月別アーカイブ: 2016年9月

変化して変化して、日傘に

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今日の日傘も一点ものの布からご注文いただきました。折りたたみの日傘にお仕立てしています。

同じように絵の具で描いても作家によって個性が出ますね。また一人の作家からも同じものは2度とできないのが面白いところです。ピンクの甘いイメージもこんな色合いだと落ち着きがあって大人の風合い。

この生地を作った作家はまさか日傘になっているとは思ってもいないことでしょうね。描いているときは目の前の作品に集中してしまうものだから、色との勝負!みたいな気持ちで作っていると思うんです。どんどん色が混ざり合い、滲み、響き合い、思ってもみない色に変化して来るのが面白くて、一筆一筆ドキドキですし、またそれが乾いて来ると見えないはずの色が見えて来て、新たなハーモニーにまた勝負していくような布作り。布が出来上がるまでどんな仕上がりになるのか一番期待しているのは作家本人なんだと思います。

そしてでき上がった布が作家の手を離れ、次の持ち主の元へ。そうしたら形を変えこんな風に変身してしまうなんて。変化変化の繰り返しで、とっても面白い道を辿って出来上がっていると思います。私は間に入って日傘を作っただけですが、裁断一つでも違ったものになるかもしれなかったと想像すると、この出来上がりに至る出会いと偶然の積み重ねが愛おしくなりますね。そして次は新しいご主人様のもと日傘となってどこへ連れて行ってもらえるんでしょう。

2016年9月30日

日傘という額縁

そろそろ秋の気配ですね。

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今日の日傘は一柳綾乃さんのデザイン。光を通すとキラキラ光ってとてもきれいです。こんな風に窓辺に置いて眺めているだけでも心安らぎます。デザイーが自ら手書きした一点ものの作品を、こうして手元に置いて眺めていられるなんて贅沢なことですね。

絵画を購入するのは敷居が高いと思っている人も、お気に入りの布はつい買ってしまうなんてことありませんか。抽象画は苦手といいながら、服なら好きな色やデザインを自然に選んでいます。お気に入りの布はパネルに張って絵画のように眺めるのもいいかもしれません。そんな考えの延長で眺めていると作品を日傘という額縁に入れて持ち歩けるなんて、とっても嬉しくて贅沢なことのように思えてきました。

作家。絵描き。時々デザイナー。
一柳綾乃 Ayano Ichiyanagi
http://ayanoichiyanagi.wixsite.com/ayano-ichiyanagi

2016年9月29日

曼珠沙華が見頃です!

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久しぶりの青空になりましたね。昨日西武線の駅に、こんなポスターが貼ってありました。このポスターを見て、紅白の小林幸子さんの巨大な衣装を連想するのは私だけかもしれませんが(笑)、今、曼珠沙華が見ごろですって。何度か行ったことがありますが、写真のようにこんな真っ赤な絨緞がずーと続いていてかなり見応えがあります。巾着田のホームページによると10/2まで入場料がかかるそうなので、見頃はまだ1週間ぐらい先までありそうです。混雑しますが休日も午前中ならまだそれほどでもないので早めの出発がオススメです。
この季節、川沿いにも赤い花が沢山咲くので、混雑を避けるなら、飯能近辺、サイクリングやハイキングで散策するのにも気持ちがいいですよ。ただし車はすっごく混むので避けたほうがいいです。お年寄りや小さなお子様が一緒なら帰りの特急券も買っておいてくださいね。

巾着田の公式ホームページ
http://www.kinchakuda.com

2016年9月25日