世田谷ボロ市に行って来ました。

お天気予報は雨。それでも諦めきれずに出かけてきました。お天気がいいとすごく混むそうなので、ゆっくりみられるかと期待しましたが、それでも結構な人出です。寒さの中、雨対策に追われながら売る人も買う人も大変です。着物屋さんはどこも人が集まっていて傘を持っているのでなかなかゆっくりみられません。
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途中、甘酒て休憩して、名物の代官餅もさほど並ばず買えたので初体験。思っていた以上に美味しくて、これは並んでも買いたい気持ちわかります。トロトロのお餅に七味とたっぶりのネギと大根おろし。熱いお茶のサービスもあって、ポカポカになったところで、本腰入れてお買い物再開です!お目当ての反物を探します。

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ビショビショになりながら選んだこちらが今日の戦利品。手前2点は自分用の手ぬぐいです。手ぬぐいは何枚あっても重宝します。後ろの3点はご縁のあったお着物。紬の着物はとても素敵なんですがサイズが小さいので、ほどいて日傘に仕立てます。あとの反物はどちらも色が大好き。こちらも可愛い傘になりそうです。他にもいろいろ買って持ちきれなくなったので泣く泣く切り上げました。お店の人との会話も楽しかったので今年は大収穫です。明日も早起きしたら出かけてしまうかも(#^.^#)

新しい一年が始まりました。

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新しい一年が始まりましたね。パラソラも今年でいよいよ3年目、そろそろ個性を出して行きたいと考えています。自分でも差したくなる大人可愛い日傘をどんどん作りたいと思いますので一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。みなさま本年もご贔屓にどうぞよろしくお願いいたします。

生地選びのポイント

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着なくなったお着物に、もう一度スポットを当ててもらいましょう。と思っての今の時期のオーダー会。今週土曜日です。ぜひタンスの整理もかねて、考えてみてくださいね。
それでは、どんな着物が日傘に向いているのでしょうか。今日は日傘の生地についてご紹介します。

▶︎おすすめなのは昔ながらの浴衣
平織りの生地がパリッときれいな日傘に変身します。木綿やサマーウールなどもいいですね。

あまり難しく考えなくても、だいたいの着物は傘に張ることができます。ただ、きれいにできあがらないものもあるので次のような素材は避けてください。

▶︎縮みや絞りなどのびやすい生地
傘は三角のコマをつないでできています。斜めの部分がのびてしまうと、ゆるゆるのだらしのない形に仕上がり本来の魅力がなくなります。

▶︎厚みのある生地
閉じて巻いたときを想像してください。重くなり実用的ではありません。太くごついものは骨にも負担がかかります。刺繍のある生地も傘縫いのミシンに通りません。

▶︎目の粗い生地
こちらも斜めに引っ張るとのびるので、ゆるゆるになってしまいます。

▶︎古くもろくなっている生地
思っている以上にパンと張るので避けてしまうことがあります。虫食いなども穴が引っ張られて目立つようになることがあります。

思いつくことを書いてみましたが、作ってみないとわからないこともあって、思いがけないものができないこともあります。安心なのは浴衣、手ぬぐい、綿ブロード。
一見上質な着物の方が素敵になりそうですが、日傘に限っては浴衣、おすすめです。ただ最近のミシン縫いのお着物は幅が足りないこともありますので詳しくはご相談くださいね。

針仕事の専門店
ワサビ・エリシ 世田谷区羽根木1-21-27 亀甲新ろ59
12/20(土) 14:00〜16:00

*ほどき料が別途かかりますので、できる方はほどいてお持ちください。襟やおはしょりの細いところはほどかなくて大丈夫です。

着物で作るパラソル 受注会

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さて、今月は着物から作る傘のオーダー会を予定しています。直接お目にかかってご相談いただける機会です。作ってみたいけど、どんな生地を選んでいいのかわからない、この着物でも作れるの?と思っている方、どうぞこの機会にお立ち寄り下さいね。

