バティックの日傘

パラソラではオーダーメイドでご注文をいただくと最初にしていただくのが生地を送ること。お客様からすれば、お買い物なのにまずは大切な生地を発送するところから始まるというちょっとスリリングなお買い物システム。スリリングと言っても今まで一度だって届かなかったことはありませんよ。安心してこうしたやりとりができるのも信用あってこそです。実店舗がなくてもお互いお顔を知らなくても、生地と一緒に届く指示書やお手紙でお客様との小さなコミュニケーションができるのも、しっかり届けてくれる郵便局や宅配便の方のお力あってこそです。感謝してます。

さて、今日の日傘は生地と共に、そうしたお客様のことをちょっと知ることができるお手紙が添えられていました。「大切にするあまりずっとしまいこんでおりました。」と。ありますよね〜、使いたいのに大切すぎて使えないんですよ。私もありますあります。でもついにお披露目の時がやって来ましたね。ジャジャーン。

すっごく可愛らしいんですよ。鳥の声が聞こえてきそうな、楽しそうな、楽園とでも言いましょうか。バティックは草花や鳥が大胆にデザインされているイメージありますが、小さな鳥と草花で構成されているのは珍しいんじゃないですか。葉のひとつひとつの動きもとても美しいです。生地の裏側もこんなにしっかり色が付いていてうっとり。この日傘をさして木漏れ日の中お散歩したいわ〜。

そして手元の茶色が全体を引き締めていい感じです。あ、手元が光って見えるのはビニールが巻いてあるから。お使いになるときは天然木の美しい木肌が現れますからね、この日傘からお住まいになっていた自然豊かなインドネシアを思い出してくれるといいなぁと思います。

2018年11月12日