早いもので、神楽坂てまめでの日傘展が終了して2週間。足をお運びいただいた皆様ありがとうございました。今年もたくさんの出会いがあり楽しい展示会になりました。
あれからせっせ、せっせと縫い続けて、やっと展示会中お預かりしたオーダーメイドのご注文がすべて仕上がりました。大変お待たせしました。
締めくくりの日傘はかわいい小鳥の生地でご注文いただきました。たっぷり贅沢に生地を使って柄合わせをしています。裁断にとても集中力が必要なので、暑くてイラっとしてたら絶対できません。なので今回はシャワーを浴びて、しっかり頭を冷やしてからの作業開始です。印つけなしの型から直接裁断なのでホント、緊張するんです。
さて、この日傘、オーダーのおもしろさがとても出ていると思うんですが、生地で見た時の柄の配置、黄色と緑色の鳥が上下交互に並んでいるのがわかりますか? どの鳥もなるべく首のところで切れてしまわないように、どちらの鳥をメインにするか、慎重に考えての位置決めです。
出来上がってみると素敵なことが起きました。
いかがでしょう。お花の冠みたいに見えませんか。鳥のつながりもリズミカルになりました。裁断を少し変えるとまた印象の違うものに出来上がるので想像してみるのも楽しいですね。お忙しい毎日の自分へのご褒美、喜ぶお顔が見られて私もハッピーな気分になれました。素敵なお仕事をありがとうございます。
さぁ、ここからまた一踏ん張り。お待たせしている日傘、頑張ります。ご注文いただいているみなさま、もうしばらくお待ちくださいね。