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爽やかな日傘

今日は関東地方秋晴れのいいお天気でした。秋に入ってもお天気がいいと日傘を差している方を最近良く見かけます。夏に気をつけて「絶対UVカット加工の日傘でなくては!」と思っていた方はまだまだ油断できません。秋も紫外線対策してくださいね。

さて夏の終わりにご注文いただいて、まだお披露目していなかった日傘、ご紹介しますね。
今日みたいに爽やかな日にはこんな爽やかな日傘の気分です。

生地を受け取った時の第一印象は「触り心地、ひんやりすべすべ気持ちい〜ぃ♪」。
そして「お着物の生地なのかなぁ、でもちょっと異国っぽさもあり、どんな物語りを持って今ここに届いたのかなぁ」なんて考えながらお作りしていました。赤い市松模様がとっても可愛らしいです。

小さな連続柄に大きな色の変化があるので柄合わせを慎重にいくつか試したてからスタート。段違いに上手く揃うように、どこで繋ぐと綺麗かしらと念入りに。その甲斐あって思った通りに上手く繋がりました。紅白の柄が素敵でしょ。お届けするととても喜んでいただけて、お母様の残された布だと言うことをお聞きしました。何かのカタチに残したいとの思いからご依頼くださったそうです。

形見のお品だったんですね。いつも身近に持てる日傘を作るお手伝いができて良かったなぁと思います。そしてなんとなくその市松模様がずっと気になっていて検索して見ましたよ。手ぬぐいや風呂敷などにも良く使われる日本では伝統的な柄ですものね、どんな意味があるんでしょう。

そこでわかったのは、市松模様は模様が途切れることなく続いて行くことから、子孫繁栄や商売繁盛など、無限に繁栄して行く意味があるそうです。吉祥柄と言って縁起の良い柄なんですね。そんな素敵な意味があるんだと知ると、お母様の願いがそこに込められていたような気がして、ちょっぴり胸が熱くなってしまいました。

傘は良く身を守る例えにも使われるように、もしかしたらこの日傘を差しているとやさしい思い出に包まれて守られているように感じることがあるかも知れませんね。素敵な思い出と共にどうぞ大切になさってくださいね。

金魚柄の可愛い日傘

こんにちは。10月だというのにまだまだ半袖でいけますね。私は今年3回目のギックリ腰です。💦針仕事集中しすぎは気をつけないとねいけませんね。

昨夜の地震、皆様の地域被害はありませんでしたか?私はびっくりして玄関にすっ飛んで行きましたよ。マンションのドア、閉じこもりがとっても怖いので、必ずすっ飛んでいきます。エレベーターも動いているか確認して、実家に電話して一息。「こんなギックリ腰の時に避難なんてことになったら大変だわ。」と呟いて思い出しました。

「あれ?ギックリ腰どうした?」って。😅
今日はまた腰痛で、まさに火事場の馬鹿力。まだしばらくは用心していきましょうね。

さて今日は真夏にご紹介しそびれてしまった浴衣からの日傘をご紹介します。来年blogを読んでくれる方の参考に、1年早いご紹介です。ものは言い様。

思い出のたくさん詰まった浴衣からのご依頼です。よく見るといろんな金魚がいて可愛いんです。お腹のぷっくり感が可愛いの。気持ち良さそうに泳いでますね〜。水草も涼しげで良いですよね。

そしてまぁるく繋ぐとどうですか?反物の時とちょっとイメージ変わるでしょ。


私のイメージは、お祭りの金魚すくいで泳いでいた金魚から、おうちの小さな池に放された金魚たちに。そんな風に見えてますよ。😊金魚たちに「今日からよろしくね!」って。小学生のころ、昭和のおうちに小さな小さな池があった頃を懐かしく思い出しました。

いろんな金魚が入るように柄取りして、「この子、ちゃんと入ってるかな?」「この子はのびのび泳がせよう。」なんて考えながら、金魚すくいみたいな日傘作りになりました。

ボタンは赤い金魚でくるんで小さなアクセントに。こうしてみるとボンボンも水草かあぶくのようでしょ。想像力全開で楽しい日傘に仕上がりました。

子供の頃から大切に着ていた浴衣、これからは可愛い日傘になって、まだまだ愛情注いで貰えそうですね。

 

1年中の日傘

昨日は中秋の名月、お月様見られましたか?私は雲の隙間に綺麗に満月🌕見ることができました。

さて、夏に紹介の間に合わなかった日傘のご紹介をしています。
今日の日傘もオリジナルデザインからオーダーいただきました。

限られた中に四季が盛り込まれて美しいデザイン。自然の移ろいと空気感まで伝わります。透明感のあるところが涼しげですよね。素敵ですね〜。今日の見出しタイトルには「一年中の日傘」としたけど、素材が白いベースの綿なので秋冬は涼しそうすぎ。💦もちろん夏にご注文頂いてるので夏に思い切り楽しんでくださいね。鮮やかな色がきっと目を惹きます。

