傘の張り具合

さっき張ったばかりの小さな日傘、長い手元をつけたら可愛いかなと、来年に向けてのサンプルを張ってみました。image上の写真は型通り張ったもの。下は調整したものです。

最近は手芸でも日傘が作れるようですね。型通り作るのはそう難しくないと思いますが、型を作るのは結構難しくて、型ができても生地が変わるたびにこうして調整をします。洋服で言う所の補正ですね。傘の場合1mmの違いは8mmの違いになって出てきます。最初の頃はきつくて傘が開かないとか、頭のてっぺんがピョコっと飛び出すなど、市販品では見たことないような失敗傘がいくつも出来上がってました。

手芸の傘でも生地をオリジナルに変えると、うまくできないことがあるので気をつけてくださいね。きつくて開かないのも困りますが、素敵な生地がダブダブなのも残念ですから。時々ギブアップしてお電話いただきますが、直せなくはないと思うのですが、パラソラの日傘とは型が違い、作り方も違うので、今のところは頑張ってくださいと励ますにとどまっています。意地悪じゃないんですよ、ごめんなさいね。いよいよ力尽きたらご相談ください。

この傘も、これでよしとするか、もう少し修正できるのかさっきから眺めて考えています。