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1年中の日傘

昨日は中秋の名月、お月様見られましたか?私は雲の隙間に綺麗に満月🌕見ることができました。

さて、夏に紹介の間に合わなかった日傘のご紹介をしています。
今日の日傘もオリジナルデザインからオーダーいただきました。

限られた中に四季が盛り込まれて美しいデザイン。自然の移ろいと空気感まで伝わります。透明感のあるところが涼しげですよね。素敵ですね〜。今日の見出しタイトルには「一年中の日傘」としたけど、素材が白いベースの綿なので秋冬は涼しそうすぎ。💦もちろん夏にご注文頂いてるので夏に思い切り楽しんでくださいね。鮮やかな色がきっと目を惹きます。

さてデザインは1コマづつ違った柄を繋いでいます。オーダーならでは。日傘に仕立てるには少し生地が足りないかなぁという時もこうして違う生地同士を組み合わせて作ることができます。今回はひとつおきに柄と無地を合わせていますが、柄柄、無地無地など組み合わせを変えるだけでもまた雰囲気が変わりますし、柄柄柄無地など4枚一組で考えても面白いですよね。

例えば骨董市で購入したお気に入りの布、袖1枚だったとしても日傘、作れるので諦めないでくださいね。他の生地と組み合わせてぜひぜひ楽しんでもらえたらと思います。ただ違う生地を組み合わせるときのポイントとしては、素材をなるべく揃えること。伸縮率が違うと、のちのち歪みが生じますので気をつけてくださいね。

それではまた。

POPなデザイン日傘

雨ですね〜。もうあの暑い夏は戻ってこないんでしょうか。信じていいんでしょうか。ここ数年10月でも半袖いけるんじゃない?って暑さが続いてましたけど、今年はもう秋でいいんですか?いえいえパラソラはまだ信じませんよ、夏の日傘のご紹介が残されている限り日傘のご紹介続けます。

ということで、今日の日傘、どうでしょう〜。👏👏👏

オリジナルデザインでオーダーいただきました〜。お祭り感ありますよね〜。楽しぃ〜。

見てるだけで高揚感が高まります。どういう時に使うんでしょうね。想像が膨らみます。お祭りの時に大勢で差して賑やかに行進したり、ダンスで使ってもいいですよね。大きなパラソルになっても良いかも。個性的なメイクやファッションで普段に差してもカッコいい。

パラソラでは1本から、正確にはほぼ「1本もの」のオーダーを承っています。なので色々な生地が持ち込まれますが、時々封を開けてビックリ!な生地が届くのもまた面白いところです。この生地が届いた時も思わず「おぉぉぉ!!!」って頭の中がぐるぐるぐるぐる。

お問い合わせで、「おおよそこんな感じの緊張しそうなの」届くかなぁと想像はしてますが、お客様の方が一枚上手!「そう来たかぁ!(失礼💦)」という、してやられたりな可笑しさと、ご期待通りに出来るのかと緊張するソワソワ感が一気に押し寄せて来ました。

技術面ではデザインものにはどうしても制約がかかります。こちらの日傘の場合、柄合わせが難しく、天地の色合わせは比較的合わせやすいのですが中央部の柄は斜めで合わせるため調整するのは難しくなります。生地や使用する骨によっても仕上がりが変わるのでデザイナーさんで後々製品化を予定している場合は量産するメーカーさんにご相談するのが近道だと思います。

洋服作りのように柄合わせができないのが傘作り。立体に仕上げる難しさと面白さがオリジナル日傘をデザインする醍醐味かもしれませんね。どうぞご参考になさってください。

元気で可愛い日傘

遅ればせながらオーダメイドの日傘をご紹介しています。

今日ご紹介するのは可愛い水玉の日傘。ご自分でデザインしたそうですよ。可愛いですね。

ここ数年、テキスタイルデザインがとっても身近になってきました。もちろん、一般の方々にはまだまだ敷居は高いですが、デザインを学んでいる人なら、小ロットでオリジナルプリントを作ることもできるようになってきました。作家さんも増えています。SNSをはじめ今は自分をアピールできる人が増えているので、個性豊かなものがどんどん出てくるのが面白いなぁと思って若い方達の仕事を見ています。

今日の日傘もありそうで無いデザイン。爽やかな水色の水玉模様にラフなイラストが、暑い夏にゆる〜くリラックスできそうですね。お日様が高い位置にあったて全然へっちゃらで遊びに行きたい世代。いいなぁ。ギラギラ陽射しの中を真っ黒に日焼けして、スイカかじりながら海まで歩いてた頃を思い出しましたよ。もう私何年水着着てないんだろう。(遠い目)

デザインソフトを駆使して、プリンターを駆使して、カタチにまで仕上がって、きっと達成感あったことでしょう。夏のお祭りにもリゾートにも、ちょっと得意気分でお出かけ出来たんじゃないかなと思います。コロナ禍で不自由も一杯だけど、夏を楽しんでもらえてたら良いなと思います。

シンプルな麻の日傘

9月初めだというのに今年はもうすっかり秋の気配ですね。パラソラの日傘作りもひとまず一段落しました。暑いうちになかなかご紹介出来なかったオーダーの日傘を遅ればせながら、少しづつご紹介しようと思います。

今日ご紹介するのはリピーターのお客様から。数年前に購入したパラソラの日傘が良かったのでとおっしゃって今年はオーダーメイドのご注文いただきました。

シンプルな麻から作りました。実はこうしたシンプルなものほど買おうと思うと探すのが大変です。服に合わせやすくて飽きが来なくて、こういう日傘を1本持っているととても便利です。

私もこの色が大好きで、以前お手入れの時にご紹介した折りたたみの日傘も似たお色。まだ傘作りを始める前に購入したモノだけどもう30年ぐらい使っています。物持ち良すぎますね。

余談になりますが、私みたいな人にはきっとオーダーメイド品はぴったりです。お気に入りを使い始めたら浮気しない。壊れても壊れても同じのを買って飽きずに使うんです。まるでメーカーさんとの根くらべ。特に皮製品は使い続けますね。カバンに靴に財布、手帳と、仕様変更したり廃盤になったらメーカーさんの負け。今まで私相当勝ってますよ。お洒落よりお気に入り優先。女子力低いのかな。

昔、読んだ本で定かではないんですが、妹尾河童さんがやっぱり同じ靴ばかり買うんですって。片方ダメになってもどれとでも合うようにって。うわてですね。そこまでじゃ無いけど気持ちすごくわかります。😅世のメーカーさんにお願いしたい、定番品はぜひ定番でお願いします。と。

さて本題に戻って、日傘にとって麻選びはちょっと難しくて、縫ってみないとわからないところがあります。オーダー価格が綿より少しお高めなのも縫い直しありきだからなんです。綿で作るよりふんわり柔らかな感じに仕上がります。

麻選びのコツとしては服にした時、膝が出てしまいそうなものは向きません。高級なものがいいとは限らないんですね。服なら体から離れて風が入って涼しい素材も傘だと閉じた時に骨から離れてフカフカな感じになります。たたみにくさにつながります。それも使い込むうちに上手く馴染むこともあるので、育てるつもりで選んでもらうといいのかなと思います。どうぞ生地選びの参考になさってください。

それでは今日はこの辺で。