さてデザインは1コマづつ違った柄を繋いでいます。オーダーならでは。日傘に仕立てるには少し生地が足りないかなぁという時もこうして違う生地同士を組み合わせて作ることができます。今回はひとつおきに柄と無地を合わせていますが、柄柄、無地無地など組み合わせを変えるだけでもまた雰囲気が変わりますし、柄柄柄無地など4枚一組で考えても面白いですよね。

例えば骨董市で購入したお気に入りの布、袖1枚だったとしても日傘、作れるので諦めないでくださいね。他の生地と組み合わせてぜひぜひ楽しんでもらえたらと思います。ただ違う生地を組み合わせるときのポイントとしては、素材をなるべく揃えること。伸縮率が違うと、のちのち歪みが生じますので気をつけてくださいね。

それではまた。

POPなデザイン日傘

雨ですね〜。もうあの暑い夏は戻ってこないんでしょうか。信じていいんでしょうか。ここ数年10月でも半袖いけるんじゃない?って暑さが続いてましたけど、今年はもう秋でいいんですか?いえいえパラソラはまだ信じませんよ、夏の日傘のご紹介が残されている限り日傘のご紹介続けます。

ということで、今日の日傘、どうでしょう〜。👏👏👏

オリジナルデザインでオーダーいただきました〜。お祭り感ありますよね〜。楽しぃ〜。

見てるだけで高揚感が高まります。どういう時に使うんでしょうね。想像が膨らみます。お祭りの時に大勢で差して賑やかに行進したり、ダンスで使ってもいいですよね。大きなパラソルになっても良いかも。個性的なメイクやファッションで普段に差してもカッコいい。

パラソラでは1本から、正確にはほぼ「1本もの」のオーダーを承っています。なので色々な生地が持ち込まれますが、時々封を開けてビックリ!な生地が届くのもまた面白いところです。この生地が届いた時も思わず「おぉぉぉ!!!」って頭の中がぐるぐるぐるぐる。

お問い合わせで、「おおよそこんな感じの緊張しそうなの」届くかなぁと想像はしてますが、お客様の方が一枚上手!「そう来たかぁ!(失礼💦)」という、してやられたりな可笑しさと、ご期待通りに出来るのかと緊張するソワソワ感が一気に押し寄せて来ました。

技術面ではデザインものにはどうしても制約がかかります。こちらの日傘の場合、柄合わせが難しく、天地の色合わせは比較的合わせやすいのですが中央部の柄は斜めで合わせるため調整するのは難しくなります。生地や使用する骨によっても仕上がりが変わるのでデザイナーさんで後々製品化を予定している場合は量産するメーカーさんにご相談するのが近道だと思います。

洋服作りのように柄合わせができないのが傘作り。立体に仕上げる難しさと面白さがオリジナル日傘をデザインする醍醐味かもしれませんね。どうぞご参考になさってください。

元気で可愛い日傘

遅ればせながらオーダメイドの日傘をご紹介しています。

今日ご紹介するのは可愛い水玉の日傘。ご自分でデザインしたそうですよ。可愛いですね。

ここ数年、テキスタイルデザインがとっても身近になってきました。もちろん、一般の方々にはまだまだ敷居は高いですが、デザインを学んでいる人なら、小ロットでオリジナルプリントを作ることもできるようになってきました。作家さんも増えています。SNSをはじめ今は自分をアピールできる人が増えているので、個性豊かなものがどんどん出てくるのが面白いなぁと思って若い方達の仕事を見ています。

今日の日傘もありそうで無いデザイン。爽やかな水色の水玉模様にラフなイラストが、暑い夏にゆる〜くリラックスできそうですね。お日様が高い位置にあったて全然へっちゃらで遊びに行きたい世代。いいなぁ。ギラギラ陽射しの中を真っ黒に日焼けして、スイカかじりながら海まで歩いてた頃を思い出しましたよ。もう私何年水着着てないんだろう。(遠い目)

デザインソフトを駆使して、プリンターを駆使して、カタチにまで仕上がって、きっと達成感あったことでしょう。夏のお祭りにもリゾートにも、ちょっと得意気分でお出かけ出来たんじゃないかなと思います。コロナ禍で不自由も一杯だけど、夏を楽しんでもらえてたら良いなと思います。

シンプルな麻の日傘

9月初めだというのに今年はもうすっかり秋の気配ですね。パラソラの日傘作りもひとまず一段落しました。暑いうちになかなかご紹介出来なかったオーダーの日傘を遅ればせながら、少しづつご紹介しようと思います。

今日ご紹介するのはリピーターのお客様から。数年前に購入したパラソラの日傘が良かったのでとおっしゃって今年はオーダーメイドのご注文いただきました。

シンプルな麻から作りました。実はこうしたシンプルなものほど買おうと思うと探すのが大変です。服に合わせやすくて飽きが来なくて、こういう日傘を1本持っているととても便利です。

私もこの色が大好きで、以前お手入れの時にご紹介した折りたたみの日傘も似たお色。まだ傘作りを始める前に購入したモノだけどもう30年ぐらい使っています。物持ち良すぎますね。