針仕事の専門店
ワサビ・エリシ 世田谷区羽根木1-21-27 亀甲新ろ59
12/20(土) 14:00〜16:00

ワサビ・エリシさんは、針仕事の専門店です。以前、ブログでもご紹介しましたが、トルコの手仕事の “オヤ” という可愛い飾りも購入できるので、アクセントにつけても可愛いですよ。着物は持ってないわという方には、生地のご用意もしていただいています。また新宿や下北沢も近いので生地屋さん巡りをしてからお寄りいただくのもいいかもしれませんね。1mあればご注文承りますので、ぜひお気に入りをお持ち下さい。ボタンもお好きな物を!

傘に向く生地についてはまた次回ご案内しますね。

寒くても日傘作ってます。

 

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来年の夏に向けて、準備を始めています。

例年の神楽坂のギャラリーに加えて、世田谷でもお披露目を予定しています。冬の頑張り次第でショップにももっと並べてみたいんですけど、なかなか追いつきません。
今までは作るのが精一杯で誠実に丁寧にお応えして行くのがやっとでした。正直なところ、1年目は材料の調達さえもままならず、1本の傘を作るのに3日も4日もかかるので、技術を引き継いでも続けて行くのは難しいのではないかと、思っていたんです。

それが2年目の今年はお取り引きも増えて、少し周りが見えるようになって来たのでしょうか、たくさんの方に応援していただいてることも実感できるようになってきました。できるだけ声をかけてくださるチャンスにはお応えして行こうと思ってやって来ましたが、ひたすら飛んできたボールをレシーブするような一杯一杯の毎日。お応え出来ずに申し訳なかったこともありました。メーカーさんの傘のデザインに関われたり、artの展示の機会も貰って、今は1年前とはずいぶん違ったものが見えています。もちろん傘を使ってくれて感想を聞けたのは2年目ならではの何よりの喜びです。展示会に足を運んでくださったり、写真を送ってくれたり、ホント嬉しい。みなさん応援してくれてありがとうございます。

これからは、パラソラならではのものも作っていきたいですね。少ししか作らないからこそ冒険できることもあるし、イメージしてるものを形に出来たら面白いかな。

クリスマスプレゼントにも。

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あっという間に12月になってしまいましたね。年々一年過ぎるのが早くなる気がします。クリスマスまであと2週間と少し。まだ今週中のご注文はクリスマスに間に合いますので、ぜひ素敵なプレゼントをしてくださいね。帰省のお土産にもどうぞ。きっと会話が弾んでくれることと思います。

落ち葉拾い

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ここのところ、週末は公園に出かけて、秋の色を楽しんでいます。大分葉も落ちて、足音もカサカサ乾いてきました。紅葉が終わると次はクリスマス。松ぼっくりは時季がづれているのか、なかなか綺麗なのが見つかりませんでした。木にはまだ付いてるし足元にも落ちてはいるのに。小さいのをプレゼント用のラッピングに付けてもかわいいですよね。

塩梅の仕事

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今日の写真は傘の内側のパーツ。傘のてっぺんと骨の曲がるところに入れます。
ピンクの生地は、職人の使う型抜きで抜いたもの。ほかは手作業で切り出しています。
私は木槌がうまく使えなくて、大切な型を痛めてしまいそうなのでこうして手で切りはじめました。
昔ながらの職人仕事を効率化するどころか逆行させてますか?(笑)
いやいや、時間がかかりそうですが、塩梅が身についてくると道具を出すより早いんです。
大量生産ではないからできることですけどね。

紹介していただきました

モノづくり大好き人間として、見逃せないのが最近各地で催されている体験ワークショップ。日傘のオフシーズンは、傘作りの幅を広げたいと、いろいろ参加しています。昨年は運針を習って、縫うのが断然早くなりました。今年は生地作りに興味津々です。

