爽やかなお天気になりましたね。散歩日和。お洗濯日和。
衣替えのついでにプチ断捨離が少し進んで今日はすっきり気分でいます。でも断捨離って口で言うほど簡単じゃないですよね。随分前から意気込んでますけど、ほんと少しづつしかすすみません。まずは洗面台から初めるといいと聞いて、洗面台、靴箱、食器棚と進んで、やっとタンスの中スッキリです。これから寒くなったら足りないものが出てきそうなぐらい捨てちゃいました。(°_°)もともと沢山は持っていないけど、家仕事なので必要数はきっとものすごく少なくても大丈夫なはずなんです。
さて今日のお写真は北海道のお客様から送っていただきました。アンティーク風なレースの日傘と素敵な薪ストーブの意外な組み合わせ。でもこう見えて9月のお写真なんですよ。北海道、寒いんですね。今回は骨の取り替え修理のご依頼でした。パラソラの日傘ではないのでダメ元でということで骨を外して送ってくださいました。私としては、「ダメ元で」の一言はとても気持ちが楽になって助かります。直らないかもしれないけど、もしかしたら直るかも。大切な日傘だからこそなんとか直したい。
まず生地が届いて真っ先に思ったこと、「最も難しいタイプがおくられてきてしまった!」。そうなんです。なんと裏地がついていました。おまけにレースです。早速骨に張ってみたところ、パラソラの骨とサイズが合わない。大きい骨に張ってもまだゆるい。そして裏と表のバランスがうまく取れない。元の形がわからない。縫い詰めていいのかもっと上手い張り方があるのか、散々悩んで迷って頭を抱えて、やっとの思いで張りました。経験を積むってこういうことなんですね。何よりやってみないことにはできることって増えませんものね。お客様にも喜んでいただけたので、経験値1ポイント獲得です。出来上がってみると籐の手元にぴったりの素敵な日傘になりました。
今の季節、衣替えと一緒に日傘も是非メンテナンスしてくださいね。露崎が外れていたり、ボタンが取れかかっているものは小さなお針仕事でご自分でも直せます。次の出番には気持ち良く使えるようになりますし、お部屋の中で客観的に眺めると、日焼けで筋が付いていたり傷んでいることにも気がつくかもしれません。不調があって使わないものを置いておくのはただ場所をとっているだけです。処分するか、修理するか、作り直すか。ひと手間かけたらきっとお部屋の中もスッキリしてきます。