余談になりますが、私みたいな人にはきっとオーダーメイド品はぴったりです。お気に入りを使い始めたら浮気しない。壊れても壊れても同じのを買って飽きずに使うんです。まるでメーカーさんとの根くらべ。特に皮製品は使い続けますね。カバンに靴に財布、手帳と、仕様変更したり廃盤になったらメーカーさんの負け。今まで私相当勝ってますよ。お洒落よりお気に入り優先。女子力低いのかな。

昔、読んだ本で定かではないんですが、妹尾河童さんがやっぱり同じ靴ばかり買うんですって。片方ダメになってもどれとでも合うようにって。うわてですね。そこまでじゃ無いけど気持ちすごくわかります。😅世のメーカーさんにお願いしたい、定番品はぜひ定番でお願いします。と。

さて本題に戻って、日傘にとって麻選びはちょっと難しくて、縫ってみないとわからないところがあります。オーダー価格が綿より少しお高めなのも縫い直しありきだからなんです。綿で作るよりふんわり柔らかな感じに仕上がります。

麻選びのコツとしては服にした時、膝が出てしまいそうなものは向きません。高級なものがいいとは限らないんですね。服なら体から離れて風が入って涼しい素材も傘だと閉じた時に骨から離れてフカフカな感じになります。たたみにくさにつながります。それも使い込むうちに上手く馴染むこともあるので、育てるつもりで選んでもらうといいのかなと思います。どうぞ生地選びの参考になさってください。

それでは今日はこの辺で。

会津もめんの日傘

そろそろ夏休み始まりましたか?こんにちは、夏はいつも何曜日だかわからなくなるパラソラです。7月お預かり分はお盆前にお届けを目標に作っていましたが、やっと目処が立ってあともう少しというところでワクチン接種2回目。どうか2回目も大きな副作用ありませんように。

さて今日ご紹介するのはとっても素敵な反物からです。お届けすると「シンプルな柄ですが、本当に素敵な日傘に変身しており、感激しました。」と素敵なメッセージをいただきました。ありがとうございます。私もうれしい。ほんと素敵な日傘だなぁって、惚れ惚れしながら作っていました。

カサっとした触り心地が暑い夏にとても気持ちがいいんです。色もとっても素敵。

反物はお祖父様とお叔母さまが住んでいらした会津若松にある山田木綿織元さんの『会津もめん』だそうです。

日傘って一年中ずっと使うものではないでしょ。だから好きにプラスして懐かしい思い出や家族に想いを寄せる物語が込められてるって素敵ですよね。初夏になったら、夏物を出してきて、日傘を手にする時にご家族や従兄弟たちとの夏休みの思い出がふわっと浮かんでくるんじゃないかなぁなんて想像しています。

出来上がりの日傘は少し可愛らしく丸みを帯びています。これは生地がしっかり織られていて伸びが少ないためです。張る塩梅が難しい生地です。今回も少しきつめですが、使っているうちにもう少し緩んで柔らかくなってくる思いますので、上手に育ててもらえたらと思います。

そして『山田木綿織元』さん調べてみましたよ。リンク先は観光ナビですが、お写真なども載っています。織物工場好きとしては興味津々。見学もできるんですって。友達が郡山にいるので今度遊びに行ったら連れて行ってもらおう。いつも行きたいとこある?って聞いてくれるのに温泉と「リカちゃんキャッスル」(これも工場ね)ぐらいしか思いつかなくて(^^;;

それにしてもまずは今の状況が落ち着かないとですね。いつもひとりで黙々と仕事をしているので、お客様が送ってくださる小さな情報が今回のように旅気分に浸れたり楽しい気分に誘ってくれるんですよね。ありがとうございます。

少し多めに生地をお送りいただいて袋も作りました。

傘袋、先を少し細めに作ります。たったこれだけで収まり良く持ちやすくなるんですよ。日傘を倒して折り目が汚れてしまった経験ありませんか?袋に入れて立てかけておけばそうしたうっかり汚れから守ることができます。シーズンオフにしまっておく時にもいいですよね。お預かりした生地は全てお返ししているので、着物の襟の部分や三角に残った生地でも作れますのでぜひ自作してみてくださいね。「お裁縫苦手だわ」って方は有料ですがお気軽にお問い合わせください。

折り畳みもオーダーで

ついに暑い夏がやってきましたね。
今年はパラソラ、なーーーんにも営業活動していなくて、シーズン前のオーダーの受付もなし、ギャラリーもなし、blogの更新もほとんどなしで、大丈夫かしら?と思いながらのスタートでした。

ところがこの暑さゆえか次々ご注文をいただいて、嬉し忙しい毎日になってきました。リピーターのお客様が増えているのも嬉しくて、今のやり方でお客様に喜んでもらえているのかなと答え合わせをもらったようで安心して日々の仕事に向きあっています。

ただ今年はいつもより納期をゆっくり設定させてもらっていて、今だとお届けまで約35日。なるべくお盆前にはお届けしたいとは思っていますが、難しいお仕事がいくつかあるので余裕をみての仕上がり予定です。少々お時間いただきますが、出来上がり次第発送していますのでもうしばらくお待ちくださいね。

そして今日ご紹介するのはオーダーの折り畳み日傘。

アジアンテイストの薄めの『巻きスカート』からリフォームの形で承りました。通常反物以外は生地の見積もりが難しいので製品からはお作りしていませんが今回は特別です。できましたね〜。可愛いですね〜。お揃いの袋にはアクセントにピンクの玉飾りを付けました。