そんな中、モノづくりを通してステキな体験や試みを次々実現されている『にっぽんてならい堂』さんと知り合いました。日傘作りにも興味を持ってくださって、今回、コラムを通じて大勢の人に伝えてくれました。さてこれからどんな風に使う人と繋がっていけるのか、もっと作ることや使うことを楽しめるようにできないかと考えをめぐらせています。

image写真は二葉苑さんで行われた型染め体験のバッグです。本格的な型と刷毛をお借りしての体験です。右端が私作。好きな向きで好きな場所に染められます。

 

可愛い針仕事のお店

昨日は、世田谷にオープンしたての素敵なお店、ワサビ・エリシさんへいってきました。トルコの伝統的な針仕事を紹介するお店です。こんな可愛い刺繍、どんなおしとやかで静かな人が使うんだろうと思っていたら、笑顔で「案外、静かな人とは限らないのよ」ですって。(笑)確かに、女性はこういう針仕事をしながらおしゃべりするの大好きですものね、使う時だってそれはそれは元気ですよ。

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閑静な住宅街にあります。お向かいには人気のパン屋さん。隠れた人気スポットになりそうな予感です。井の頭線新代田駅からすぐ。詳細は店名クリックでリンクしてます。

小さなシンガーミシン

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長い間眠っていたミシンを修理してもらいました。父の使っていた初代ミシンです。ここまで古いとパーツはもちろん、修理できる方も少なくて、直らないことも多いとか。素人考えでは3Dプリンターでパーツも作れる時代、直すなら今でしょ。と思ったのだけど、まだ少し早かったみたいですね。それでも勉強になるからと気長に直していただきました。感謝感謝。

そしてついに動きました!縫い目も綺麗。

自宅用にと思っていたので、マンションでも踏める足踏みの脚を探していましたが、静かなモーターもあると聞いて、今度は自宅近所のミシン屋さんに取り付けてもらいました。台も綺麗に塗装してくれて良い感じです。まだまだ癖を掴むのが難しいですが、ミシンのカタカタとした良い音がします。糸を切る音もプツッと爽快。これで試作品は家でも縫えるようになりました。職人さんたちの手が繋がって、ミシンが復活して、そのミシンを使って作る日傘。時間はかかるけど、こういう支えがあるからこそ良い物を作って、使う人にお届けしたいとおもいます。

お揃いの日傘

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一本の反物からご注文いただきました。ご親戚へのプレゼントを手元を変えて3本の日傘に。生地が同じでも表情が変わるのが面白いですね。一本づつ使う人のストーリーを想像していると、もしかしたら年齢も性格も生活スタイルも全然違うのかもしれないし、ご親戚だからどこか少しづつ似てらっしゃるかもしれないし。上質な生地なので使い込むほどに味が出ると思います。生地の馴染み具合も個性が出そうで、育てる楽しみがありそうな日傘になりました。

 

日傘の裏側のおしゃれ

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今シーズンに間に合わなかった蛙張りを研究中です。カエルじゃなくて、かわずと読みます。かわず張りというのは骨が見えないように張る張り方で上品に仕上がりますが、最近は作れる職人さんも数える程しかいらっしゃらないとか。どうせ作るならこうした手間のかかる手仕事こそ残しておきたいですよね。なんとかマスターしたいものです。ついでに淵にレースもつけてみました。

なんと愛らしい日傘でしょう

台風一過、いよいよ気温も下がりはじめて寒くなって来ましたね。今年は10月でも日傘を差している方随分見かけましたが、服の方はそろそろ秋物と入れ替え時ですね。

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さて今日の日傘は、浴衣の反物からオーダーいただきました。絞りのような柄が入っていてとても華やかです。差し色のピンクやブルーも可愛らしくて、シンプルな手元との相性もいいですね。みなさん本当に上手に組み合わせされるので、作るのもとっても楽しいです。

