラではオーダーメイドでご注文をいただくと最初にしていただくのが生地を送ること。お客様からすれば、お買い物なのにまずは大切な生地を発送するところから始まるというちょっとスリリングなお買い物システム。スリリングと言っても今まで一度だって届かなかったことはありませんよ。安心してこうしたやりとりができるのも信用あってこそです。実店舗がなくてもお互いお顔を知らなくても、生地と一緒に届く指示書やお手紙でお客様との小さなコミュニケーションができるのも、しっかり届けてくれる郵便局や宅配便の方のお力あってこそです。感謝してます。

さて、今日の日傘は生地と共に、そうしたお客様のことをちょっと知ることができるお手紙が添えられていました。「大切にするあまりずっとしまいこんでおりました。」と。ありますよね〜、使いたいのに大切すぎて使えないんですよ。私もありますあります。でもついにお披露目の時がやって来ましたね。ジャジャーン。

すっごく可愛らしいんですよ。鳥の声が聞こえてきそうな、楽しそうな、楽園とでも言いましょうか。バティックは草花や鳥が大胆にデザインされているイメージありますが、小さな鳥と草花で構成されているのは珍しいんじゃないですか。葉のひとつひとつの動きもとても美しいです。生地の裏側もこんなにしっかり色が付いていてうっとり。この日傘をさして木漏れ日の中お散歩したいわ〜。

そして手元の茶色が全体を引き締めていい感じです。あ、手元が光って見えるのはビニールが巻いてあるから。お使いになるときは天然木の美しい木肌が現れますからね、この日傘からお住まいになっていた自然豊かなインドネシアを思い出してくれるといいなぁと思います。

秋だけど日傘

今日ご紹介するのは落ち着いた色合いの染めの日傘です。ご自分で染められた反物からご注文いただきました。染物教室がご縁で何度となく「これは日傘に向くかしら」とお問い合わせいただいていました。素材だったり染まり方だったり、せっかくのオーダーですから長く愛用できるものがいいですものね。沢山考えて、その分沢山楽しみにしてくれていました。

そして今年実現したうちの1本がこの露草の日傘。反物は約4メートルの途中を裁断を考えて染めるので難しそうです。裁断する私も絶対間違えてはいけないと何度も確認して作りました。そしてバッチリ繋がりました。色の変化は近くで見る以上に遠目ではとっても効果があると思います。きっと色が溶け合ってしっとりした感じに見えるんじゃないかしら。優しお花の柄が浮きたってとってもステキです。

ところでこうした大人の日傘、欲しいと思って探してもなかなか見つけられないですよね。おしゃれな人はいったいどこでお買い物しているのかしら?と思うステキ小物を上手に取り入れていますけど、この日傘も普通に探していてはまず見つけられないはずです。だからこそのオーダーなんですが、こうして自分で染めることはちょっと難しい。いや大分難しい。

そこで、おすすめなのがギャラリーやセレクトショップなど、作家物を探すこと。「ギャラリーは敷居が高くて」と思っても、思い切って扉を開けたら新たな出会いがあるかもしれません。今からアンテナ張っておくといいと思います。

もちろんパラソラのオーダーも頭の片隅に置いておいてくださいね。日傘は見つからなくても反物探しならもっと手軽。なかなか私一人では素敵な生地を見つけてくるのは難しいですし、デザインするのも時間がかかります。なのでパラソラでご用意できないものは、それぞれが探してくると言う、なんともお客様頼りなパラソラですが、参加型のちょっとめんどくさいこんなお店もあっていいですよね。きっとそんな手間のかかることをやってみたい人達もいると思うんです。わざわざ、生地を送って出来上がるまで何日も待つなんて。好きじゃなくちゃできませんもの。(*´꒳`*)パラソラも同じく、すぐに販売しないで1本づつ作って送るなんて。気の長い話です。