天然木の手元には今年は皮紐をつけているんですが、お揃いの布紐にしても可愛かったかもですね。残りの生地と一緒に紐のあまりも一緒にお返ししているので、気分で変えてもらってもいいかもしれません。オリジナルだから発想も自由!どんどんお好きに工夫してくださいね。

こういう優しい色合いの日傘はコーディネートしやすいので『つい使っちゃう日傘』になるんじゃないでしょうか。車でお出かけの時もちょっと持って出ると出先で重宝します。少し遠くへのお出かけも夕方には畳んで持ち帰れる折り畳み、1本あるととっても便利です。

 

さて私は明日ワクチン接種です。どうかお腹の調子が落ち着いていて外出できますように。腕も痛くなりませんように、熱も出ませんようにと願いながら行ってきます。

大人の日傘

梅雨真っ盛り、大雨心配ですね。
連日の災害報道で自分が思っているよりずっと遠くにもアンテナを張って危険を想像しないといけないと思い知らされました。熱中症にもコロナにも気をつけて、でも心配ばかりにとらわれ過ぎないで心の健康も保って行かないとと思います。

さて夏前のこの時期、パラソラはなぜかいつも焦っています。そう梅雨明け前に日傘をお届けしたいと思う一心で、「今週中にあと何本できるかな、もう1本間に合うかな」とソワソワ。そわそわしてもしなくても出来上がるのは同じはず。ドーンと構えていられるといいんですけどね。

去年の今頃はみなさんおとなしく色々我慢してたでしょ、今年はその反動でお出かけやお買い物の機会が増えたのか、日傘が好調のようです。パラソラにもご注文が増えてきました。
サボり過ぎのblogも、日傘作りに追われてる証拠でございます。今日も頑張って作っていますのでご注文くださっている皆さまもう少しお待ちくださいね。

今日ご紹介の日傘は大人の日傘。素敵でしょう💕梅雨前にご注文いただきました。

反物で見るととってもシンプル。少し薄めの生地ですが日傘になると薄さは気にならなくてとっても素敵になるって経験からわかってきました。以前ご紹介したメダカの日傘もとても素敵でした。なので作りながら出来上がりを想像して「いい感じ〜」と思っていたのですが、最後につけたこの『小さな朱いボタン』。つけた途端、想像を遥かに超えて美人度ア〜ップ!もうもう素敵過ぎ💕

私こういうデザイン大好きです。まさに大人の夏!竹の手元もぴったりですよね。センスの良さってこういうさりげないところに出るのかもしれません。ボタンを主役にするも良し、生地を主役にするも良し、どちらも惹きたち惚れ惚れします。

パラソラの日傘、作るのが難しいものはオーダーではお受けしていないのですが、凝ったつくりばかりが素敵とは限らない良い例だと思います。空白を見せる日本人の美的感覚にぴったりくるのかもしれません。限られた条件の中でもこんなに素敵に出来上がるんです。オーダーの楽しさが伝わるといいなと思ってご紹介しました。ぜひ日傘選びにも参考になさってくださいね。

想像の翼を広げる日傘

こんにちは。
いよいよ暑さがやってきましたね。日傘屋としては「さ〜これから!」な気分ですが、まだまだ外出規制がありそうで、「電車でのお出かけも減って日傘の出番も少なめなのかな。」と考えていましたが、少し忙しくなると「ご近所へのお散歩でストレス発散してる方も多いのかな?」などと日々みなさんの過ごし方を想像しながら手を動かしています。

さてすっかりご紹介遅れましたが今シーズンオーダーメイド再開一本目の日傘をご紹介します。

「わぁ可愛い〜💕」届いた反物は封を開けた途端声が出ました。今ちょうど「花子とアン」の再放送をしていますけど、まさに想像の翼が広がっちゃう反物です。染め物は流石に発色が綺麗。と惚れ惚れしていると次の瞬間我に返って「作るの難しそう💦」。

手挿しの染めの一点もの。おまけに正絹、柔らかくて仕上がりを予想するのが難しい生地です。久しぶりだからなかなか始められず、身体的にも技術的にも柔軟性を高めてからにしようと体操したり小物縫ったり準備運動を散々してからスタートしました。

それにしても柄がとっても素敵でしょう。どんな物語が描かれているんでしょうね。どんないきさつでここに今あるのかな、と次々想像力やら妄想力やらを総動員して夢の世界に溶け込んでいたら、あっという間に出来あがりました。光を通すとキラキラ輝いてほんとにきれい。これからの季節お出かけが楽しくなること間違いなしの日傘になりました。

オーダーメイドの日傘を作る楽しみは、私の想像を超えた生地が送られてくるところにあります。あるときは可愛らしく、ある時はかっこよく、ある時はお上品に。色々な日傘が出来上がるのが本当に面白いですよね。流行とは関係ないところで個性が光ります。

今の時期は、作家さんや工房さんからのご注文が重なってなかなかblogでご紹介できる日傘がないのですが、これからはオーダーでは承っていない日傘などもご紹介できたらいいなと思っています。

