昨日、飯能のわたなべ画廊で開催中のオーライタローさんの個展へ行ってきました。作品をみていると絵の中にタイムスリップしたような気持ちになるので、人のいない昭和の建物の中を冒険してきたような不思議な時間を味わってきました。(青い文字の部分をクリックすると展示作品にリンクします)
その中の一つ、傘屋さんが画廊の近くにあるということで、帰りぎわオーナーさんが近くまで案内してくださいました。せっかくなのでこのまま通り過ぎては勿体無いと、思いきって訪ねてみました。
残念ながら店内にはほとんど傘はなく、提灯がいくつも置いてあります。傘屋さんは季節商売なのでシーズンオフには傘以外の商品と合わせて営業しているところが多いのですが、それでも提灯とはまた変わっています。聞けば仕入先が減り、取引先だった大きな問屋も無くなってしまったので、今では修理は少しするもののほとんど傘はやめて、お祭りの提灯を描いているそうです。可愛い店構えなので傘がなくてとても残念です。傘がびっしり並んでいた頃を想像すると店内だけでなく人通りもあって、町にも活気があって賑やかだったことでしょうね。うーん、小さいお店屋さん、もっとこれから復活してくれないかなぁ。