ヒスイ海岸

ヒスイ海岸に魅せられて作った日傘を持って今年もまたヒスイ海岸に来ています。海も穏やかで綺麗です。

2018年8月12日

傘の日傘

今日のblogのタイトルは『傘の日傘』。傘なのか日傘なのかなんのこっちゃな感じですが。傘の柄の可愛い生地からご依頼いただきました。

ポップな色使いが楽しいデザインの柄です。私このオレンジのところとっても好きです。どんな染め方なんだろう。次々知らないことが現れて染物も興味が尽きないです。

さて、今日の日傘、柄はとっても可愛いんですが、作るとなると実は随分悩みました。柄のリピートが傘の一コマの幅と微妙に異なるので考えずにカットするとつなぎ目がぷつんプツンと変な繋がり方をしてしまうんです。大胆にずれてくれるといいんですが、間違えたみたいに繋がってしまうというか。

そして出来上がり、いかがでしょう。って、できてしまうと何を悩んだかわからなくなってしまうんですけれども、生地を無駄なく使いながら規則的に柄を繰り返せる方法をさぐりました。色違いの方も赤いラインが互い違いになるように繋いであります。こういうデザインは楽しくて音楽が聞こえてくるような感じがします。青い日傘はハープのような抑揚のある音色。紺色の日傘はもう少し低い音がボンボンと響いて来るような音色。お仕立てしながらそんなこと考えています。

2018年8月6日

キャラクターの日傘

今日ご紹介するのはキャラクターデザインの日傘。生地作りの段階からご相談いただきました。
しかし残念ながらパラソラではそこはデザイナーさんにお任せということで、日傘作りだけご注文いただきました。

なんのキャラクターなのかなぁと思っていたところ、インスタグラムでのプレゼント企画だったそうです。(現在終了しています)このKENTAくんはペットのうさぎちゃんで、時々こうしたグッズを作っているとのこと。きっとそんな愛情がファンの方にも伝わるんでしょうね。折りたたみなので男女どちらでも使えるデザインで、プレゼントにもぴったりです。

もちろん企画は大成功だったそうですよ。日傘プレゼントに当たった方はラッキーですね。夏の間けんたくんにほっこり癒してもらえそうです。

可愛いうさぎちゃんのインスタはこちらから superkamogashira

2018年7月26日

日傘の張り替えー他店の日傘編

前回に引き続き日傘の張り替えについてお届けします。

パラソラ以外の日傘の場合、お問い合わせいただいた中で張り替えられるものはかなり少ないです。せっかくステキな手元が付いていても張り替えられないのは残念なのですが、張り替えできない理由はそれぞれで、構造的にできない場合と、できるけどお受けできない場合があります。

まず張り替えできる条件は、8本骨、木棒、先端が飾り巻き又は陣笠(金具を打ち付けてあるもの)、47センチ前後。この条件を満たしていればパラソラの木型で調整できるので張り替え可能です。

1枚目はこれから張り替えるお預かりの日傘、2枚目はその生地を剥がしてパラソラの骨に張ってみたところ。形がずいぶん違うものの木型が使えそうです。

1枚目の写真、先端に石突きがついているのがわかりますか?こうした石突きの場合は石突きを壊して生地をはずします。ただ木棒に木の石突きの場合は強力に接着されている場合があるのと、変えの石突きがないので張り替えできません。竹の手元には竹の石突きがついていることも多いので、どうしても張り替えできないことが多くなります。心棒が鉄棒の場合は外すことは可能ですが、骨を壊してしまうリスクがあるので、お受けしていません。

最近は10本や12本など骨数が多いものが増えていますが、パラソラには木型がなく張り替えできないのでご注意くださいね。

次に生地を生かしたい場合、折りたたみから長傘への変更はサイズ(47センチ)と骨数(8本)があっていればできる可能性があります。折りたたみの方がサイズが大きい為、長傘から折りたたみはできません。

職人さんにはきちっとサイズを測って作って行く方と、調整しながら作ってしまう方がいます。前者の場合は沢山の木型を持ち、いつも同じ仕上がりに作ることができますが、後者の場合は1本づつ調整します。木型を作るための張り方です。パラソラは後者なので1つの木型を使って調整しながら張ってしまいます。「購入したお店にお問い合わせしてみてください。」とご提案しているのは、作ったところなら、その木型を持っているはずだからなんです。