染め物で子供用日傘

ご紹介が遅くなりましたが、昨年の夏にご相談いただきました。
「子供用の日傘は作れますか?」と。

パラソラでは残念ながらお子さん用の傘骨がないのでお受けしていないのですが、アレルギーなど特殊な事情でお困りの方もいらっしゃると思うので、そう言う場合は遠慮なくご相談くださいね。一緒に考えましょう。

ということで、今回はそんなご質問から始まったお子さん用の日傘、いつもはお受けしていないのですが、お話を聞くうちに私が「張ってみたい!」と言う個人的な事情で😅実験的ではありますがご依頼をお受けしました。親子お揃いの日傘です。可愛いですね〜💕

若々しい色使いが現代的で素敵です。生地は学生時代の後輩、染め職人さんの作品なんだそうです。何版も重ねて染めているんでしょうか?同じ柄の繰り返しではなくて手仕事ならではの柄の面白さがあります。こういうお仕事は染め工房の作家さんならでは。自由にのびのびと染められているのが良く分かります。

染めの新作の仕上がりを待って夏の終わりにご注文いただきました。だからきっと昨年は日傘の季節に間に合わなかったんじゃないかしら。染め物を日傘にと思いついてから、子供サイズの傘の問い合わせをして、染め物の仕上がりを待ち、そこからまた傘の仕上がりを待ってと時間をかけてイメージをカタチにつなげて出来上がった日傘です。きっと想いもひとしお。

最近は毎年GWには夏みたいになりますもんね。親子お揃いでのお出かけもあともう少し。今年のデビューが待ち遠しいですね。

オーダーメイド再開しました。

こんにちは。お久しぶりのblogです。長いお休みをありがとうございました。

潰瘍性大腸炎の悪化でオーダーメイドをお休みして約2ヶ月。寛解(症状がなくなる)には至らないものの「この先どうなってしまうんだろう」と思う不安からは一旦解放されました。まだ外出はままなりませんが、のんびりペースで再開したいと思います。励ましのメールやお問い合わせのメールなどもありがとうございます。待っててくれる方々の存在はとても励みになりました。

お休み中は虫さされから熱を出して寝込んだり、あちこち不調のオンパレードで、不本意にも処方せん薬局ばかりでdポイントを溜めてました。💦少し元気になってからは少々気弱になっての終活です。描き溜めた油絵やピアノを手放して、元気になった時がっくりこないかしら?と思いながらも手放してしまったら、だいぶ気持ちも軽くなりました。何事もスッキリと前に向かって行けたらいいですね。

 

そんな毎日を過ごしていましたが、いざオーダーメイドを再開するとなると、ずいぶんお休みしたので日傘の作り方は忘れてないかしら…。😅と少し心配も。いやいや身体で覚えたものはそうそう忘れないでしょう。どうぞ安心してお任せくださいね!早速ご注文もいただいているのでミシンに油をさして準備しておきます。

オーダーメイドお休みのお知らせ

こんにちは。みなさまいかがお過ごしでしょうか。シーズンオフのパラソラは冬でも相変わらず日傘を作っています。

今丁度お預かり分のキリが良くなったので、思いきってしばらくオーダーメイドのお休みをいただくことにしました。また4月ごろには再開できるようにと思っています。

さて、お休み理由ですが実は数年前から潰瘍性大腸炎という難病を患っています。そう、安倍元総理と同じあの病です。時の総理でも治す術がなく引退に追い込まれるのですから、私如きがあがなえるはずもありません。治す術はないとはいえ寛解すれば(症状がなくなれば)問題なく過ごせるのですが症状のある今は日常生活にも支障が出るので困ります。

例えると花粉症の人がくしゃみが出るたびにトイレに駆け込むような感じと言うとわかりやすいかしら。くしゃみをコントロールできないように腸をコントロールできなくなってしまいました。最近は外出もほとんどできずにスーパーへ買い物に行くか、散歩ができればOKというぐらいの引きこもり生活です。家の中では筋トレしたり仕事もできるのでいつも通り過ごしているので心配しないでくださいね。

ただこのままでは悪化するばかりで一向に寛解しそうにないので少しゆっくり体調を整えようと思います。「今年こそオーダーを」と楽しみにしていた方にはお待たせして申し訳ありませんが、もう少しお時間いただけたら幸いです。


販売の日傘はこのままショップオープンしていますので引き続きよろしくお願いします。

 

 

藍染めとインディゴ染め

こんにちは。今日は藍で染めるお話しをしたいと思います。
とは言えワタクシ日傘屋なので染めに関しては詳しくはありません。聞きかじり体験かじり。

でも「藍染の日傘張りました。ハイ出来上がり!」では全然お伝え不足。丁寧にお仕事してもらっているので、染め体験での写真など混ぜこぜですがお伝えできたらと思います。

まず最初に私たちがよく耳にする『天然藍』と『インディゴ』どちらも藍染と呼ばれていますが「どう違うの?」ってお買い物する時など疑問に思いませんでしたか?