パラソラが作った日傘に欲しいものがなくて、好きなものがぴったり同じじゃなくても、何となく気になると思ってもらえたら日傘屋としては良いと思うんです。友達だって趣味が違っても一緒に出かけるし、話は弾む。協力して仕事をすれば一緒に喜べる。お客様との関係も一緒だと思うんですよね、だからお友達に頼むつもりで「nokoさん、昨日こんなの見つけちゃったのよ!日傘にどうかしら!」なんて声かけてもらえたらと思います。

大好きな色の日傘

今日の日傘は晴れた天気のいい日にとても映える綺麗な日傘。
そして私の大好きな色の組み合わせ。多分売っていたら買ってしまうな。と思うぐらい💕✨。青い空と葉っぱを連想するからでしょうか、青と緑の組み合わせは子供の頃から好きでした。よく見たらダイヤモンドの柄!蔓植物のような柔らかなデザインの中に硬質なものが描かれているなんてなんと斬新なんでしょう。ちょっとリッチな楽しい気分にしてくれる日傘になりました。

確か素材は綿麻混だったと思います。届いた生地を確認した時、てっきり綿だと早合点していて、作る時になって柄と素材のイメージが違うので「わ💦どうしよう。」と思った生地でもありました。

ちょうどいい機会なので、upでもご紹介しておきますね。麻によくあるタイプの “地の目の粗い生地” です。糸と糸の間に隙間が見えています。

このぐらいの粗目は張ることはできるんですが、端を見るとほつれやすそうなことがわかります。そして斜めに引っ張ると糸に隙間がある分グ〜んと伸びます。もちろん、服なら体にフィットして動きやすく着やすいんですが、傘の場合は伸びると骨から外れてしまいます。

そのためいつもよりきつめに張るのですが、詰めすぎると傘が開かなくなってしまうし、ゆるくて縫い直すとほつれてしまう心配があります。粗めの生地は張り終えるまで緊張が続きます。でもいざ張ってみると心配した割には簡単に出来てしまう素材もあるんですけど。今回の日傘も通常の修正程度で上手く張れました。良かった良かった。

今回のように多少の粗目でも張ることはできますが、 縫い直しを重ねる必要があるため綺麗に仕上がらないこともあるのがオーダーでお受けする判断の難しいところです。これは本当に素材次第。できれば肉眼で糸の並びがハッキリ見えないぐらいに糸が詰まっている生地を選んでもらえるといいと思います。どうぞ生地選びの参考にしてください。

衣替え進んでますか?

そろそろ衣替え、皆さんもうお済みですか?私は衣替えのつもりが毎年この時期、恒例の大片付けになってしまいます。夏の間、家のことが少々疎かになってしまうもので、一段落したこの時期に片付けることになってしまうんです。衣替え自体は服が少ないのでとっても簡単になりました。

さて、衣替えのついでに何年も着ていない浴衣や来年は新調するつもりの浴衣は今年のうちに日傘に作り変えておくなんていかがでしょう。“それもいいかも”と思ってもらえたらのご提案。夏の楽しい思い出を振り返りながら秋の夜長、ゆっくり解いても時間は十分あります。しまってしまう前に想像してみてくださいね、来年の夏の楽しみが一つ増えること間違いなしです。

そんなわけで、今日は浴衣の日傘のご紹介。オーダーされるなかでも一番綺麗にパリッと仕上がるのがこうした浴衣の反物から作った日傘です。糊の効いた浴衣に袖を通すと暑さもシャキンとさせてくれるように、パリッと張った日傘に包まれていると気持ちも爽やか、見ている人にも涼しさを感じてもらえます。日傘にするのには糊はしていなくても大丈夫。パリッと張れます。糊をしてあると触り心地、たたむ触感が一層爽やかです。

今日の日傘をオーダーいただいたのはリピーターのお客様。流石に生地選びがお上手ですね。ランダムな梅の柄のデザインもイメージ通りに仕上がったんじゃないかと思います。とっても可愛らしい日傘に仕上がりました。