ちなみに傘の骨、みんな同じように見えますが種類がとても多いんですよ。この写真は傘の心棒の中に入っている部品。骨の数だけ部品の数もあるんです。さて、パラソラの骨の中に入っているのはどれでしょう。…と言われても正直まだ見分けがつきません。(^^;)

追記  沢山の張り替えのお問い合わせを頂きましたが、張り替えできたものがありませんでした。パラソラの日傘以外では『8本骨、47センチ木棒、石突きなし』に限りお問い合わせください。それ以外は申し訳ありませんが張り替えできません。

2018年7月15日

日傘の張り替えーパラソラの日傘編

最近、立て続けに張り替えのお問い合わせをいただいているんですが、どこかのまとめサイトに載ったのでしょうか?そんなわけで今日は張り替えのお話。

パラソラの日傘は基本、張り替え可能です。日焼けや破れなど生地を張り替えることができます。ただし、傘は送料が結構かかるんですね。往復送料をご負担いただくので、最近はあまりお勧めしていないのですが、それでも展示会の時などにお預かりして時々張り替えもお受けしています。

今日の日傘はそれとは反対に、生地は気に入っているのに骨が折れてしまった日傘。骨からの剥がし方をお伝えして生地だけを送っていただきました。「おかえりなさ〜い。良く働いてくれてるね。」という気分で懐かしくお出迎えです。

この日傘、よーく覚えています。初期の頃に作ったものなので、色々下手なところが目について、購入してくださったことに感謝感謝でありがたいなぁと思いながらの作業開始です。今となっては未熟な自分に教えるような気持ちで、直さなくていいところまで見るに見かねて解いて作り直してしまいました。(^^;) 後々どこかの職人さんの手に渡った時にも『綺麗な傘』と思ってもらえるように証拠隠滅。(笑)

せっかくの張り替えなので手元もお好きなものに変更して新しい日傘に生まれ変わりました。以前は確かアッシュの普通の曲がりが付いていましたが、ストレートな手元も綺麗ですね。

壊れても張り替えて使いたいと思えるようなお気に入りとのお付き合いは、ちょっと羨ましい気もします。さて次回はパラソラ以外の日傘の張り替えについて、お問い合わせの多いご質問におこたえしたいと思います。

2018年7月13日

細身の日傘

今日ご紹介するのは細身の日傘。薄い綿の生地からのご依頼です。
オーダーメイドの日傘を沢山ご覧いただいているとお気付きだと思うのですが、使っている骨、手元が同じでも仕上がりの感じは随分違うものに出来上がって見えます。色柄だけじゃなく生地の厚みも印象を決める1つのポイントです。細身の日傘はどこかクラッシックな感じもして上品で素敵ですよね。さりげないオシャレができる大人の日傘って感じです。

そうは言っても薄い生地は紫外線対策としてはどうなの?とお思いかもしれませんが、意外にも目の詰まった生地は紫外線防止効果も高いそうです。

気象庁のHPによれば紫外線の浴びすぎを防ぐには、日傘や麦わら帽子などの幅広のつばのある帽子が効果的とありました。ただし、大気中に散乱する紫外線までは防げないので、襟付きのシャツや長袖など織目の詰まった生地を選んで、皮膚に到達する紫外線を減らすことも必要だそうです。

確かに直接肌をガードするのは良さそうです。外に出ないという訳にもいかないので、お出かけには着るものにも工夫したいですね。ただ、衣服は通気性の良いものをお選びくださいね。紫外線を防止して熱中症になってしまっては大変ですから。

ちなみに今日ご紹介の日傘の生地は『リバティ』。薄地でもしっかり織目が詰まっています。織糸が細いのでシルクのような質感で触り心地もひんやり。油断しがちな空気の澄んだ場所や紫外線の強い曇りの日にも、とてもいいんじゃないかと思います。

紫外線防止の日傘にはもちろんUV加工は効果的。オーダーなら厚めの生地も効果的。つい紫外線にばかり注目しがちですが、暑い日に軽い日傘を持つのがどれだけ身体に負担が少ないか、体感温度がどれだけ涼しく感じるか、使ってみるときっと実感してもらえると思います。日頃、重い日傘に慣れてしまっている方にも是非体験してもらいた軽やかな日傘に仕上がりました。

