月別アーカイブ: 2020年1月

芝桜の日傘

雨にも負けず、雪にも負けず、ダウンコートにも負けずに日傘作ってます。

先日の染め遊びを日傘に仕立てました。芝桜色〜。丘にピンクや白の芝桜が咲いているようじゃないですか?🌸🌸🌸勝手に命名します。😉芝桜の日傘。

アイデアを考えたり、翌日の段取りを考えたりしていると時々眠れなくなってしまうことがあるんですが、そんな朝まで全然眠れなかった昨年のGW、「もういっそのこと起きてしまえっ!」で、ガバッと起きあがったらひらめきました。✨「そうだ!芝桜見に行こう!」

まだ暗い休日の朝、ぐっすり眠っている夫を無理やり起こして秩父の羊山公園へ。毎年GWの頃になるとニュースでも放送されるので、シーズン中はとても混雑します。そんなシーズン真っ只中、混雑する前の静かな電車に乗って出かけました。一つ手前の駅から歩くことになってしまったんですが、里山の風景を楽しみながら歩けるとても良いコースでした。そしてついた先は、素晴らしい芝桜の丘。ここでみた芝桜の眩しかったこと。眠ってないのでなおさらしみます。澄んだ冷たい空気と一面ピンクの色鮮やかな光景が蘇ります。🌸🌸🌸

この日傘も写真で見ると普通の日傘なんですけど、実物見たら本当に綺麗なんですよ。冬の日差しにも鮮やかに華やかな色を放ちました。やっぱり日傘は外で見たとき綺麗じゃないとね。そして今回の素材はリネンです。手にしたらひんやり。リネンもいいですね。今まで綿ばかりで作っていたけど、素材も少しづつ増やしていこうと思います。

あんまり芝桜🌸芝桜🌸って言っていると芝桜🌸にしか見えなくなってくる〜。と思ってきませんか。ふふ、しめしめ。😚寒いし。春を思い出しながら一緒に暖かくなるのを待ちわびましょ〜。

2020年1月29日

染めてます

こんにちは。今年は暖かくてもう直ぐに春になってしまいそうですね、急げ急げ!で相変わらず気持ちだけ焦ってます。

さて今年は展示販売会予定しています。3年ぶりかしら?再び、世田谷のワサビ・エリシさんです。以前のようにショップでの販売ではなくて、ギャラリーをお借りするので開催期間は1週間。ちょっと短いですけど、また詳細決まりましたらお知らせしますね。期間が短いので、できればもう一箇所ぐらい出かけたいところですが、それまでに何本作れるのかの出来上がり次第になりそうです。

今年は染物の日傘を作っています。藍染の工房にお願いしたり、自分で染めたり。通っている染物教室では手挿し染めを教えてもらっていますが、これはもう日傘にするのはあきらめました😅(早っ)

…というのは超高級日傘になってしまうから。いやいや誤解しないでください💦腕があるからじゃないですよ。工程が多くてどうしても想定以上の価格になってしまいます。ましてや教えてもらいながらなので見合うものは到底作れそうにないので諦めました。そうですよね〜、傘仕事も最初の頃は手が遅くて作業代が全然価格に見合ってなかったですもの。それなりの修行期間も必要です。専門家にお任せしましょう。

そうは言っても自分でも染めたい。そこで、手挿し染めのような「こう作ろう」じゃなくて「こんなのできた」で、お求め易い価格でパラソラにしかない日傘を作ってみようと思います。

例えばこんな染め方。傘だから、三角に裁断してから染めたらどうかしらと思って畳んで色を付けました。金魚すくいみたいな小さな染物。仕事だけど遊びの要素もあって『畳んで染めて広げてビックリ』。(笑)これを飽きるまでたくさんやってみようと思います。

簡単なようで工夫のしようが沢山あるところも面白いんですよ。こうして染めたらもっと早く出来るとか、簡単にできるとかあるんでしょうが、blogに書いておくと染め屋さんやお客様にも教えてもらえたり、話が弾んだりするので😉気負うこともなく正直に。傘は作れるけど、他のことはとりあえずやってみる。そうするとだんだんいい方法に落ち着いてくるものです、簡単なことからコツコツと。

広げて見ると、可愛いピンクに染まっていました。これは春に出かけた芝桜色💕

このあと日傘に仕上げていきます。まぁるく繋がると印象変わるので出来上がりも後で更新しようと思います。どんな日傘になるか想像してみてくださいね。それではまた。

2020年1月26日

ずっと見ていたいもの

お久しぶりのblogとなりました。夏の終わりとともに、parasolaのこともすっかり忘れていることと思いますが💦、blogも放っておくとGoogle先生に見放されてしまうそうなので、またボチボチと更新していきますね。

昨年ギャラリーをお休みしていた間、オーダー品を作っていました。やっぱりね、そんな日が続くと自分の日傘も作りたくなります。今までいろいろな方法を試してみたけれどなかなか続けられるものに出会えなくて失敗続き。(打ち込めるかという意味でね)。職人でもなく、作家でもなく、傘屋でもなく。微妙な立ち位置。だからすぐに方向を見失います。💦💦

ただわかっているのはただ一つ。美しいものが大好き。それを仕事にしたい。
美しいものに出会う瞬間の「わっ!きれい✨」「わっ!素敵💕」これを仕事にできたら嬉しいですよね。そもそも、自分で撮った写真とか作ったものが好きでずっと見ていたい。って思うタイプ。そう、イタイタイプね。(笑)でも好きなものってずっと見ていたいと思いませんか?

宝塚が好きなのもの「華やか〜✨ずっと見ていたい」美術館が好きなのも「面白〜い✨ずっと見ていたい」。皆さんそうだと思うのだけど、私はその続きにもう一つ「なんでだろ?」って思っちゃう悪いクセもあります💦、美しい〜と思ってる後ろで冷静に、「人より手首が柔らかいのかしら?」とか「カーブの角度が好きなのかしら?」と。何か共通なときめきポイントがあるように思ってずーっと眺めちゃうんです。😅

日傘のときめきポイントで言えば色。光を通した色はずっと見ていたいと思えます。これは美術館の絵画にも負けない魅力で洗濯物を干した時の気持ちいい色合いと言ったらわかってもらえます?。陽を浴びて風や空気と混じり合った時の色が最も魅力的に見えるんじゃないかなと。☺️そんな感覚を共感してもらえる日傘、作れたらいいなと思っています。

もちろん、色だけじゃなくてお花の柄やボタンの形といったモチーフやデザインに興味のある人もいるでしょ、そこはオーダーで作れるので、好みはみんなそれぞれ、本当に好きなもの使えるようになったら楽しいですよね〜。自分のときめきを表現しながら、誰かのときめきのお手伝いもする。今年もそこは変わらず続けていきます。

ということで、今日はこれからのお買い物にも役立ちそうな映画をご紹介。少々強引ですが💦

骨董の世界を舞台に騙し騙されの面白い世界。贋作話はもともと好きなんですが、見てる側もいちいちそう来たかと心地よくだまされる面白さ。古美術の裏側も垣間見れて楽しい作品でした。ブランドや流行に振り回されがちな人も、もしかしたら価値観が変わるかも知れません。1/31新作も始まります。楽しみ楽しみ。

嘘八百 京町ロワイヤル

 

嘘八百

2020年1月24日