藍染はそもそも植物の中のインディゴ成分を使って染めている染物のことを藍染と呼ぶんだそうです。パラソラで染めをお願いしている『藍染工房壺草苑』さんは【蓼藍(たであい)】、『琉球藍染工房』さんは【琉球藍】と、違った植物を使って染めています。同じ藍染でも植物が違うんですね。初めて知りました。そしてそのインディゴの成分を化学的に作ったのが【合成染料】の『インディゴ染め』です。

わかりやすいところでは一般にジーンズを染めているのがインディゴ染め。不純物がないので安定的にムラなく染められて、大量生産に向いていたため工業製品として主流になりました。


一方天然藍は藍の葉を発酵させて作った蒅(すくも)や灰汁(あく)など、微生物の働きを利用して染めます。どの甕でどのぐらいの時間染めるのか見極めながら染めて行くので職人さんの熟練が必要です。(写真は青梅の藍染工房壺草苑さん)

藍染は生地を染め液に浸して色を染み込ませ、それを引き上げて空気に触れさせることできれいな藍色に発色するのが特徴です。

この写真は別の体験会で私が染めているところ。まだまだ緑でしょ。これが空気に触れると、きれいな青色に変わります。中央の少し青いところがあるのがわかりますか?生地を広げて青くなったら再び2回めを染めて繰り返します。次はもう少し濃い青色になって3回めを染めるともっと濃い青色になってと、染め重ねるごとにみなさんご存知の藍色になっていきます。染めて空気に触れてを何度も繰り返します。しかものんびりやってると染まり具合にムラが出るのでスピードも大事。

染め屋さんの現場は体育会系でテキパキ、体験でハンカチ染めてるのとは訳が違います。パラソラの日傘を1本作るのに1m、それもひとつづつデザインを変えて染めて、そのあと色落ちしなくなるまで水洗いして干してと、どれだけ手間をかけてもらっていることやら。

余談ですがインディゴ染めに比べて天然藍はほとんど色落ちしないんですよ。だからTシャツやブラウスも普通にお洗濯できます。「藍染って着てると青くなる」イメージがあったんですが「ジーンズ履いてると足が真っ青!」みたいなのはインディゴ染めだったからなんですね。

柄を作るのも一つづつの手仕事です。この写真は体験会で私がやっているところですが、1mの生地分を全部絞ってから染めるまで、根気のいるお仕事です。そう思って出来上がりの日傘を改めて見ると、手仕事の積み重ね。なんだか幸せな気持ちになってきて大切に使おうって自然と思いますよね。

今の時代、ムラなく均一に、早く効率よく、そして安くできるのが選ばれて行くのはごもっとも。それでもわずかなムラや揺らぎ、手作りの温もりみたいなものがわたしは好きなんです。

効率の良い日傘に比べたら、どうしても敷居が高くなってしまいますが、間違いなく出来上がった日傘は美しくて「気持ちがいいなぁ〜」と思ってもらえると思います。

植物染料だからどうしても使っているうちに色はあせてくると思います。見方を変えれば馴染むともいうのかな。育てて行く楽しさとか、染め直して長く使える満足感とか、「丁寧に暮らしてるな〜自分。」って思えることとか、どこで誰が作っているのかわかっているからこその長いお付き合い。そんな物語ごと受け入れてもらえたら嬉しいです。

ずっと見ていたいもの

お久しぶりのblogとなりました。夏の終わりとともに、parasolaのこともすっかり忘れていることと思いますが💦、blogも放っておくとGoogle先生に見放されてしまうそうなので、またボチボチと更新していきますね。

昨年ギャラリーをお休みしていた間、オーダー品を作っていました。やっぱりね、そんな日が続くと自分の日傘も作りたくなります。今までいろいろな方法を試してみたけれどなかなか続けられるものに出会えなくて失敗続き。(打ち込めるかという意味でね)。職人でもなく、作家でもなく、傘屋でもなく。微妙な立ち位置。だからすぐに方向を見失います。💦💦

ただわかっているのはただ一つ。美しいものが大好き。それを仕事にしたい。
美しいものに出会う瞬間の「わっ!きれい✨」「わっ!素敵💕」これを仕事にできたら嬉しいですよね。そもそも、自分で撮った写真とか作ったものが好きでずっと見ていたい。って思うタイプ。そう、イタイタイプね。(笑)でも好きなものってずっと見ていたいと思いませんか?

宝塚が好きなのもの「華やか〜✨ずっと見ていたい」美術館が好きなのも「面白〜い✨ずっと見ていたい」。皆さんそうだと思うのだけど、私はその続きにもう一つ「なんでだろ?」って思っちゃう悪いクセもあります💦、美しい〜と思ってる後ろで冷静に、「人より手首が柔らかいのかしら?」とか「カーブの角度が好きなのかしら?」と。何か共通なときめきポイントがあるように思ってずーっと眺めちゃうんです。😅

日傘のときめきポイントで言えば色。光を通した色はずっと見ていたいと思えます。これは美術館の絵画にも負けない魅力で洗濯物を干した時の気持ちいい色合いと言ったらわかってもらえます?。陽を浴びて風や空気と混じり合った時の色が最も魅力的に見えるんじゃないかなと。☺️そんな感覚を共感してもらえる日傘、作れたらいいなと思っています。