2018年7月12日

染物の日傘

今日の日傘はご自身で染めた生地からお作りしました。
お教室で染めた生地、日傘にするには分量が足りないということで、別布をご用意いただいて8枚の組み合わせを考えました。最初は単純に互い違いにとのご要望でしたが、斜めに入る市松柄を活かして組み合わせ方を変えても素敵ですよとお伝えしたところ、こんなステキな組み合わせになりました。

想像してください。色、柄、色、柄と互い違いに組み合わせると風車のような形が浮かび上がります。色々、柄柄、にすると大きなリボンのような形に見えて来ますし、今回の柄を3:1にしても個性的になります。おしゃれ上級者さんの大人なデザインですよね。選択肢が多いと迷ってしまうけど、迷う時間が楽しい時間。パラソラではあえて、もうちょっと迷うようなご提案もして楽しんでもらっています。紺も濃淡2色を組み合わせて、どこにも同じものがない世界に1本だけの日傘になりました。きっと誰かに「素敵ね。」って声かけられちゃうと思います。

2018年7月9日

テレ朝動画「シノ×バニ」日傘

“舞台はとある広告エージェンシー。
ここで働くのは、オシャレでちょっと個性的な社員たち。”

こんなナレーションでスタートする、テレ朝動画「シノ×バニ」で、パラソラの日傘を紹介していただきました!

篠原ともえさんとバニラビーンズのお2人が発信するお洒落でポップなトレンド情報発信番組です。3人がとっても可愛らしくて、パラソラの日傘もつられて可愛さ倍増してると思いませんか?可愛く見えますよねっ。…と、自画自賛しながら配信見てました。(^.^)ホホ。
動画で見ると日傘の大きさがどんな感じかなのかを見てもらえるので、紹介してもらえて…もとい、広告エージェンシーの社員の皆さんでしたね、“プレゼンしてもらえて”とっても嬉しいです。ありがとうございます。

金曜日16時より、youtubeで配信が始まりました。どなたでもご覧いただけるそうなので是非アクセスしてみてくださいね。

#155 お出かけしたくなる「日傘」は、夏の女子のたしなみ?
https://www.youtube.com/watch?v=CftMBaxGXQI

2018年7月8日

バティックの日傘

バティックなど身体に巻いて使うような大きな布からは通常日傘が2本作れます。まず縦に細長く半裁するんですが、ハサミで、ちょんと切れ目を入れてザーッと割いて使うので、縦半分で1本日傘ができます。その長〜い生地から三角を8枚裁断していきます。

この生地もたっぷりの分量があったので、全てを同じようなコマを使って植物柄で揃えることもできました。色々な組み合わせの中から今回は、ご希望いただいたアクセントに幾何学柄を入れています。たかが八角形、されど八角形。単純そうに見えて結構悩んであれこれ並べて繋いでいるんですよ。写真の幾何学のコマ、左右を変えるだけで黒の形が変化するの想像できますか?

こうしてつないだ後でも、これとこれをいれかえると…なんていつまでも考えちゃうのが悪いクセなんですけど。最終的にはどう繋がっても布の力で素敵になってしまうのが日傘マジックです。え?じゃぁ考えてないでサッサと繋げって?(^^; いやいや、一応考えさせてください。楽しいところなんで。(笑)

今回も大人っぽくて素敵な日傘に仕上がりました。見てると「どこか旅に出たい〜!」なんてそわそわしてきちゃいますね。旅といえば、旅行のお土産などで購入した生地、タンスに眠っていませんか。時々は広げて夏の光に当ててみてはどうでしょう。思い出が蘇って、楽しい気分で1日過ごせそうです。テーブルセンターやソファにかけてお部屋の模様替えをするだけでも気分転換になりそうですし、もちろん日傘を作ったらどうかなぁなんて想像もしてみてくださいね。

 