ぶどう柄の日傘

秋がもうすぐそこまで来てると思ったら、また夏へ逆戻り。
今年は日傘の大活躍の年になりました。

さて今日ご紹介するのは今まさに美味しい盛りのぶどう柄。「とてもお気に入りの柄で、日傘に出来上がるのがとても楽しみです。」とご期待いただいてのスタートです。ドキドキドキ。
そして、最初の裁断から大いに悩みました〜。写真の通り、大事な大事なぶどうが入りません。

とっても素敵な柄なんですがデザインのリピートを探すのが難しい柄でした。1.5コマづつで色が変化して行きます。頭が混乱してしまうんですが、左右の色違いと上下の色違いに加えて柄をしっかり入れるという難題です。いつもは目測で裁断しますが、念入りに型紙を当てて確認しているところです。繋げた時に柄の重さが釣り合うところを探っていきます。例えば写真の右端のコマ、あえて、あえてですよ、実は途中で切れてしまうぶどうは外して白い背景を選びました。

そして出来上がりがこちら。ス*テ*キ💕 自画自賛。(笑)
ブドウは欲張らずに、葡萄棚の下でどれが美味しそうかなと見つけるぐらいの分量で、葉っぱの間から空ものぞいているようなイメージです。ふっくらジュウシーで美味しそうなぶどうが際立ちます。葉っぱのつながりも途中で色が変化したり、重なり合ったりと複雑に繋がりました。八角形だからこその面白いデザインになったと思います。

お届けするととても喜んでいただき、なんと旅先から絵葉書までいただくというサプライズ。コツコツ作っているところへ舞い込んだ嬉しいお便りです。ありがとうございます。とっても励みになりました。おまけに旅先でもステキな生地に目が向いていらっしゃるとのこと。日傘を作ったことで新しい旅の楽しみが広がってくれていたら嬉しいですね。

9月半ばになってもまだまだ暑い日が続いています。今年はもうしばらく日傘のある暮らしを楽しんでいただけるのかなと思っています。

秋にも折りたたみの日傘

少し涼しく秋めいてきましたね。
久しぶりの投稿です。今日の日傘は折りたたみ。

パラソラ、実は今まであまり積極的に折りたたみを作ってきませんでした。
というのは、折りたたみの傘は骨に直接綴じつけるため、サイズ調節が難しいからなんです。
ゆるい分には調節できますが、きつい場合は一点ものではお手上げです。
そんなわけであまりお勧めしていなかったんですが、やっと最近塩梅の確率が上がってきたので、ちょっとだけ自信を持ってお受けしています。とはいえ今でも折りたたみのご注文はドキドキです。

今日はいつもと反対に、出来上がりの日傘から、元の生地の柄を想像できますか?

ひゃー想像できません。って思うでしょう?そうなんで、すどう繋がったのか作った私にももう最初の生地を思い出すことができません。(笑)

この想像を超える繋がり方、面白いですよね〜。ルーレットのような大きな柄も入っています。デザインのせいかヘリンボーンのようにも見えますが、平織りなんですよ。ちょっと涼しくなった今だから思うんですがこういう柄だと、涼しい秋口もしっかり使えますね。秋の服にもマッチするお色です。折りたたみなら夕方はさっとカバンにしまってしまえば、秋の紫外線対策もバッチリです。

傘の日傘

今日のblogのタイトルは『傘の日傘』。傘なのか日傘なのかなんのこっちゃな感じですが。傘の柄の可愛い生地からご依頼いただきました。

ポップな色使いが楽しいデザインの柄です。私このオレンジのところとっても好きです。どんな染め方なんだろう。次々知らないことが現れて染物も興味が尽きないです。

さて、今日の日傘、柄はとっても可愛いんですが、作るとなると実は随分悩みました。柄のリピートが傘の一コマの幅と微妙に異なるので考えずにカットするとつなぎ目がぷつんプツンと変な繋がり方をしてしまうんです。大胆にずれてくれるといいんですが、間違えたみたいに繋がってしまうというか。