もちろん、色だけじゃなくてお花の柄やボタンの形といったモチーフやデザインに興味のある人もいるでしょ、そこはオーダーで作れるので、好みはみんなそれぞれ、本当に好きなもの使えるようになったら楽しいですよね〜。自分のときめきを表現しながら、誰かのときめきのお手伝いもする。今年もそこは変わらず続けていきます。

ということで、今日はこれからのお買い物にも役立ちそうな映画をご紹介。少々強引ですが💦

骨董の世界を舞台に騙し騙されの面白い世界。贋作話はもともと好きなんですが、見てる側もいちいちそう来たかと心地よくだまされる面白さ。古美術の裏側も垣間見れて楽しい作品でした。ブランドや流行に振り回されがちな人も、もしかしたら価値観が変わるかも知れません。1/31新作も始まります。楽しみ楽しみ。

嘘八百 京町ロワイヤル

 

嘘八百

夏から秋の日傘

9月も半ば、涼しくなって過ごしやすくなりました。紫外線対策も怠りがちですが、まだまだ気をつけてくださいね。

紫外線が人体に及ぼす影響の度合いを示したUVインデックス、気象庁によれば、9月の指数は中程度だそうです。『日中は出来るだけ日陰を利用して、長袖、日焼け止め、帽子を利用してください。』というレベルです。因みに3〜4月と同程度。暑くなり始める春はそれはもちろん注意していますよね、でも涼しくなる秋はつい油断しがち。うっかり日焼け止め忘れないように気をつけていきましょうね。そう言う自分が一番忘れると思うんですけど💦

さて、今日ご紹介の日傘は、さらりとした浴衣からお作りしました。真夏はもちろん、残暑にもぴったりのススキ柄です。落ち着いた色合いでステキな大人の日傘って感じ。しなやかな中にシャープさを感じるデザインは私もとっても好きです。そういえば昨日の月も見事でしたね〜。(ススキからお月見とお団子と兎に頭の中がすっ飛びました)🌝⭐️🎑

ところでこちらの日傘、実はまだまだ暑い真夏の時期のご注文。出来上がりは夏風邪をひいて外出もままならないというお客様の元へのお届けとなりました。「気分のすぐれないところへ素敵な日傘が届いて気分が晴れました。」ととても喜んでいただいて、元気になるとすぐに日傘をさしてお出かけされたようです。不調な時って身体のみならず気持ちも滅入ってきますものね。新しい日傘が気分転換に一躍買ってくれたなら嬉しいです。

秋の花粉も飛び始めた季節の変わり目、体調を崩しやすいのでどうぞみなさまもご自愛くださいね。そしてまだまだ停電が続き大変な思いをされている被災地の皆さまには心からお見舞い申し上げます。今回は友人もランタン生活を強いられ大変な毎日を過ごしているとのこと。何ができるのか分からず遠くから励ますばかりですが、一日も早い復興を願っています。

大人可愛い日傘

それにしても今日は暑くて暑くて、熱中症寸前。✨かき氷✨が恋しい暑さです。🍧🍧🍧💦💦💦

「ずっと探していたお気に入りの生地にやっと巡り会えました。」と満を持してご依頼いただきました。探した甲斐がありましたね、とってもキュート💕大人の可愛い日傘ができました。

染め色と白のバランスがとっても涼しげ。もちろん浴衣に誂えても可愛いくできあがりそうな生地ですけど、日傘にはものすごくぴったりじゃないですか!

梅雨が来る前にお作りしたので、「きっと真夏になったらもっともっと輝くわ✨」と密かに思いながら作っていました。この日傘の写真を見ていたら「ほらほらやっぱり!」って。最近は春から暑くて日傘を指している人も増えていますが、その頃の日傘と夏本番の暑い日の日傘は、より涼しいものに持ち替えてもいいかもしれませんね。染め物の日傘は見た目にも涼しいですし。

“日本人は風鈴の音を聴くだけで皮膚温度が下がる” って『チコちゃんに叱られる』でやっていましたけど、ご覧になりました?音だけなのに不思議ですよね。だとしたら、染め物を見て涼しく感じるのもまんざら勘違いではないかもしれません。染め物は水をいっぱい使うので水を連想して涼しくなっているのかしら。

染め屋さんに行くと、職人さんがよく首に手ぬぐいを巻いて作業しているんですけど、アクセントになっていて工房全体が華やかで素敵なんです。色が溢れているのに染めの色は統一感があって美しい。日本の夏、街中もこうした染め物で街が染まっていたらさぞかし素敵だろうなぁと想像しています。おまけに見ただけでも体温下がるかもしれないし。(^_−)−☆

と、ここまで書いて昨日仕事帰りに夕方銀座に寄り道したらですね、染物で街が染まってました。ほんとほんと。


たまたま通りかかったら、街中が『ゆかたで銀ぶら』してる人で溢れていてとても素敵でした。男性も女性も老いも若きも。日も暮れかかってお写真暗いですが、私も閉じていた日傘を開いて気持ちだけ参加しちゃいました。(^^)

皆さんも、ぜひお気に入りの染め物で涼しい夏をお過ごしくださいね!