2018年7月4日

鮮やかな日傘

今日の日傘は鮮やかな元気カラー。暑さが増してくると暑い国の布地に惹かれますね。明るい太陽の元ならどれだけ派手でも大丈夫な気がしてきます。こうした布は身体に巻きつけた時のアクセントに布端に模様がついているので、布を購入するときはたたんであるままではなくて、広げてみると思いがけないデザインに出会えるかもしれません。この赤紫色もお店に並んでいるときはもしかしたらこんなに鮮やかな色じゃなかったんじゃないかしら。ひとたび光を通すと輝いて魅惑的な色に変身です。ピンクのラインをアクセントに使って仕上げています。ぐるり分は足りなかったものの、ピンクの部分を使うのと使わないのでもずいぶん印象が違いますよね。かわいい日傘になりました。

生地は Asian acsents さん 。たくさんステキな生地をお持ちなので興味のある方は是非相談して見てくださいね。
7/7〜8はHand Made In JAPAN FES 2018 にも出店です。

明日もまた違ったタイプのバティックの日傘、ご紹介します。

2018年7月2日

超個性的な⁉︎ 折りたたみの日傘

7月に入りました。梅雨も明けていよいよ日傘のシーズン到来です。今年はずいぶん前から日傘必要でしたが、流石に昨日今日の暑さは半端じゃなかったですよね。熱中症対策にも是非日傘持ち歩いてくださいね。

今日ご紹介するのは超個性的な日傘。オリジナルの生地からお作りしました。

落ち着いたブルーグレーの色合いが大人っぽくてステキなデザインです。折りたたみでお作りしたので、袋も細身ですっとした感じに仕上げました。ユニセックスな印象で、男女どちらでも差していただけるような日傘になりました。で、どこが超個性的?とお思いでしょう。柄がすごいんです。ほら!

ひゃぁ、何でしょう。不思議な見たことのないデザインが。どこからこんな発想が生まれるんでしょう。ユニークですね〜。そしてこの連続柄も日傘になるとまた遠目では別物に見えて。まさかこんな動物が現れるとは思いもよらないですよね。近づいて気づいた周りの人の反応がすごく楽しみです。絶対びっくりしますよ。くふふ。想像してニマニマしております。

2018年7月1日

藍染の日傘

今日の日傘は琉球藍染工房さんの藍染の日傘。最近ちょっとわかるようになってきてるんですよ、どうやって染めたのか。これは板締め。そういうことが分かってくると生地が届くのが楽しみになります。一枚の布をどんな風に染めようかと時間をかけて染めているので少しでもその手仕事を感じながらお仕立てしたいなと思ってます。

板締めは生地を折り紙のように蛇腹に折りたたんで板に挟んで染める染め方です。たたんだ生地を広げてできる万華鏡のような面白さが特徴です。この日傘はそんな板締めと無地が帯状に交互に染められていました。こういう染める時の組み合わせで沢山のデザインが生まれてくるところ、おもしろですよね。そしてここから日傘用に裁断すると、今度は三角にカットされ繋がれてまた一段と柄が複雑に絡み合います。大体は想像できますが、きっと染めた人も日傘を作った私も、みんな出来上がりを見てわぁっと思うデザインに仕上がっているんだと思います。

去年からこの板締めが面白くって、染め屋さんのワークショップで何枚も何枚も染めさせてもらったんですが、それでもまだまだ染めたくなってしまうので、そのうちパラソラでも板締めの日傘販売できたらなぁと思っています。それぐらい板締め染めるの楽しいんですよ。

今日ご紹介の日傘は5月ごろに作ったものなのでもしかしたらもう完売してしまったかもしれませんね。今年琉球藍染工房さんの日傘大人気です。

2018年6月23日

チェックの可愛い日傘

今日の日傘は可愛らしいチェックの日傘。洋風なイメージですが『正絹の反物』から作ったオーダーメイドです。お祖母様の形見のお品だそうで、「古いもので日傘になってくれるか心配です」とお手紙いただきましたが、このまま着物になってもとっても可愛らしいんじゃないかしらと思える綺麗な反物をお預かりしました。反物の場合、おおよそ2/3反ほど残るので、お揃いのブラウスなんかもできるかもしれませんね。つるっとしていて夏とても気持ちがいいと思います。

実は一目見た時から、優しい色合いにとっても惹かれて作りたくてそわそわしていた生地なんです。作っている間も、懐かしい香りに包まれて楽しい仕事でした。香りは脳を刺激しますね。昭和の色んなことを思い出しました。母の鏡台の前に座って口紅を顔いっぱいに塗った日のこととか。(笑)