そして出来上がり、いかがでしょう。って、できてしまうと何を悩んだかわからなくなってしまうんですけれども、生地を無駄なく使いながら規則的に柄を繰り返せる方法をさぐりました。色違いの方も赤いラインが互い違いになるように繋いであります。こういうデザインは楽しくて音楽が聞こえてくるような感じがします。青い日傘はハープのような抑揚のある音色。紺色の日傘はもう少し低い音がボンボンと響いて来るような音色。お仕立てしながらそんなこと考えています。

キャラクターの日傘

今日ご紹介するのはキャラクターデザインの日傘。生地作りの段階からご相談いただきました。
しかし残念ながらパラソラではそこはデザイナーさんにお任せということで、日傘作りだけご注文いただきました。

なんのキャラクターなのかなぁと思っていたところ、インスタグラムでのプレゼント企画だったそうです。(現在終了しています)このKENTAくんはペットのうさぎちゃんで、時々こうしたグッズを作っているとのこと。きっとそんな愛情がファンの方にも伝わるんでしょうね。折りたたみなので男女どちらでも使えるデザインで、プレゼントにもぴったりです。

もちろん企画は大成功だったそうですよ。日傘プレゼントに当たった方はラッキーですね。夏の間けんたくんにほっこり癒してもらえそうです。

可愛いうさぎちゃんのインスタはこちらから superkamogashira

日傘の張り替えー他店の日傘編

前回に引き続き日傘の張り替えについてお届けします。

パラソラ以外の日傘の場合、お問い合わせいただいた中で張り替えられるものはかなり少ないです。せっかくステキな手元が付いていても張り替えられないのは残念なのですが、張り替えできない理由はそれぞれで、構造的にできない場合と、できるけどお受けできない場合があります。

まず張り替えできる条件は、8本骨、木棒、先端が飾り巻き又は陣笠(金具を打ち付けてあるもの)、47センチ前後。この条件を満たしていればパラソラの木型で調整できるので張り替え可能です。

1枚目はこれから張り替えるお預かりの日傘、2枚目はその生地を剥がしてパラソラの骨に張ってみたところ。形がずいぶん違うものの木型が使えそうです。

1枚目の写真、先端に石突きがついているのがわかりますか?こうした石突きの場合は石突きを壊して生地をはずします。ただ木棒に木の石突きの場合は強力に接着されている場合があるのと、変えの石突きがないので張り替えできません。竹の手元には竹の石突きがついていることも多いので、どうしても張り替えできないことが多くなります。心棒が鉄棒の場合は外すことは可能ですが、骨を壊してしまうリスクがあるので、お受けしていません。

最近は10本や12本など骨数が多いものが増えていますが、パラソラには木型がなく張り替えできないのでご注意くださいね。

次に生地を生かしたい場合、折りたたみから長傘への変更はサイズ(47センチ)と骨数(8本)があっていればできる可能性があります。折りたたみの方がサイズが大きい為、長傘から折りたたみはできません。

職人さんにはきちっとサイズを測って作って行く方と、調整しながら作ってしまう方がいます。前者の場合は沢山の木型を持ち、いつも同じ仕上がりに作ることができますが、後者の場合は1本づつ調整します。木型を作るための張り方です。パラソラは後者なので1つの木型を使って調整しながら張ってしまいます。「購入したお店にお問い合わせしてみてください。」とご提案しているのは、作ったところなら、その木型を持っているはずだからなんです。

ちなみに傘の骨、みんな同じように見えますが種類がとても多いんですよ。この写真は傘の心棒の中に入っている部品。骨の数だけ部品の数もあるんです。さて、パラソラの骨の中に入っているのはどれでしょう。…と言われても正直まだ見分けがつきません。(^^;)

追記  沢山の張り替えのお問い合わせを頂きましたが、張り替えできたものがありませんでした。パラソラの日傘以外では『8本骨、47センチ木棒、石突きなし』に限りお問い合わせください。それ以外は申し訳ありませんが張り替えできません。