日傘とお揃い

まだ5月⁉︎ 暑くなってきましたね。

ご注文のお品、コツコツ進めていますがちょっと遅れ気味。7月になってしまったかと勘違いするほどのお天気の良さが、季節の感覚を狂わせて、「遅れてる〜💦」「早くお届けしないと〜💦lと余計に焦ってます。やっと一山超えたので、この後はサクサク進みます!どうぞご安心くださいね、

さて今日はお客様から届いたお写真ご紹介します。

オーダーメイドで作った日傘とお揃いで作られたそうです。いいですね〜涼しげで。かわいい❣️。たっぷり入りそうなので、お出かけの時にショールやスカーフを入れておけそうなのがいいです。寒がりだから冷房対策は真っ先に考えちゃう。時にはお出かけ先で美味しそうな、でも “かさばるおせんべい” 買っちゃっても、「なんでもございませんことよ、ほほほ。」な〜んて涼しい顔でいられるところも大人コーディネートの大事なポイント。(笑)お揃いのバッグは大活躍してくれそうですね。

パラソラからお届けした日傘、いつもどんなふうに使ってくれるのかなぁと想像しているので、日傘ライフを楽しんでもらえてるのはとっても嬉しいです。ステキなお写真ありがとうございました。

写真はご了承を得て、パラソラで少し加工させていただきました。カメラプラスというアプリを使って、トリミング。フレームをつけてインスタント写真風に仕上げました。

オーダー品は贅沢品⁉︎

ふと思ったんですが、『オーダーの日傘はまだまだ贅沢品』と思われているかもしれませんが、良く考えてみると『使い捨ての日傘の方がずっと贅沢』じゃありません?一度使っただけで、もう使わないなんて、それこそ贅沢品。

ちょうど今お片付け世代(実家の片付けとか)なので日々「なんでこんなものを取ってあるんだ」とか、「使ってないし使わないな」というものに直面し続けていると、

「この中に本当に好きなものはどれだけあるんだろう」と考えずにはいられません。

本当に気に入っているモノを使っていたら気持ちがいいし、おまけに毎日がハッピーなのに。「ぴったりサイズ」や「焼きたて」といった小さな幸せに出会うには間に合わせはよくないですよね。私もよくあります。「寒いから」で買ったカーディガンが何年も引き出しに眠っていたり。傘もそんな風に選ばれがちだけど、「好き」で選んだら毎日がきっと違ってきますよね。

その点パラソラのお客様には暮らし上手を実現している人が多いかもしれません。なにせオーダーするのは買う前に生地を送らなくてはいけなくて少し敷居が高いですし、出来上がりまで時間もかかる。でも『好き』は確実に手に入ります。そんな楽しみ方ができるって暮らし上手な人に違いないですよ。(*´-`) と、自分も一緒になったような気になっていい気持ちで仕事しております。

 

書の日傘

また夏をぶり返したような暑さになりましたね。でも風が爽やかでやっぱり秋の気配感じますね。
日傘作りをしている埼玉の仕事場でも今日は虫の音がセミからコオロギに変わりました。

今日ご紹介するのは書の作品から仕立てた日傘です。
生地の使い方、面白いですね。こうして色々な生地を組み合わせるのはとても新鮮です。
案外難しいと思うんですこういう組み合わせ。センスが良くないと賑やかな傘になってしまいがちでお子さんの雨傘っぽくなってしまうんです。その点素材の良さと色の美しさでとても上品な仕上がりになりました。

そして、何と言ってもデザインの中心は『書』の部分です。
すご〜く考えちゃいました。お任せいただいたのでいわゆる緊張とはちょっと違う緊張感。
黒い生地の中央に筆文字とドリッピングの入った素敵な作品をお預かりしました。でも三角のコマの中にどうにも収まらない。そうなんです、そこで、どうトリミングするかがとっても重要なんです。上の方にいい感じのしぶきがありまして、そこを使いたい。でも文字も読めるところまでキープしたい。

最初文字の下の方に空間をとって底辺を裁断していたんです。でもそうすると草冠が切れてしまって草冠に見えないかもしれない。文字のどこをどこまで隠して文字として認識できるのか。とってもビビリなもので、あと1センチ上にしよう、もう1センチ上でも大丈夫。と下の方少しづつ裁断して行ってこの構図になりました。少しはみ出すぐらいがダイナミックで素敵だと思うんです。

こういうトリミングをする時にいつも思い出すのが意外にも日本の絵巻。『信貴山縁起絵巻』という絵巻物がありまして、細長い絵巻の中で右から左へとお話が進むんですが、絵がその幅に収まらず上へ下へとはみ出しながら展開して行くんです。でもそれがとっても躍動的で、絵巻物なのにアニメーションのような大きな場面を想像できる。気になる方は検索して見てくださいね。この文字にもそんな風に傘の中に収まらず自然の中へ飛び出して行って欲しいなと思いながら作りました。

お客様もとても喜んでくださってもう一筆加えたくなったとのことです。仕上げはどんな日傘になったんでしょうね。想像するのもまた楽しみです。