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細身の日傘

今日ご紹介するのは細身の日傘。薄い綿の生地からのご依頼です。
オーダーメイドの日傘を沢山ご覧いただいているとお気付きだと思うのですが、使っている骨、手元が同じでも仕上がりの感じは随分違うものに出来上がって見えます。色柄だけじゃなく生地の厚みも印象を決める1つのポイントです。細身の日傘はどこかクラッシックな感じもして上品で素敵ですよね。さりげないオシャレができる大人の日傘って感じです。

そうは言っても薄い生地は紫外線対策としてはどうなの?とお思いかもしれませんが、意外にも目の詰まった生地は紫外線防止効果も高いそうです。

気象庁のHPによれば紫外線の浴びすぎを防ぐには、日傘や麦わら帽子などの幅広のつばのある帽子が効果的とありました。ただし、大気中に散乱する紫外線までは防げないので、襟付きのシャツや長袖など織目の詰まった生地を選んで、皮膚に到達する紫外線を減らすことも必要だそうです。

確かに直接肌をガードするのは良さそうです。外に出ないという訳にもいかないので、お出かけには着るものにも工夫したいですね。ただ、衣服は通気性の良いものをお選びくださいね。紫外線を防止して熱中症になってしまっては大変ですから。

ちなみに今日ご紹介の日傘の生地は『リバティ』。薄地でもしっかり織目が詰まっています。織糸が細いのでシルクのような質感で触り心地もひんやり。油断しがちな空気の澄んだ場所や紫外線の強い曇りの日にも、とてもいいんじゃないかと思います。

紫外線防止の日傘にはもちろんUV加工は効果的。オーダーなら厚めの生地も効果的。つい紫外線にばかり注目しがちですが、暑い日に軽い日傘を持つのがどれだけ身体に負担が少ないか、体感温度がどれだけ涼しく感じるか、使ってみるときっと実感してもらえると思います。日頃、重い日傘に慣れてしまっている方にも是非体験してもらいた軽やかな日傘に仕上がりました。

2018年7月12日