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会津もめんの日傘

そろそろ夏休み始まりましたか?こんにちは、夏はいつも何曜日だかわからなくなるパラソラです。7月お預かり分はお盆前にお届けを目標に作っていましたが、やっと目処が立ってあともう少しというところでワクチン接種2回目。どうか2回目も大きな副作用ありませんように。

さて今日ご紹介するのはとっても素敵な反物からです。お届けすると「シンプルな柄ですが、本当に素敵な日傘に変身しており、感激しました。」と素敵なメッセージをいただきました。ありがとうございます。私もうれしい。ほんと素敵な日傘だなぁって、惚れ惚れしながら作っていました。

カサっとした触り心地が暑い夏にとても気持ちがいいんです。色もとっても素敵。

反物はお祖父様とお叔母さまが住んでいらした会津若松にある山田木綿織元さんの『会津もめん』だそうです。

日傘って一年中ずっと使うものではないでしょ。だから好きにプラスして懐かしい思い出や家族に想いを寄せる物語が込められてるって素敵ですよね。初夏になったら、夏物を出してきて、日傘を手にする時にご家族や従兄弟たちとの夏休みの思い出がふわっと浮かんでくるんじゃないかなぁなんて想像しています。

出来上がりの日傘は少し可愛らしく丸みを帯びています。これは生地がしっかり織られていて伸びが少ないためです。張る塩梅が難しい生地です。今回も少しきつめですが、使っているうちにもう少し緩んで柔らかくなってくる思いますので、上手に育ててもらえたらと思います。

そして『山田木綿織元』さん調べてみましたよ。リンク先は観光ナビですが、お写真なども載っています。織物工場好きとしては興味津々。見学もできるんですって。友達が郡山にいるので今度遊びに行ったら連れて行ってもらおう。いつも行きたいとこある?って聞いてくれるのに温泉と「リカちゃんキャッスル」(これも工場ね)ぐらいしか思いつかなくて(^^;;

それにしてもまずは今の状況が落ち着かないとですね。いつもひとりで黙々と仕事をしているので、お客様が送ってくださる小さな情報が今回のように旅気分に浸れたり楽しい気分に誘ってくれるんですよね。ありがとうございます。

少し多めに生地をお送りいただいて袋も作りました。

傘袋、先を少し細めに作ります。たったこれだけで収まり良く持ちやすくなるんですよ。日傘を倒して折り目が汚れてしまった経験ありませんか?袋に入れて立てかけておけばそうしたうっかり汚れから守ることができます。シーズンオフにしまっておく時にもいいですよね。お預かりした生地は全てお返ししているので、着物の襟の部分や三角に残った生地でも作れますのでぜひ自作してみてくださいね。「お裁縫苦手だわ」って方は有料ですがお気軽にお問い合わせください。