ホテイヤさん

昨日、飯能のわたなべ画廊で開催中のオーライタローさんの個展へ行ってきました。作品をみていると絵の中にタイムスリップしたような気持ちになるので、人のいない昭和の建物の中を冒険してきたような不思議な時間を味わってきました。(青い文字の部分をクリックすると展示作品にリンクします)

その中の一つ、傘屋さんが画廊の近くにあるということで、帰りぎわオーナーさんが近くまで案内してくださいました。せっかくなのでこのまま通り過ぎては勿体無いと、思いきって訪ねてみました。

残念ながら店内にはほとんど傘はなく、提灯がいくつも置いてあります。傘屋さんは季節商売なのでシーズンオフには傘以外の商品と合わせて営業しているところが多いのですが、それでも提灯とはまた変わっています。聞けば仕入先が減り、取引先だった大きな問屋も無くなってしまったので、今では修理は少しするもののほとんど傘はやめて、お祭りの提灯を描いているそうです。可愛い店構えなので傘がなくてとても残念です。傘がびっしり並んでいた頃を想像すると店内だけでなく人通りもあって、町にも活気があって賑やかだったことでしょうね。うーん、小さいお店屋さん、もっとこれから復活してくれないかなぁ。

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手ぬぐいで日傘

2種類の手ぬぐいでご注文いただきました。手ぬぐいで見た時は、斬新な組み合わせに思えたんですが、仕上がってみると、落ち着いてとてもいい感じです。丁度作っていた日に着ていた服が、この日傘にとっても似合う気がして、私も欲しくなってしまいました。

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着物美人を想像してます。

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着物屋さんからご注文いただきました。近江ちぢみです。普段お着物はデッドストックやリフォームで作っているので、高級品はドキドキです。ましてや生地がいまだかつてないほどギリギリしかありません。傘にして伸びてしまわないか、裁断間違っていないかと心配しましたが、無事に気持ち良く仕上がりました。流石に触り心地が素晴らしいです。サラッ、パリッでとても涼しそう。どんな着物美人がさしてくれるんでしょうね。

写真を取り忘れて、送っていただきました。ありがとうございました。

ゆりかもめに乗りました!

image今日もい〜いお天気です。東京ギフトショーへ行ってきました。日傘専門店のパラソラですが、今後関連商品も置けたらいいなと考えています。まだもう少し先になりそうですが、パラソラらしいものをと思います。高級素材か、雨傘か、小物か、手作り品か、なかなか考えがまとまりません。

涼しくなりましたね

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関東地方、今日は清々しいお天気になりました。
日傘作りもそろそろ一段落で、今日はお洗濯休みです。(笑)
こんな自由がきくのは自営業のいいところ。ベランダに洗濯物を広げて蝉の声を聴きながら大掃除しています。涼しくはなったものの、まだ日差しは強いので買い物には日傘が手放せません。子供の頃の夏休みはこのぐらいのお天気だった気がします。

日傘は何のため?

「何のために日傘を差すんですか?」こんな質問をネットで目にしました。傘店には日傘を差す人ばかりが集まるので、私には目からウロコの質問でした。日焼けをしないためとか、お嬢様や美人が差すものと思われてる説もあるようで、日傘に対する思いもいろいろあって日傘考、なかなか奥が深そうです。

さて質問の答えを考えてみました。
最近UV加工の日傘が増えてきましたが、紫外線を避けるためなら、曇りの日も断然差した方がいいです。しかしほとんど曇りの日は日傘を見かけませんね。案外みなさん紫外線よりも直射日光を避けたいのかもしれません。眩しくて手をかざして太陽を避けるより日傘は簡単で効果的です。同時に暑さも楽に凌ますから、子供のように熱くなった頭に水をかけるなんてこともしないですみますしね。(笑)
いづれにしても、まだまだ暑い日が続きます。熱中症対策にも一役買ってくれるのではないかと思います。image