さて、こうしたチェックの反物は、機織りをするときに縦糸に横糸を渡してバタンバタンカッカッと布を織って行くときの緯糸の織り具合で一反の反物の途中でもピッチが少しづつ変わることがあるそうです。ぐるりとラインが繋がった日傘のデザインももちろん素敵ですが、こうしてアクセントが生まれるのも反物の特徴なのでオーダーメイドの日傘ならではの面白さじゃないでしょうか。眺めていると機織り機の働いている姿まで想像できて愛おしさ倍増です。

2018年6月20日

美しい線が印象的な個性的な日傘

雨が降っているので、追い立てられるように作っていた日傘作りも一息ついて、久しぶりにオーダーメイドの日傘をご紹介します。

今日の日傘は書家のお客様から。ステキな作品と柿渋で染めた生地が送られてきました。トリミングはおまかせでとのこと。…………とはいえ、かなりの難題です。この一枚の生地から傘のコマである三角を2枚切り出さなくてはなりません。かなりの時間考えましたがどうにもこうにもいい案が浮かばない。どうやってもこの綺麗な線が裁断されて上手く活かせそうにありません。写真はエイやっでまずは半分にカットしたところです。これもね、かなり微妙です。どこで裁断するか1センチ、いいえ、5ミリ、3ミリの攻防。

こうして裁断しちゃったからには進むしかありません。それでも往生際が悪く、この時点でもどこを使うかトリミングを随分長い時間悩んでます。

実はご相談時点で金魚を入れるのは無理ですとお伝えしました。せっかくの素敵な作品、日傘以外のものを作ってはいかがでしょうかとも。それでもやっぱり日傘にとのことで、それならば思い切って作品のリズムを日傘にしましょうということになりました。何となく三角の形が見えますか。どんな風に裁断するのがベストか一緒に考えてみてくださいね。あとは三角にするだけのように思いますが、底辺をどちらにするか悩むんです。そして金魚に至っては本当にどうしましょう〜。

で、こうしました。縫い代があるので傘になるとまた一回り小さくなって見え方が変わると思うんです。線の美しさを感じられるギリギリのギリギリってどこ?な感じでドキドキの裁断でした。

柿渋染めの濃淡からも空間を感じてもらえるように配置して、出来上がったのが写真の個性的な日傘。金魚がゆったり泳いでいるのが見え隠れするような水の中を感じてもらえたら嬉しいなと思います。

2018年6月6日

想像を超えて可愛いかった⁉︎

展示会前に仕上げていたオーダーメイドの日傘達。夕方仕上がると梱包して朝便で発送するというタイミングだったのでなかなかご紹介できる綺麗なお写真が残っていません。残念だなぁと思っていたところ、展示会にオーダーの日傘でお立ち寄りくださいました。ひゃぁ可愛い💕

ご注文時から、「生地の外と中の色が違うんです。」と、とても楽しみにしてくれていて、出来上がりをお送りするととっても喜んでくださいました。可愛いのができると確信していたものの、想像を超えて可愛かったんだそうですよ。生地選びが大成功でしたね。裏と表が違う色ってなかなかないですもの、とても個性的な日傘になりました。

オーダーしてからどんな日傘に仕上がるのかなぁと想像を巡らせてお待ちくださるのと同様に、張っている私も、どんな日傘に組み上がるのかなぁ、どんな方が差してくれるのかなぁといつも想像を巡らせています。そしてこの日傘も想像以上にぴったりお似合いの持ち主さんで、日傘作りって面白いなぁと改めて楽しさを味合わせてもらえました。たった一本の日傘でも、その向こう側にはそれぞれの物語がいっぱい詰まってるんですよね。

そうそう、もう一つオーダーのお客様との不思議な巡り合わせがあったんです。以前作ったちょっと目立つ日傘、とても個性的なのでやっぱり「どんな方が差してくれるのかなぁ」とずっと想像していたんです。そしたらですよ、ギャラリーの前を、その日傘がスーッと。

いつもblogを読んでくれている友人が外を見て、「(゚o゚ あ、あの日傘!!!」と。外に目を向けた私も「(゚o゚ あ!あの日傘!」と2人で顔を見合わせて頷くと、慌てて外に飛び出しました。すでにお声かけするには遠くへ離れてしまっていて真相はわからないままでしたが、きっと私が作った「あの日傘」だったと思います。それから毎日外を気にしていたんですがお会いできなくて。もう少し追いかけちゃえばよかったかな。

こんな風に自分が作った日傘に街で遭遇するなんて、すごいですよね、いったい今まで何本の日傘を作って来たんでしょうね。(笑) 今度オーダーメイドで作った日傘ばかりの展示会なんてしてみたらそれこそ楽しいかも。オリジナルの日傘を差している人ばかりの日傘パーティーとかね。日傘好きが集まったら色々なアイデアが集まって話題が尽きなさそうです。╰(*´︶`*)╯♡

2018年5月29日

パラソラ日傘展 ありがとうございました。


すっかり出遅れてしまいましたが、先週無事に日傘展が終了しました。皆さまありがとうございました。

今回はお店屋さんっぽく路面で、ショーウィンドゥの大きな空間で展示したいと思っていたので理想的な場所での日傘展が叶いました。お天気にも恵まれて日傘屋冥利に尽きる4日間。日傘作りやオーダーのご相談など日頃お目にかかれないお客様たちとの交流ができてとても楽しい4日間でした。遠方からもお越し頂いてびっくりするやら、嬉しいやら。こんな機会がまた次回もあるようにこれからも頑張らないとなぁと心しております。

先週は滞っていたお仕事を黙々と進め、やっと一段落。オーダーお待ちの皆様、先週1週間で大分進んでますのでね、もう少しお待ちくださいね。

今シーズンはスタートが早く、オーダーもいつもなら今頃からちらほらとご注文をいただく頃だと思うのですが、夏がずいぶん早くやって来たのでご注文も早めにスタートしたようです。なかなかお写真撮ることもできずに発送していたので更新ができませんが、また余裕ができたらご紹介していきたいと思います。今日の写真はギャラリーお向かいのビルで。展示会中、多くの人がここで撮影していたので、真似て撮って見ました。モデルは仕事の前に立ち寄ってくれた友人です。ずっとダンスやヨガをやっていたので立ち姿がとっても綺麗。同級生とは思えませんです。😍で、見とれてて日傘はすっかりモデルさんの綺麗さに負けました。(^^;;

今回の展示会、ふたを開けてみれば、設営もカメラマンも受付もモデルも多くの友人が適材適所で助けてくれて成り立ちました。お友達を紹介してくれて、SNSで発信してくれて、口コミしてくれて、可愛い日傘と言ってくれて、購入してくれて、そしてお友達に自慢までしてくれる。(笑)パラソラを身内のように思ってくれる沢山のお客様にも恵まれて、こんな幸せな仕事はないですね。また続き頑張ります!ありがとうございました。

2018年5月28日

パラソラ日傘展 2日目

2日目の日傘展も無事終了しました。お越しいただいた皆様、お買い上げいただいたみなさま、ありがとうございました。そしていつも閉店後の写真ですみません。開店中はなかなかお写真がとれずにいます。写真といえば、ギャラリーのお向かい、インスタポイントなのか、おしゃれな人が入れ替わり立ち替わり撮影しています。日傘も見ながら時々外もチェックして見てくださいね。原宿らしい光景を見ることができると思います。

今回はミシンや木型を持ち込んで展示しているので傘づくりのお話などもしています。お会いした方はお気付きかと思いますが、わたくし展示会では人見知りを気付かれないほど喋っております。でも、家に帰ってきたらチーンという感じなんですが。(苦笑)
あと残り2日間、人見知りは忘れて沢山の方とコミュニケーションできたらと思います。
ただ不思議とお客様が重なってしまうことが多くて、話し中のこともあるかと思います。出来るだけ皆さんにお声かけしようと目配りはしてますので、どうぞご遠慮なくお声かけくださいね。展示品以外にも手元違いなど、パラソラならではのご希望も叶えられるかもしれません。

そしてまた今日もみなさん迷子になっていたので、今日は竹下口からの道先案内。

とにかく竹下通りを真っ直ぐ真っ直ぐ進みます。こんな誘惑やはたまたこんな誘惑にも負けることなく直進あるのみ。
何より人がすごいと思うので、どうぞここは決死の覚悟で来てくださいね。信号も渡りひたすらまっすぐです。

この壁に突き当たったら右側にもう見えています。

「こんなことでもないと原宿なんて行かないわ。」とお思いの方も、たまには充電気分でキョロキョロとお出かけ下さいね。エネルギッシュな街も一本道を入ると穏やかな時間が流れています。どうぞお気軽にお立ち寄りください。お待ちしています。

それから、長らくオーダーメイドをお待ちの皆様、大変お待たせしております。展示会が終了次第続きに取り掛かりますので、どうぞもうすこしお待ちくださいね。来週からしっかり作ります。

2018年5月20日

パラソラ日傘展 初日

昨日から日傘展始まりました。お越しいただいたみなさまありがとうございます。「HPで見るより色がずっと綺麗ですね。」とか、「軽くてびっくりしました。」とか、「張り方がパンとしていてきもちいい。」などなど沢山の驚きやお褒めの言葉をいただいて、嬉しく楽しい1日でした。まだまだお品物はありますので明日も引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

道案内が間違えやすいようで、皆さん一本お隣の道に入ってしまうようです。表参道からは交番と表参道ヒルズの間の道です。交番を過ぎたら写真の角を左に曲がります。小学校の脇、マリメッコが見えてきます。ちょっと距離がありますが進んだ先の左側のクリーム色の可愛い建物です。

原宿竹下口からはまっすぐ進んでT字の突き当たり、右側にペイントのある壁が見えたらすぐそこです。ギャラリーからも壁が見えています。思ったよりほんの少し遠いのかもしれません。

昨日「暑いので日傘をさしてお越しくださいね。」とお伝えしていたんですが、失敗失敗。日傘をお買い求めいただいたら日傘が2本になってしまって、帰りに差して帰れないという大誤算。たとえ気に入ったのがなくても1日我慢するぞという覚悟でどうぞ今日は手ぶらでお越しくださね。(笑)

それからパラソラの日傘、UV加工していません。紫外線対策が第一であればしっかりUVカット効果のあるお品を選んでくださ。化学薬品に抵抗がないようでしたらUVスプレーを使ってお手入れするのもいいと思います。そして曇りでも日傘は必需ですのでお忘れなく。

パラソラはどちらかというと暑さ対策の日傘。UVケアは化粧品でしっかりしてもらって、日傘は着心地のいい服のように、涼を呼ぶ道具として使ってもらえたらと思っています。

2018年5月19日

今日からパラソラ展


今日からパラソラ日傘展始まります。
昨日搬入に行ってきました。明治神宮前の駅を出るとものすごい人の多さに圧倒されてしまいます。パラソラ場違いか?と。何せ今まで静かな隠れ家的なところでずっと展示してきたので、びっくりです。でも大丈夫、交番脇の道に入るとやっぱりどこかパラソラチック。



交番のところの曲がり角を目印の写真を撮りました。曲がってからもちょっとありますが、ここを曲がれば大丈夫です。左側にあります。お向かいは黄色い可愛い建物の松田聖子さんのお店。そのお向かいで大胆ににも白いパラソル展示しています。

今日は暑くなりそうです。日傘さしてお出かけくださいね。私は朝だから、と油断したらすでに汗びっしょりです。

2018年5月18日

日傘製作中 パラソラ日傘展

いよいよ今週末はパラソラ日傘展。今回は通りに面したギャラリーなので初めてのお客様にも見てもらえたらいいな思っています。明るい色の綺麗な日傘をご用意してお待ちしています。原宿でのショッピングがてらぜひお出かけください。

今日は手作りの日傘ということで製作風景のご紹介。年代物のミシンを使って生地をつなげる仕事、『中縫い』をしています。縫っているとドドドドとすごい音なんですが、動画にするとカタカタと懐かしいような古い機械音にも聞こえます。とは言えうるさいので音量注意して再生してくださいね。ほんと、かなりうるさいです。工業用ミシンのブーンという音が出ています。二つ折りしながら縫っていくのですが幅を微妙に調節していて、ものによっては1mm、2mmの誤差で傘が開かなくなってしまうこともあるという微妙な作業です。

2018年5月16日